家は子供たちの純粋な土台と
好奇心の屋根で建てられいて、
そして中身は日々集められ、作られる。
ある日には友達との遊びの庭になり、
また人形たちとの会話の丘になり、
ま ....
蒼いテントが揺れている
ドーム状の岩峰が聳えている
真っ黄色な空!走る稲妻!
強烈な雷鳴、耳をつんざき
落雷の波動、脳髄を貫く
割れる、割れる、割れる、割れる
この大地!
....
山をのぼるたびあたりまえのことだが
生き物いがいも存在しているこの世界に
山が石で岩でできていることをおもう
日本でにばんめに高い山は北岳だ
連山にあるのに富士山より孤独な ....
誰にも見ることのない深淵で
それは気づくこともない隠された場所で
寿命を終えた星の残骸を探すと言うことだ
望遠鏡をのぞくものには
とても美しく、そして寂しく思えても
それはとっても遠くにあっ ....
孤独って やだなあ
最近の君の口癖
孤独ってさ 結局
誰も信じられないってこと
ちょっとさ いろいろあって
結局さ
中二病のガキどもと
全然変わってないんだよね
いい歳をしたオ ....
金色の朝
私たちは思い違いをしている
実在、スープの値段、猫の恋、明後日の天気など
あらゆる角度に突き立てた仮説がもはや球になって
設計され、建設され、実用され、朽ちてゆき、修繕され、 ....
命が二つか
人生が二回か
ロボットのような再生可能なAI1か
永遠なる宇宙か
深遠なる宇宙か
未知なる宇宙か
幸せか
不幸か
普通か
まじめか
素直か
バカか
....
流れてゆく
流れてゆく
二度と無い今日が
流れてゆく
僕は今夜ここで
(小さな舞台で朗読する
新宿ゴールデン街の老舗「ひしょう」で)
何を待とうか
星の無い夜空を仰ぎ
あて ....
アスファルトの下に張り巡らされた
地下鉄を降り、改札を抜けて
無表情な仮面の人々とすれ違う逆流は
生ぬるい風になり
この頬をなぶる
だが、視える
人波の間を分かれゆく
目の前の道 ....
雪のふりつもる音を
私の耳はとらえているのだろうか
青い夕暮れに白い雪ぱらぱらふるふるもっとふれふれ
夜 雪は少しの光を乱反射してほのかに明るく
しずかに しずかになっていくけれど
....
見交わす、
立ちのぼる、
瞳の中の揺らめく樹木
私たちは、いま、もっとも生きている、ということ
強い風に吹きつけられる
一匹の猫が
民家の塀を
豹の速度で駆け登ってゆくさまが見える
掠 ....
1
貴方は何でも知っているような
気持ちになって明日を迎える
僕には貴方が分からないから
一生懸命、観察している
すべて心開きたいさ、そりゃ
何事も気にせずに歩いてみたいさ
Bo ....
灰色の寂寞に粉雪舞い
無数の記憶と思い出が
白く吐き出されては消えていく
雪の降る街を 雪の降る街を
哀しみだけが追いかけて来る
ドラマは
幸せな終わりかたで
幸せが始まるところで終わった
わたしは
幸せな終わりかたで
ドラマに浸った幸せが終わった
幸せな終わりかたで
幸せが終わりなのだ
タブレットを口へ
冷たい柑橘の匂いが鼻腔を満たす
雪の爪が
空の扉に描く
冬
生まれ故郷の風景、あのころの
笑顔………
オレンジ色の陽射しが
寒くて寒くて震えているこころを
....
左側の
下から二本目には
幼い過ちが
絡みついている
右側の
上から四本目には
小狡い鳥が
棲みついている
左側の
上から三本目に
温かい実を
結びつけてくれた人
....
【1】
黎明の森に緑がさらさらと揺れている。
心の奥であぶくが湧いている。
しまい忘れた情熱が青く光っている。
誰かの夢と同じように。
【2】
闇の中を蠢いていた不安は、 ....
時間が尽きるって
どういうことなンだろうね
別れの時って
そういうもンだろうかね
昨夜は大変だった
息苦しくて
ふらふらしたし
ただぐったり横たわってた
でもなぜか
清々 ....
場所は何処でも
笑顔があれば
愛の空間になる
寛げる場所は愛でいっぱい
ずっと過ごしていたくなる
辛いことがあっても
悪いことがあっても
乗り越えられる
愛の空間は居心地が ....
肉食獣でも
羽虫でも 沢山の
生きる為のエネルギーを
捕食でやっと満たしてる 僕らは
人らしく 生存欲求だけじゃ
もう満足出来なさそう
とぼ とぼ 揺れる
帰宅の行進にwktkする ....
メガネをはずすから
いけないんじゃない?
どれだけ好きなのかの実験を
いつやるのかを
待っている
負けないはず
あなたの優しいところ
あなたのほのぼのとしたところ
あな ....
いつまでも、直らない、
おのが、おのの肉を、喰らい千切る、
悔恨の、
獅子、
もう一度壊して、
また、再合成、
しなければ、ならぬから、
それでも、
正当性を含んだ、
筋繊維で、
....
あゝ、わたしの枕元に
瑞々しい橙を置いたのはだれでしょう
橙の一つ分、ちょうど掌に一つ分の匂いが
わたしを空に誘います
いつかの夕陽からこぼれ落ちた
橙が
たわわになった
樹々の間を ....
ごぅごぅと言う風と戯れながら
花たちが散り舞いゆくのです
種子は風や鳥や虫に運ばれ
あの町で咲きこの街で咲き
それを見た人たちの心にも
花が咲き乱れ赤、青、黄、
赤、青、黄、花が咲き乱 ....
なぐさめるなんて性に合わないね
お酒に飲まれるなんてらしくないね
明日は雪らしいよ
都心はてんやわんや
去年はすごかったね
手すりに積もった雪が
滑り台からスルスル下る
でも背の高い花は ....
フルートを吹く君の横顔が
紙袋によく似ていたので
ぼくはおもわずクロワッサンを詰めたくなった
取手のない、閉じるときは口を折るだけの
簡素な作りのやつさ
官能をおびやかすものが
永遠に悩み ....
人工知能ってイスに座れないらしい。
ハードから見れば「臀部」が存在していない。
ソフトから見れば「疲れ」を知らないということ。
ゲームからすれば「イス取り」をプレーしたことがない。
....
マスクに包んだ
内緒話で
毒抜きをしてる
唇に何故
チューリップ色の
花が咲くのか
這い上がれ
地上で黙する者よ
線路の外側を
守ってるから
命は雪崩を
起こさなくなる
....
終点、固まる背中に
血が流れ出す
ドアが開いて
足を出す
痛めつけるような空気
この匂いは知っている
満腹のオリオン、を
好きになれなかった
確信があって
不安も ....
そうなんだ
至らない頭を補ってるんだ
呼びかけて
声張って
どこにいるかも分からない
暗いほうへ
ねえねえ
返事してよ
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