片隅の誰も留めない花壇
生き方が乾いたから
栄養を蓄えたおなか
誰も気にしない暗い道端と
タイヤ痕のマリーゴールドの香り
ひらひらと蝶が日光に瞬く

あのこのアンドロメダの鱗粉を
気孔 ....
あなたのどこらへんに
どんなふうに、毛が生えているのか、
体中を辿りたい。
その冒険に連れて行ってよ
ダーリン、早く。
{画像=190925000437.jpg}


{引用=
言葉とイラストの組み合わせで詩を作る試みも結構増えてきました。…そして題名。
画家マグリットのことを調べてて、絵と題名(絵と全くあっ ....
涼しくなってきて
タオルケットは要らないね、と
主人に言われ

久しぶりに晴れた

大量の洗濯物が
強風に煽られて
飛んでいきそうなくらい、
煽られて、煽られて

物干し竿がしな ....
 
自由 一種の虛榮

ピロティの狂氣

左利きは可視性を證明する

永遠は變化する 鹽辛く



パーティーが祕匿する有罪

のどの渇きが現實を挑發する



夜は ....
少し、涙が流れたり
少し、ため息がこぼれたり
それでもこの気持ちが救われることはなく
感情の矛先を探しては虚しさが募り
心を失いたいと願うのみの{ルビ時刻=とき}は
緩やかに過ぎてゆくが
 ....
オーケストラの調律は
音程の不安定なオーボエが担うという
理由はただオーボエの音が大きいからだ

その440HzのAの音によって
オーケストラのすべての楽器は調律されるが
そのAの音が正確 ....
猫という言葉は
ねぇ、という粘土と
こぉ、という理不尽で
出来ていて

ねぇあんた
こぉひぃでも飲んでいかんかい
と読めないでもなぃ

そりゃあんた
無理があるよ
ってまぁちゃん ....
太くて固い針金
曲がってしまったら
元には戻らない
無理に伸ばそうとしたら
今度はジグザグに
どんどん増える曲がり角
真っ直ぐにならないなら
割れてしまえばいい
ガラスの心のほうが ....
病院の窓から見えるのは遠い山
今頃はコスモスが綺麗ね

見に行きたい今年はもうだめね
来年は行けると先生は言うけど

私のからだは軽くなるばかり
花が見たい 私は花のこども

 ....
宝石のような冬いちご
ウサギが欲しそうに
プロポーズをするの?
大きく跳ねて
月まで跳ぶつもり
小麦色の月の粉
篩にかけて
光の生地を焼く
冬いちごを挟んで
ウサギは告白する
 ....
駅前の信号の青の中を
ホテルの前で屯する入り女の白い手招きを
ビジネスマンの眼鏡の先を
赤いジャンパーの男のポケットの音を
渡り歩いて辿り着く エビス屋のテーブル席

器に盛られたカルパッ ....
呑み込もうとする強風に生きてきた今までが夕闇の中へ広がって胸に湧く蛆虫が首筋を通り冷えていく死体の裂いた腹の中にマッチを差し入れて今朝クーラーボックスの中で俺と握手をして別れた 一人で座った
公園のシーソー
地球にバレッタ
留めて夜の帯

動かないままの
時間の中で

あらゆる言葉が
社交辞令に
変わってしまう前に
言おうかな

季節の色だけ
増え ....
失恋した。
でも、いま、もう未練はない。
昨日の午前中は、絶望の中にいた
けども、私はいま、
希望の中にいる。
幸せだ。
生命線の終点に爪で強く印をつける。
心の弱虫を追い払う、僕だけのおまじない。
悲しくてふるえるとき

あんまりみじめで

ひとこと言いたくなるようなとき

頭がひりひりするよ

がまんするのが答え?

ばくはつするのが答え?

だれも傷つけたくないのにい ....
やすらかな、静けさと麗しさのかたよりのなかで、
彼はそっと目をしばたいたの。
そうして楽器を叩く。
若い彼は楽器をたたく。
 
塔のそとでは風がながれ、
落ち葉をはこんでゆく。
湖にしず ....
やわらかな嘘につつまれていても、
ええ。きっと、それがいいと想う。
 
ひとふさのぶどうは湿り気をもって、
描かれることを待っているように。
 
ひとふさのぶどうはあたたかな冷たさで、
 ....
先程戻られました
居られないようですね
事務所に行くとおっしゃってました
そうですね、秋の風はひどい匂いがしますね
こちら休憩室
厚生棟休憩室です。オーバー?

