首から下が私の運命なら
首から上はそれに抗うってことでいいですか?
例えば春夏秋冬のように不安がってても夏になるし冬になる
だからよ首から上が抗うんだよ
ばーか 死ね
日差し最高かよ何枚も写 ....
谷底から
這い上がって来る強風は
この山の頂きで
ぽそぽそと降る雪となる
郵便脚夫のこの俺は
向こうの国に郵便を
届けにこの山を
越えねばならない
いかにも陰気な顔をして
日に日に何 ....
足で漕ぐのは
オルガン
という名の舟

音符の旅
息でつなぐ
ときおり苦しくなって
とぎれる
生きていたという波の上
気配だけになった猫
ふんわり鍵盤の上を渡る

秋の日は
 ....
垂直尾翼より
右側にはたくさんの人々
左側にもたくさんの人々

まさか
右に傾けば戦争?

まさか
左に傾けば内乱?

何もなくても
毎日人は死んでいる

垂直尾翼より
右 ....
黒板の側に新しいチョーク
ピンクの口紅が綺麗だから
塗ってみたかった鏡の前で

公式に当てはまらずに余った
この感情は消せない気がして

はみ出す度に未熟だと解る
自分の心が揺れている ....
私はまさに根のない草だった。
飲食店の厨房の仕事を転々と渡って歩いた。

三十歳に手が届く頃は出身県の県庁所在地の街で働いていた。
そこはパブレストランで駅ビル周辺の繁華街にあった。朝七時から ....
秋が来た
焼き芋の匂いがする
秋が来た
さんまを焼いている匂いがする
秋が来た
銀杏の匂いがする
秋が来た
金木犀の匂いがする
秋が来た
香りで秋を感じる
そんな秋
落ち葉を踏み ....
箸よ、おまえは美しい

未熟な身体で生まれ
生死の境を漂っていたわたしが
ようよう生にしがみつき
お食い初めをしたという
小さな塗り箸よ

遺品整理をした
そのときに
うやうやしく ....
お前らが悪いんだよ俺は昨日から一睡もしてないんだお前らがあの女を殺したのに警察は俺を疑った留置場の中で俺はお前らを恨んだぶっ殺してやるって思った結局あの女は自殺だったんだろ俺はお前らのせいで長いこと警 .... ずっと探している

賑わう街の雑踏で

夕陽に眩む電車の窓際で

部屋の隅で

ずっと、ずっと探している

私を知る誰かを

私を愛す誰かを

特別な、誰かを

ずっと ....
誰に語るということもない
老いた人の呟き、そこに何があるのか
そこに道がある、人の来た道がある
ふたりの兄は死んだ、戦さで死んだ
だから戦地に送られなかった
兄たちは勉強が出来た、友人が多か ....
細胞の中で狂気は水棲生物の卵のように増殖を続けて、そのせいでこめかみの内側は微妙な痛みを覚え続けている、尖った爪の先が終始引っかかっているみたいな痛み―軽い痛みだけれど忌々しい、そんな―俺はい .... 父の夢を見た。
背広を着た元気な頃の姿を。

頭を撫でられて
何か言いたげに口元が動いても
声を聴くことは叶わない。

目覚めたら
今日は私の誕生日であることに
気が付いた。
日々 ....
妹がママになると判った日
母の手を取る彼女の傍らでは
今は亡き父が佇んでいた。

孫の誕生を共に喜び
元気で丈夫な子供に育つよう
そっと見守り続けているかのように。

私はほんの一瞬
 ....
待ちかねていた
陽の射さない
真冬のバス停

一人 二人と
去り始め
待ちかねているのは
まっている私と
知らぬ間に
尾行してきた
黒い影

ちゃりん ちゃりん
鈴が鳴る ....
僕の部屋に友を招いて
ゆげのぼるお茶を飲みつつ
「マイナスをプラスに変える術」を
語らっていた

 どすん どすん

窓の外に、切り株の落ちるような
物音に耐え切れず
腰を上げて、外 ....
その小さな洋食屋はオープンキッチンになっていた
店内には四人がけのテーブル席が三つとカウンターに椅子が五つつ並んでいた。
マスターは二十代半ばの男性で、その街に独立して店を出す前は都心の割りと大き ....
昔、まだ将棋ソフトが人間に敵わない時代
インターネットの将棋サイトに
1人の天才が現れた
その名をdcsyhiと言った
プロも匿名で多数参加している中で
信じられないほど圧倒的な強さだった
 ....
恐竜の顔みたいな顔をした女の人が携帯電話でガオーと何やらどなってました。最後は『あなたお名前は?』と言ってました。
私はどんなときに、何の顔みたいな顔をして怒っているのか?笑っているのか?眠っている ....
光が充ちて来る
悪夢の奥から
光が充ちて来る

足場は崩れ
まさに死の淵
その時肩を揺すぶられ
目覚めて見れば顔が浮かぶ
灰色工員帽と蠢く闇
部屋の白壁が唐突に
無機質顕にのっぺら ....
『何かが足りない』

探しても探しても
『何か』が分からなくて
満たされない心は
空っぽのはずなのに
わたしの身体は日に日に重くなる

どうしてだろう?
いつ落したのだろう?

