私がきみを光とした日々で
きみの朝に暗闇を落とした
消えないものを記したかった文字
過去みたいに透明な声の
美しさだけしかきみに見なかったこと
洗い物がたまっています
昨日の語らい
あの日の約束
思い出の旅行
すべてまだ汚れていませんが
まとめて洗濯することで
記憶が新しくよみがえります
大切に保管しておきたいものは
定期的に ....
水色の流れ星が
頬を滑り落ちる
冷たくて凍りそうな
夜の小川に花が流れていく
月色した花が
踊るように
幾つも幾つも
静かに手をふる
妖精が花言葉を探しに
月に向かって飛ぶ
....
仲の良い妖精が二人
満月に内緒で種を育て
星が煌めく下で恋を囁やき
二人で一つの花を咲かせる
仲の良い妖精二人に
嫉妬したミツバチが
全部の花に意地悪をして
花びらの一枚に足跡を残す ....
裏庭につづく狭い廊下に
スターチスのドライフラワーが
まるで万華鏡のように
光を拾い集めてる
あなたがくれた最後の花束
一緒に歳を重ねるつもり
色褪せない言葉が耳に残り
冷めない温もりが ....
どこかの駅で誰かとすれ違うためだけに生まれてきた
やあ、と言葉を交わし合うこともなく
親密な他人と認め合うような
静かな笑みを交わし合うこともなく
その目に
特有の孤独を共有することもな ....
靴紐が指先で余る
あやとりみたいな
心臓を掻き鳴らして
誰かの視線を感じる
恋の中で蝶々結びを
ギュッとして
同じ大きさの
羽根で飛びたくて
少しでも長く一緒にいよう
シンプルな感情 ....
テレワークしてたら
テレワープしてしまった
ズ ノイズ ノイ…
古井戸から
白い手が…
小椋佳の唄に「暇つぶし以上に」がある。
k聴きのk知らずの自分が悲しい。
たらいで生まれて
おけの中まで何もわからず生きてる
時の流れが悲しい
暇つぶし以上 ....
生徒にアイドルになったことを
伝えてもらえたのは、巡り合わせによる
一つの幸運。
おかげで僕らは何度も
ライブ会場に足を運んだ。
一緒に歩く生徒には何でも好きなものを
食べさせて、僕は ....
雨が片足を引きずっている
誰かの所へ急ぐのかな
糸みたいに絡まった過去を
身体に巻き付けて転んでも
春の目障りにならないように
雨は空回り僕は右回り
隠れていた時計の針の音が
主張を始 ....
出会ってから毎日が記念日で
これからも毎日が記念日です
今日はそれを確認した記念日
あなたがわたしの近くや遠くにいる
騒がしいので目を塞いでいた、
この暗くて曖昧な場所に
午後の日差しがようやく届き始める
長い時間がかかって
忘れ物はないかとポケットを確かめる
駅の時刻表 ....
いちにちの花
あしたは枯れて
だから待ち続ける
あなたが飛んで来るのを
陽の匂いが
あなたの体温で
バニラの国に降る
私の命をどうぞ
運んで下さるよう
お願いします
....
陽に透けて
赤い花は林檎
羽根がゆっくりと
林檎うさぎのように
開いて跳んでいく
甘い気配を風に混ぜ
練り香水を作っては
蜜蜂に配ってる
強い優しさがあった
温かい血が今も残る
花の色が忘れない
三顧の礼を私は見てた
リョウは庭に咲く私に
毎晩相談したね
私は馬に聞いたよ
なんて言ったと思う?
死にたくないって言 ....
夫婦或いは
親子の距離を空けることを
ドメスティックディスタンス
(以下DD)と呼びます
そのDDがDV予防に対して
有効であると
先日の
報道クラスターで
富川コロアナが
痰を絡ま ....
走る
男、三十路を過ぎると、ふとした時に体力の衰えを感じるようになった
健康のため、走る
週に1度、或いは2度、できることなら3度
自宅から少し、川を渡り、対岸を回って、次の橋から戻ってくる
....
阪神の震災
フクシマ
台風災害
そして
コロナ・・・
非常事態
宣言をしたアベが
YouTubeで芸能人と狂気演
嗚呼
もうたくさんだ
火をつけろ
国会議事堂に
....
夜に光る葉
原の外
街の幽霊より濃い影が
幾つかの径を消してゆく
考えより速く生まれる火
緑がかった薄い霧
さまざまな光が壁を横切り
影を水へと落としつづける
....
空には
巨大なシャワーが隠されている
時々
それで
汚れた雲を掃除する
今日は
特別に
雲が汚れているみたいだ
みんなどこへ行ったのだろう
遊ぶ約束をしたはずなのに
横顔さえ見せてくれないね
花火はもう割れてしまったから
会いたい理由が見当たらなくて
夏の夜に捻った心を
冷やす方が良いの
温める方 ....
雨降りの
跳ね返りは
誰のせい?
そう問う端から
車が来て
水しぶき上げ
びしょ塗れに
私を濡らし
通り過ぎる
)あゝこの持って行き場のない気持ちを
)あゝこの不可避な連鎖を
....
夜空に
でっかい月が
ぽっかり浮かんでいる
こんな時だもの
コロナを忘れ
じっくり眺めよう
かぐや姫みたいにさ
地球に近づいたから
何かメッセージが
きこえるかもかもしれない
....
星の明かりの下では
名前がなかった
良いことも悪いことも
謝りたくなる
叶わない美しさに
閉ざされた口を
温めてくれて
素直になりたい
夜行性の手を伸ばして
空へ帰りたくなる日もある ....
乗せる者がいるから
風船 と呼ぶのだろう
風を借りるから
風船 と呼ぶのだろう
いずれ返すことになる
風も
命も
空も海も
ひとの返る場所は
こんなに広い
本を読む
わからないところが出てくる
あなたならどう考える
→僕が足りない
著者が馬鹿だ
上を取るなら君は謙虚だ
下を取るなら君は獅子の時期にいる
って獅子の時期入るの早す ....
テレビ朝日は
今こそお得意の
ジャーナリズム精神とやらを発揮して
感染ルートの解明に全力を上げるべきだ
濃厚接触者は誰なのか?
クラスターは何だったのか?
何故番組中に痰が絡んで声が出てな ....
レス・ザン・ゼロの臭いがする通りで乗り捨てられたキャデラックのバンパーを破壊する夜明け前、野良猫のように芯まで雨に濡れて…夢中になり過ぎて怪我をしたことにも気付かずにいたんだろう、ご自慢のストレッ ....
抱えていた水槽が落ちたと云う
手袋を拾って帽子をかぶって云う
落ちていた水槽を拾い持つ
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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