老婆が手押し車で
自動車がなければ生活できない
田舎の道を歩いている
どこから来たのか
どこへ行くのか
始まりも
終わりも見えない
一人ぼっちで
寒風に吹かれて、それでも
歩かなくて ....
 
 
冷蔵庫の中から動物たちの鳴き声がする
中に動物園が出来たらしい
食材などに用があったのに
動物や檻の合間を縫って
上手に取り出せる自信がない
仕方なく、冷蔵庫の隣で
キリンの口 ....
ちんちんは生えてるんじゃなくて植わってるだけだよ。
だから抜きすぎると本当に抜けちゃうから気をつけてね。
ケモノに呑み込まれる

わたしという存在が

身動きとれぬまま

呑み込まれ

渦の中

闇の中

焦りと 苛立ち

頭は混乱するばかり

奴の胃袋なのかで

もが ....
吹雪の夜明け
見知らぬあなたからの
着信

もう一度踏み出そう
未来が
ホワイトアウトなら
地図も不要の
幸運
さよならをした次の日に歩く
理由や目的を置いたままで
いつの季節も薄着でいい
心臓の距離を確かめるために
生きている人に近づくよ
シャボン玉の帽子を被ると
お揃いの家族みたいで
割れたら ....
ビーナスを抱く貝殻の形
あるいは軟らかい耳
砂のどこかに

解読してくれるのなんか
待てない

水平線に
眼を凝らしても

足跡は
波に吸われ
風船は
萎んで落ちるだけ

 ....
知ったかぶりして
その頃キミは生まれていない
そう言われたので

ボクはその頃死んでいて
あの世から見ていましたと
言ってしまった

斜め前の先輩が
指を立てて口に当てた
足を踏み出すごとに
太陽がとじこめて
スクリーンにうかびあがる今
流れていくコマのスピード
地平線の真ん中
守られて
回転する序曲の韻律はすべて逆さまだ、首を傾げたって上手く読み取ることは出来ない、そんなときは頭で理解しようとしないことだ、頭で理解すれば理屈っぽくなるだけだ、イメージを読み取るのさ、まんざら素人で .... 窓の外を眺めていると
パトカーが踏切のところにいて
(はっ、
シートベルトをしていない)
一瞬焦って
あっ、これ電車だ
(大きくなった胸の鼓動が
ひとつ空振りをして
楽しみにしていた僕 ....
裏切りが
怒りが
失望が
ふっと静まる
この白い部屋で、
思いは萎えて郷愁が
弱った心に押し寄せる

遠い山のシルエット、
駆ける友の背を包み

それぞれの場所で
背負わされた ....
正月が終わるころ、
いつとなく思うことがある。

母の島へいってみたい、
そう思う。

オレさえ生まれてこなければ、
兄と両親は、
幾度となく島に、
かえれていただろう…

 ....
新月の夜。

自分の過去生が思い浮かんだ。

牧草地で羊の数数える仕事してた。

未開の地は、平和だと思われるだろうが、お隣さんや家族に気をつかったりとあなた方現代人と何も変わらない。
 ....
 
 
店員さんが運んできたコップの中に
凪いだ海があった
覗き込めば魚が泳いでいるのも見える
こんなにたくさんの海は飲めそうにない
先ほどの店員さんを呼ぼうとしたけれど
彼女なら里に帰 ....
ニュースが流れてきた。

約20歳年上の妻を60のの男性が絞殺。と書いてある。

その男性は、妻にとって家事から何でもやる自慢の夫だったと。

いろんな思いが交錯した。

最後のとき、 ....
白い螢の舞う朝に
人魚たちは孵る
顔の裂け目から一斉に現れて
辺りの言葉を食い尽くす
囁きも擬態語も残らない
煽情の尾鰭 くねり
思考のすべてが
白い泡に包まれる


望遠鏡の前に ....
つめたい雨が降っていてね、
つめたい過去がつめたい手ざわりで、
 ふれてくる。

つめたい雨が、冬の雨が、
 降っていてね、
 この心を濡らせばいいと。

あなたのその頬に滴らせて、
 ....
 海のように、そこに沈んでいく。でも今は、閉ざされている。……の多い、手紙のように。遮絶するそれらは、わたしたちを人であらしめるもの。──神? でもなく、天でもない。(わたしたちには見えないのだろう、 .... 小吉のおみくじに書いてあった「待ち人、来ず」。
来んのやったら僕の方から伺うさかい、待っててや。
均衡は崩れている
もうとっくに