 ....
バスには乗り遅れてしまった

あこがれも置き忘れ

古びたベンチで一人

溜息をつく

それでも天を見上げて

両手を差し伸べる

なぜだろう

夢は終わったのに

と ....
瓦が白く光っている

烏が一羽とまっている

広がる朝の光の中を

烏と瓦が交わっている

互いの輪郭守りながら

光の海を泳いでいる
美術部の課外授業でフェルメール展に行く

入り口で点呼を取り各々好きに見て回り解散という流れ

一人の学生がとてもゆっくりとした足取りで

丁寧に絵を見て回る

絵画の技法に詳しいわけ ....
あなた、詩人に向いていないと実力のあると評価されている
無冠詩人に真面目に「告白されて」もそりゃ困ってしまうま。

今まで隠していましたが、私は詩人ではありません(笑)

なので、遠い将 ....
煮込んでいるジャガイモを
箸で仕留めて目玉を二つ
描いただけの顔

人参に寄り添い聞く耳と
しゃべる口を与えてあげようか

玉ねぎと仲良しだから
いつも涙を流して空を見上げるよ

 ....
空から水滴が無数に堕ちてくる
違うか
落ちてくる

あれは地球の涙だなんて
普通に生活してたら思わないだろう

だけど
毎朝
毎日
毎夜
蟻みたいにに詩が湧いてくるから

雨 ....
実は私
48歳の中年男性なんです
昔から女子高生に憧れていて
ブルセラショップで
セーラー服を購入して
着てみたけれど
鏡に映った姿は化け物そのもので
悲しくなって止めちゃったんです
 ....
 窓辺に石を置いて。

 太陽の銀の腕が頭の上をかすめて、ぼくは聴いている。耳
のないきみもまた、同じように。高速道路を走る軌道トラッ
クが光を遮って闇を目指していた。オーガンジーの彩に……。 ....
君と食事をしていると
箸がこぼれる
皿がこぼれる
テーブルがこぼれる
椅子がこぼれる
食材だけがこぼれずに
宙に浮いている
立ち上がった僕たちは
手で食材をつかみ取り
お互いの口に放 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ゴミ[group]moote018/11/5 19:12
郵便脚夫ひだかたけし6*18/11/5 16:45
秋の部屋/えあーぽけっとそらの珊瑚2218/11/5 9:10
葬列腰国改修2*18/11/5 8:47
教室ミナト 螢1*18/11/5 8:17
節子という一人の女にこたきひろし218/11/5 7:07
秋が来たよ、ねえ、秋だよそらの とこ1*18/11/5 2:33
一膳の箸へのオード帆場蔵人7*18/11/5 1:07
死ねカスども[group]moote118/11/5 0:07
さがしものたいら118/11/5 0:02
呟き帆場蔵人418/11/4 23:35
狂った文字盤の針にもグルーブは隠れているホロウ・シカ...5*18/11/4 22:51
私の誕生日梓ゆい118/11/4 22:01
家族のキズナ218/11/4 21:55
錠前ナンモナイデ...8*18/11/4 21:41
野球少年服部 剛418/11/4 19:58
店内の明かりの下でこたきひろし318/11/4 19:29
dcsyhi花形新次218/11/4 17:28
何の顔腰国改修2*18/11/4 15:56
ひかりひだかたけし8*18/11/4 15:16
空っぽに飢える卯月とわ子318/11/4 15:05
日没あおいみつる13*18/11/4 12:48
朝の光景ひだかたけし7*18/11/4 11:16
美術館りゅうさん2*18/11/4 10:12
● 詩学 詩とは何なんだろう ●足立らどみ318/11/4 10:08
肉じゃがミナト 螢2*18/11/4 8:39
日記みたいに詩を投稿してこたきひろし418/11/4 8:04
きみこ(仮名17)花形新次118/11/4 7:42
朝の窓辺のスケッチ春日線香3*18/11/4 6:56
食事をする葉leaf118/11/4 6:09

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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