散髪が生活に
必需なのか?
俺なんか
5年ぐらい
自分でやっているから
全く必要ないんだよ
ははーん、さては
頻繁に
床屋に行って
手入れしないとダメな
ハゲチョロリンの
政治家 ....
おちつく
おちつく
きみのなんにもなさが
おちつく
おちつく
おちつく
きみのなんにもなさに
おちつく
おちつく
おちつく
なんにもないきみに
おちつく
おちつ ....
あぜ道を歩いていた
ふと上空を見上げると
並走する何本かの電線の上に
おびただしい数の鳥たち
私は急いで
それを譜面に写し取り
部屋に戻ってピアノに向かう
なんという旋律
作曲者は誰だ ....
日々という受難の中でさえ 絶望と希望の扉を開ける旅はつづく
夢と現実の鍵束を探して……
なのに、過去と未来と どちらが大きいのか
それすら、まだわからない
その鍵を見つけるまで 旅は ....
其処で揺れているのは
硝子細工のチューリップ
君のだいじなチューリップ
どんな色の風が吹いても
春という季節のために
其処にただ咲いている
いつか君の心臓が
やわらかな福音を脈うつ
そ ....
波の白い部分だけを
集めたものになりたくて
君の耳を泡だらけにする
守りたかったんだ
余計な音で迷わないように
空は雲を三角にして
僕にギターを持たせるけれど
正しいことなのかな
優し ....
君が無限の一列目にいる時、僕は無限の二列目にいてふるえている。君から僕へとたどり着く手段はなく、君は泣いている。僕はどうすれば良いのか分からず、なすすべもなく立ち尽くしている。この世界のどこかには、 ....
悩み多き時代も過去と同じように
過ぎていくのだろう
流浪の果てのこれら営みも
営々と未来のため築かれていくのだろう
幾たびもの涙
幾たびも拭う汗
とどはどこに導かれていくのだろ ....
かれはすごい
てんかんの発作で
鼻の骨が見えそうな傷を負っても
支援学校の上級生に引っかかれ
ほおに血を流しても
夜、パパが家に帰り
ドアを開くやいなや
百万ボルトにまさるほほ ....
君がすくえるひとがいる
この世界の何処かに
僕は時々
間違いをおかすけれど
できれば
忘れずにいてくれるだろうか
君の知らない場所で
今
人知れず、思うことを ....
陽の光と太陽の埃の中で
ブラインドの隙間から射し込む福音は
フードコートの中の
百数十もの人間を
日曜日色に染めている
ま ....
足もとにも見える春の形
桜が散っても淋しがらないで
涙落ちたらその先に咲く
足もとで見上げてる妖精
かかとに舞う花びらたち
春の桃色は心臓の色
妖精まで届く激しい鼓動
花の風呂敷 ....
どんなものにも年齢がある
あの妖精にも天使にも
例外は愛を重ね着する魂だけ
幽霊の透ける指先
胸に満月の魂
ローレルの葉一枚
涙に歪んで緑の星
一緒に行きましょう
妖精が幽霊を案内する
懐かしい匂いがする
葉を抱いて幽霊が泣く
月光が教会に入っていく
....
言葉を覚えたのに
伝えられないこともあるよ
困らせるのが嫌だから
私の存在がただ余るだけ
起きてしまう心に宿題を
貰えたらきっと眠らずに済む
人は花のために優しくなれる
人は人のために寂 ....
書く、
打つ、
叩く 言葉
ひたすら
書く、
打つ、
叩く 言葉
朝方
酷くうなされ
幻のなか
さ迷い出た
便所に行っても
幻に包囲され
恐
の文字、
踊った
....
環境保護に対する
グレタの熱い思いは
新型コロナウイルス感染が
ずっと続くことで
はからずも叶おうとしている
いや、本人も感染したところを見ると
地球にとっての癌は人間に他ならない
とい ....
いしころけった
いしころがった
いしころまって
いしころがって
いしころまった
いしころせずに
色もなく
香りもなくて
ただ
暗闇で
ひっそりと咲く
ひかりも
水もないのに
....
私にはもうすでに一篇が見える
愛に飢えたら食べなさいと手渡してもらった鞄の底に沈んで
そよ風をつれて限りなくリリカルに
それは永遠を彷彿させるワルツのような
過去を一望する夕焼けの丘に立って、海を探して仰ぐだろう
水曜日は午後から天気が下り坂らしいのです。
その坂を下り続けて、僕は海底へ帰りたいのです。
かさついた手
あなたのそれと繋ぐには
愛想のない手
仕事には慣れているけれど
甘えることには慣れていないの
あなたの肩によりかかる
そんなことも出来ないわたしを
置いて行かないで ....
夜に懐いた雨の音が
傘を持たないから良く聞こえる
雨肌は滑らかに
髪の毛をストレートにして
素直な仕草を誘うメロディだ
追い駆けるように歌い
消えるように跳ね返す
ひとつのグルーヴが
....
ファミファミ暗い音
秘密めいた
謎に歪んだ
スタッカートほどの傷
でも救いなのは
ファミは途中の音
次の音の選び方次第
スラーかかって
明るい音になるかも
慎重に
でも ....
葉よ 舞え
葉よ 美しい
街路樹の影が伸びる歩道
私の影がすぐ横で
恋人のように寄り添って
一人の帰り道も
寂しくないわ
小さな新芽が眠るころ
星を見上げて思う
明日も晴れね
街灯の下で一人きり
アク ....
菜の花畑に隠れて見る
緑の森と太陽の中
ミツバチは金魚のように
黄色い水面を目指して泳ぐ
黄色い帽子の妖精が
青虫に声をかける
モンシロチョウに
なったら一緒に飛ぼうね
たくさ ....
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