喫煙室を見てきます
 ....
夜明けの街を自転車が
自転車に乗って走って行く
やっと夢がかなったのだ

自転車にしか経験できないこと
自転車でなくても経験できること
それらすべてを
貧弱な荷台に積んで

やがて世 ....
 
| | - > | | O ´ / 川 ラ ? ⎿ @ 手



雨 季

内 科

納 豆 表

炭 泥 菅

? 2 cutter

野 出



 ....
月の夜にはからすが舞う
かけたままの心には蟋蟀が鳴いている
無垢な地図帳には地番がない

条件は
いつだって
みたされないものだ

要件は大概なおざりにされ

描き続けること
想 ....
目が覚めた
起きた
とりあえず歯をみがいた
水のんだ
今日は仕事かもしれないし
休みかもしれないし
学生かもしれないし
生まれてないかもしれないし
いや
生まれてないことはない
今 ....
適度なストレス

過度なストレス

どっちにしても

ストレスは捌け口を探している

病気の原因の六割は
ストレス

ストレスは捌け口を探している

ストレス

セッ ....
キラキラキラキラと輝く水平線は遥か彼方

あの辺りの海底に
父は沈む
母も沈む
ふたりの姉も沈んでいる

そんな筈はないけれど

遠く海を眺めていたら
そんな幻想に襲われた

 ....
優しくない私は
救いようがなくて
自分でもほとほと
呆れてしまうくらいで
そのくせ見栄っ張りで
礼節をわきまえてる
ふりをしてみたり
人前では決して
涙を流さずにいたり
取り乱して声 ....
祝日は自称詩人の
クソ投稿が多いな
ん?でもよ
祝日なんて
自称詩人には関係ないだろ
毎日が祝日みたいなもんだから
いや、違うな
祝日じゃない
呪日だな
パッと見
似てるけどさ
 ....
私は薬じゃない
私は道具じゃない
なのに人が私を求める
私はただの人間なのさ
困っているものに
手を差し伸べてるだけ
そんな私を皆は害と言う
皆が勝手に依存してるだけ
苦しそうだから楽 ....
あなたの庭に
花を咲かせる
空の色をした花を

あなたにあげるよ
摘んでごらんよ
空色のハーブを

あなたは風の心
水のように隙間なく
満たしてくれる

あなたの苦い葉を
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
乾いた花 #2ふじりゅう019/9/25 2:13
冒険杏っ子219/9/25 1:21
アイドルと武道館[group]ふるる2*19/9/25 0:13
真昼の情事愛心119/9/24 23:24
静物[group]墨晶019/9/24 23:11
それだけのこと坂本瞳子019/9/24 21:48
調律HAL3*19/9/24 21:27
言語の晩秋パン☆どら219/9/24 21:12
ハリガネの心丘白月119/9/24 20:42
妖精と蜘蛛のプレゼント019/9/24 20:41
妖精のワッフル019/9/24 20:41
為平 澪219/9/24 19:24
クーラーボックスの中で奥畑 梨奈枝219/9/24 17:30
ピリオドミナト 螢019/9/24 16:52
失恋杏っ子019/9/24 16:10
おまじないクーヘン4*19/9/24 12:27
つらい思い出函館ドラゴン119/9/24 11:00
la_fem...2*19/9/24 10:35
ぶどうのつかいかた2*19/9/24 10:34
こちら厚生棟休憩室です。オーバー?竜門勇気1*19/9/24 10:28
魔法たもつ219/9/24 7:05
風景[group]墨晶2*19/9/24 2:50
月夜には梅昆布茶14+19/9/24 0:42
ミラクル次代作吾019/9/23 23:53
ストレスの捌け口こたきひろし119/9/23 23:52
海を見下ろす空は高く119/9/23 23:07
乱調、音程は保ちつも坂本瞳子3*19/9/23 22:09
呪われた日々花形新次219/9/23 21:41
イネイブラーリィ019/9/23 21:23
チコリーの妖精丘白月019/9/23 20:32

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