かつて、そして、今の連続に立ち込める不穏な心配とやらを拭う術を私は持ち合わせていない。だけど私は前へ進んでいくしかない。
私は一瞬一瞬の勝負に負けたのかもしれない。
一瞬一瞬の不穏な空気にやられた ....
きみは怒りの沸点が決して低くはないぼくを
一度といわず二度怒らせた
一度は済し崩し的にぼくはきみを許した
でもきみは一年の空白を超えて
謝罪すらない二度目の怒りを忘れたかのような
突然の ....
小学校の担任は若い女先生だった
その日先生は家庭訪問をして回った
田舎の学校なので、田んぼと畑の間の道を自転車で回った
一日では終わらないので何日かに分けて回った
その日先生は家庭訪問の途 ....
少しずつ暑さは何処かに消えて
秋めく気候が顔を出す
薄い季節から
濃い紅葉の季節に
移り変わっていく
秋の空が広がって
気温が徐々に下がって
山々が賑やかになる
秋めいてい ....
神は言った。
「オマイ達に未来などない。」と。
では、神は死んだ。も同じ事じゃね?
季節外れの西の果ては、それでも虫けらにもパンと葡萄酒が与えられる。
定辺かける高さ割る2の世界で
直角三角形90度の硬さ
二等辺三角形底辺の落ち着き
正三角形平等に
それぞれの世界の中で
感じることを大切に
死んだってなんにもならないよ
そう云うこと自体が
きっともう枯れているんだね
魂の灰皿に
誰かが灰を落とす
ねえ
死んだって何にもならないよ
魂はもう死んでいるけれど
ボク ....
太陽に焼かれた眼を
月明かりで癒す
繰り返し繰り返される
無味と乾燥の日々に色彩はなく
好きな人はいた
嫌いな人もいた
だが
多数を占めるのは
どっちにも分けられない人たち ....
長い夜に溶けて
私は朧月夜の墨絵
どうして生きて行けましょう
昨日まで歌ってた虫さえ
今夜は孤独にする
窓を少し指先だけ空けて
冷たい空気を誘い入れて
毛布を包み込んで
自 ....
柳の下で雨宿り
枝が雨だれのように
頬に跳ねていく
雨音は風の音
妖精のいたずら
僕は一人なんだ
妖精さんも一人なの?
ずっと雨宿りさせてよ
話したいことが
....
アムステルダムの妖精の想い出
第1話「アンネ・フランクの家」
生きていればまだ80歳の
お友達の話を聞いて欲しい
初めて逢ったのは
誕生日だった
だってプレゼントを手にして
....
青いろが、水いろとどんなに似ていても、
空には雲がうかんでいる。
わたしは蜂蜜をとるために登ってく、
……そう。蜂蜜をとるために、
青いろが水いろとどんなに似ていたとしても、
空 ....
柿の木ひとつ、実をつけた
柿の木、風にゆられます
柿の木ふたつ、実をつけた
柿の木、雨に濡れてます
柿の木みっつ、実をつけた
烏がそれをついばんで、
柿の木よっつ、実をお ....
貴女のはげしい想いを、
わたしのなかにおとしてください。
わたしのなかできえていった、
なにものかがふたたび息吹をもつように。
貴女の大人らしく澄んだひとみから、
するどい ....
緑の木葉が揺れている
私は大きく息をする
一人の孤独なわたくしが
初秋の大気を思い切り
吸い込み、黄金の日輪のなか
自らの不安定さをのりこなす
よすがを必死に探している
広がる雄大な ....
缶ジュースの
プルトップを
引いたら
覗きたい明日が
あるということ
光と闇に
折り目を付けるまで
緩くなった
ジンジャーエールが
騒ぎ方を
忘れていくけれど
逆さま ....
タイムマシンとタイムマシーン。
伸ばし棒の分だけ、遠くの時代へ。
震えが止まったから
詩を書こう
今日は雄大な青空が広がっているから
その素敵な一瞬の光の下
年老いていく日々残余を祝福し
孤独死すら受け容れる
そういう人に私はなりたい
....
瞳の奥の炎が揺れて
捉える差異、収集する印画紙
あなたの心は何処にもないし
永遠はわたしの中にもない
向日葵が項垂れ色を失っても
奪えない若さ、その感覚、愛を
運命のように色付けた
....
ありがとう。
いままで私にかかわってくれた、人たち。
しあわせになるね。
コンビニのレジで
その人は買い物の会計をしてもらいながら
周囲にわからないようにして
店員の女のこに
小さく折り畳んだ紙を渡した
という
女のこは一瞬困惑した表情をしたけれど
直ぐに ....
それはすぎたこと
ながすぎもせず あきすぎもせず
それでも、激落ち君で鉄板を磨いては、
天を直撃する夢を見るウナギの略奪愛の様に彷徨えるよね
巴里。巴里。
黒塗りの巴里にはチップ ....
目覚めると、先ほどの光景が記憶の片隅に消えてゆく。
天井に向かって手を伸ばす。幸せな記憶を逃がさないように。
それはするりと僕の手をすり抜けて記憶の彼方に消えてしまう。
もう無理だよ ....
言うまでもなく、言葉は万能ではない。僕たちの言葉による意思伝達は、ほとんど奇跡と呼んでも差し支えないほどの、言葉の周囲をめぐる曖昧な了解のうえに成り立っている。もしかしたら、そんな気がしている ....
のいちきれすきころてんする
せいしんめっきんはわんだーにて
ろってんのぽいしんは
のうてん
いや、のうまんの
うてんで
うまうまして
にんげんのほんいとして
それはゆるされないような
....
自家中毒の記憶が熱をもって現れるとそのまま今ともつれ合って連なり転がって床に触れたところから声も出さずに死んでいくひとつひとつの細胞の悲鳴を拾ってコードを記録していく中で生まれてくる音はノイズと名 ....
effacé une fois,
et posté encore
マイニチマイニチ
コウジョウハ
セイサンシマス
サギョウインサンガ ....
診療明細票から注射薬の名前を調べ
症状をグーグル検索して
今日のお医者さんの処置はあってる
と思った
暇人と自称詩人の関係を
調査した結果
暇人の集合と
自称詩人の集合が
全く同一であることが分かった
自称詩人の集合の中には
ジジイ、ババア、ニート、バカ
イタイ奴が存在するが
暇じゃな ....
最後に 君の指先に
キスをしたのは
「あいしてる」
という言葉が 言えなくて
736 737 738 739 740 741 742 743 744 745 746 747 748 749 750 751 752 753 754 755 756 757 758 759 760 761 762 763 764 765 766 767 768 769 770 771 772 773 774 775 776
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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