いつだって僕等は
当たり前の呼吸を
思い切りしてきた
限りないものなど
ある筈もないのに
知らないふりをして
全ての物は借り物だから
どれも無くさぬよう
ずっと僕等は破壊したが ....
空の青さを映す川の様に
私もあなたを写したい
あなたが映す綺麗な心を
私に反射させて伝えたい
あなたがまだ気づいていない素敵な心を
私があなたに伝えたい
どんなに曇ったその空も ....
また夜になり
今日という日をカウントする
)お隣さんは明日で四十一、だという
)いただきます、いただきます
)白壁越しにやり取りして
カウントする先から
磨り減っていく肉身に
明 ....
子作りも計画的に出来ない輩が大臣になって育休取るなんて恥ずかしくもなく言えるのは最近ようやく地頭の悪さが露呈してきて人気が急落している現状を打開するための策だと考えてのことだろうからますます頭が悪いク ....
光というのは相対的で
今まで光であったものが
新たなより明るい光の登場によって
影になるので
光にもヒエラルキーがあって大変だ
明るい部屋で机の
電気スタンドを点けると
それまでは影でな ....
朝焼けだよ。
朝焼けが真っ赤で綺麗だと、雨になるんだって。
と、君が言う。
僕はその、
「真っ赤で綺麗」という言葉に聞き入っている。
もし、彼女の言葉が本当ならば、
……そう、 ....
かすった猫の額
7.5キロ走ります
爪が降ってくる
今日は雨
明日は晴れだけど
リールを巻くだけで鯛が釣れちゃう時代
ベイトリールがお勧め御託
両方OKほっぺでたこ焼きつくってい ....
かなしみの
青が降る
透明、
ただ透明に
なっていく
己の体
幾億もの幾兆もの者達が通った道
途、未知、溢れ
枯れ果て、移行する
闇の光の奥の
ふるふる震え揺れ
時の ....
生まれ持った右肩の小さなアザは僕の友達。
ナウシカにとってのテトのような、かけがえなき。
私が初めて付けた口紅
まだ子供の頃だったのに
あれから少しも減っていなくて
お母さんどこへも連れて行って
貰えなかったのかな
確かお父さんが空港の免税店で
買って来てくれたもの
きっと大 ....
サックスホーンよりもピアノの調べが好きです
繊細な白い指がやさしく触れるから
今宵
耳をすませば
風にのせてミソラ知れド
メロディーを抱きしめてtonight
蒼く燃えるこころにス ....
いちめん真っ青な空
段差に躓いて転倒しそうになる
何してんだよ俺
足下には気をつけろ!
自分で自分に無性に腹がたった
怪我でもしたらどうするんだ!
いちめん真っ青な空の下にだっ ....
ロマンチストでも
サイエンティストでもない
ゆるく瞬いている星が見たかった
ただそれだけである
なにかしら癒されたかったのか
ただただ暇だったからか
天に飲み込まれ引き込ま ....
わたしうさぎの耳だから
見えていなくても存在を感じる
観察するように
わたしを見ているのでしょう
振り返るといなかった
気のせいだった
わたしの耳は異常な発達をしていて
いない人の存在を ....
無風に花瓶、
押し倒れ
転がる転がる
少女の手許
受け止める幼手
花瓶は砕け
甲高い笑い声
さも当然に
さも当然に、
笑い声響くたび
花瓶は粉々に
亀裂走っていく
円卓 ....
ももた乗せていたマレーシア人運転手可哀想ももた命助かったのにももたばかり心配されて死んでしまったマレーシア人運転手には誰も何にも言ってくれないももた以外の三人も可哀想ももただけが心配されてただ羽根つき ....
まとまらない記憶
さだまらない思い
けれども空は暮れてゆく
ままならないことばかり
ため息のミソラシド
夢みて おいかけて
どこまでも
諦めきれず
おいかけて
おいかけて
....
終わりを迎える背中で
始まりを迎える淡い空
まるですれ違いの感覚に陥るが
紛れもなく同じ時空を生きている
時は必ず待ってくれると
そこに甘えて寝床につく
そして起きたその時は、やはり時 ....
川の此方と彼方
静かな川面に浮かぶ船
準備はまだなんだ
もう少しだけ時間を
そう言ってもたついている間に
船は遠のいていく
それはまるであの日の貴方の様だ
振り向かなかった貴方の様だ
花散里
僕の小さな世界史が
源氏物語だったら
次元を超えて愛を語れるものなら
あるいは1970年の山下洋輔だったり
アルバートアイラーだったりするのかもしれない
僕は何に対して ....
脱いだサンダルが戻って来る
さっき蹴飛ばした光のように
潮の道連れをピンクに照らし
夏の端っこを避けて歩いても
トングが切れて指が挟めずに
サンダルの分かれ道で止まると
初恋みたいな伝票 ....
呼んだかな
呼ばれたのかな
気にしすぎかな
気のせいかもな
いやでも待てよ
本当に呼ばれたとしたら
振り向こうかな
チラ見しようかな
思わせ振りな態度をとろうかな
偶然を装えばい ....
人生なんてさ
一瞬一瞬の積み重ね
薄っぺらな今の集合体
だから
過去なんて価値は無くて
未来なんて今の延長線
零れ落ち続けていく今を
掬うことも救うことも
ままならなくて当然さ
だか ....
雪のことを知っていますか。「誤解しないでくれ」と言っていた海賊とは無事に地獄で会えましたか。こちらはもうすぐふぶきです。海に降る雪が紙吹雪のようなのと、あなたは言っていましたね。紅白の小林幸子をいつも ....
アダムとイヴは
キラキラ光るアキラメを
バケツ一杯ぶちまけた
そうして星ができたんだって
大切な不安を食いつぶして
やっとこさ残ったのは空っぽの心
何もない
今二 ....
ブス核爆発を三回言って
ぶすかくばくはつ
ぶすかこばくはつ
ぶすかけばこはつ
くそーっ、むずいなー
もう一回だ!
ぶすかこ、ダアッ、ダメダーッ
ざくざくとした砂糖
ホットコーヒーに
コーヒースプーン
混ぜると溶ける
朝でも
寝れなくても
「コーヒー淹れる?」
「泣いているなら一緒に飲もう」
肉身の疼く
今宵の静けさに
心は乱れ不安に駆られ
詩と死と戯れる余裕すらなく
焼酎を二杯、三杯と
焼け付く視界に
蜘蛛の巣張り
払いのけても払いのけても
辺り一面の糸は ....
生きづらい
生きづらい
生きづらい
生きづらい
生きづらい
生きづらい生きづらい生きづらい
生きづらい
生きづらい
生きづらい
ただ今日を生きる
今まで貰って来た温もりが
冷めた頃に返事は出来るもの
手袋の上を握ったあの日
僕等の背中にふたつの時計が
見えたからもうやり直せくて
洗濯バサミで摘まれたような
指先で関節を思い出すと
....
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