)大地の空の裂け目から
)鮮血に染まった手を伸ばす人、人、人
)同情でも訓戒でもなく
)ただ助けを求めて

  〇

独り冷え切った身体を震わせ
 ....
怖いものの先に
見えないものの先に

きみの求める何かがある
きみの探している何かがある

だから向こう見ずになってご覧
或る作家が書いたように
見るまえに跳んでご覧

その何かと ....
どんなに学歴よくても
どんなに職歴よくても
定年退職してしまえばそんなの役に立たない

なんて
高学歴も高職歴も持たない俺だから
言うんだけどさ

最高学府出て高級官僚になった人や
 ....
できることは 限られている

それでも 私は 
時の種を蒔くことをやめない

すぐ自分の傍に 新しい世界の入口があること
その気付きを促すこと
その出会いの瞬間 

それまで住ん ....
くちのなかの鉄の味
消えない、初めての蛇の恐怖

たのしいことの
思い出を捜して
さらに捜して、振り乱す、
尻尾の先は枝分かれし
冬は、ゆっくりと、赤い舌を凍らす

青銅の庭 ....
毎夜午前零時に明日は今日になり
今日は昨日になる
何でなんだ
何で
午後の零時ではないんだろう

そこら辺のところ
学者にでも聞けば明確な答えが得られるんだろうな

明日は明日さ
 ....
飴が溶けたら宇宙へ還ろう
手の中で握って離さない
歌のように忘れなかった
人のように潰れなかった
だから今日は晴れてもいいよ
いつもより耳が良く聞こえて
終わったはずの物語をまた
手の中 ....
 夜空に恋をして

 何光年も前に放たれた

 消滅した星の光に恋をして

 占い師の心に浮かぶ物語

 あなたはシンデレラの星を持つ

 王子様は流れ星に乗り現れる

  ....
僕は彼女が好きだ
なんにだってひたむきに
やってる姿を見てたよ
ひたむきさが役に立たないときも

笑うとすごく可愛くて
何かを我慢してつらそうな時
僕はこんな事が起きるなら
世界に価値 ....
からからに枯れた紅葉が一枚、地面の少し上から降ってきて、ユニクロの入口に着陸した。木から落ちたのではないらしく、どちらかというと手品のように地面の少し上にパッと現れたらしかった。紅葉はからっからに枯れ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
手押し車mmnkt320/1/6 18:21
後悔たもつ220/1/6 17:56
ちんちんクーヘン4+*20/1/6 12:40
ケモノあおいみつる4*20/1/6 11:13
軟らかい耳に抱かれる夢をみたLucy3*20/1/6 7:56
ヒカリエミナト 螢120/1/6 7:30
信号Lucy3*20/1/5 23:49
たしなめ返しイオン0*20/1/5 23:06
ぱーちゃん020/1/5 22:23
廃棄物になりたくないのならホロウ・シカ...2*20/1/5 21:49
電車にてmmnkt120/1/5 21:38
おもいひだかたけし320/1/5 20:44
ナンモナイデ...10*20/1/5 19:05
シヴァラートリーviraj120/1/5 18:55
ランチたもつ1520/1/5 18:32
年の差婚viraj020/1/5 17:23
原始人魚ただのみきや2*20/1/5 13:53
無題朧月夜4*20/1/5 13:44
魚(いお)のように4*20/1/5 13:40
待っててやクーヘン2*20/1/5 13:11
墓石ひだかたけし420/1/5 12:52
答えHAL8*20/1/5 12:18
学歴と職歴こたきひろし320/1/5 9:29
時の種を蒔くいねむり猫120/1/5 9:17
青銅の庭を這うもの秋葉竹520/1/5 9:10
明日は明日さこたきひろし420/1/5 8:22
飴玉の詩ミナト 螢120/1/5 7:31
恋する占い師佐白光2*20/1/5 1:53
僕は恋することすらできる竜門勇気020/1/4 22:00
一人でも楽しいmmnkt2*20/1/4 20:10

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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