トンネルが散らばっている
僕の私のIの나のjeの…
包丁がすっぱり入れられる
その離れ離れの切り口
一断ちごと地球に見える
吹き溜まりに集まる
落ち葉のように
四方に散らばっていた
寂しさの欠片が集まって
夜は出来ている
夜になると
急に寂しくなるのは
その為
夜空で
ぽつんと光る
名も無い ....
桜の時期は
足早に終わって
初夏がやってくる
暖かい日々が
少し暑い日々になる
開放がある
寒い時期とは違い
薄着になっていく
街並みが穏やかに見えて
自由が前面に出てい ....
ハナミズキの
季節が巡ってくる
透き通るくらい
薄い花びらが
ふるふると
少しだけ冷たい風に
揺れている
東の空に月が上る
どうしていつも
ひとりなんだろう
どうして人 ....
ギーベンラートは言った。
だが考えてみろ。SNSがぼくたちを連れてゆく世界、それは率直に言って凄惨な地獄だ。一分一秒刻みで誰かをチェックしつつ、誰かに値踏みされ、麻薬のように ....
私を捕まえるなら
腰をおろして
膝をついて
ロゼの惑星に
息を吹いてみて
キャットミントの香りに誘われ
子猫が妖精の食卓をのぞく
かすみ草で編んだ花時計
星空に掛けられチクタク
焼き上がりの音がする
クランベリーパイはいかが
ショクタクチクタク
ソフトクリームのような
白いライラックの先に
ありがひとり汗をかいて
自由を探していた
葉に乗ったありを
摘んで地面に降ろし
食べ終わる前の
アイスを一欠片を落とした
食べてい ....
人権を守るべきか
人命を守るべきか
否 否 否
2020年の春も終わった
やはり独我論に至らなければならない
国家にころされてはならない
水たまりに気を ....
両腕が伸びたら
大きな木の幹を
抱きしめたくて
何百年、経ったとしても
同じ場所で待っていてくれたのに
忘れてしまっていた
僕はいつの間にか
人の体を抱きたいと思うようになって
両腕は ....
バターのように
じんわり溶けた
国
融和かな
消滅かな
さしも発酵熟成は進み
腐敗か食べ頃
収穫する葡萄を初手からかびさせる
貴腐ワイン
甘く甘く舌鼓
果たして国と ....
詩を書くと
詩のなかに彼方が生まれる
その彼方について詩を書くと
そのまた彼方が生まれる
身体は此処にとどまったままで
幾重もの彼方の谺を聞く
今朝は声が純粋です。
エアコンに頼らない朝だから。
いい事は忘れないうちに、
文字にしておきましょう。
怨霊フォントなどかえて。
ペイントされた美しい景色を
フレームの中に閉じ込めるのは簡単
見えぬモノを 視界から追い出して
追い越したトラックの隙間から
死角になった湖面を見詰めるかのような仕草が
似合っている
....
異なる性と
お互いを慰めあうんじゃなくて
自らの性を慰める
そこには偽らざる人間の正体があらわれる
マスターベーション
その何がいけないの?
マスターベーション
その何を恥じ ....
強い潮風にあたりながら薄味な浜辺を眺めていた。
縦から水平線へと、スマフォの向きを変化させてはシャッターを何枚か切った。
岩をくり貫いたトンネルを抜ければ岩場がある
使われない海藻が密集 ....
やっぱりここへ逃げてきた
町はひどいところだ
不公平感で濁った
時刻の砂に顔に埋めて
もうわかったから、
悪い言葉をだれにも向けないで
みてるのが辛いもうしんどいよ
....
瞼のおくに
鼓動がやどって
かなわなかった祈りも
血肉となって
いつか
癒える日を
ゆるさないでいる
それぞれの
さいはてに立って
白い旗をふる
くさはらのそこここは
まあた ....
無邪気になれるのは、
いつ、どこで?
無邪気になれるのは、遠い過去で。
無邪気になれるのは、
いつ、どこで?
無邪気になれるのは、遠い場所で。
一つ、二つと、
数え歌。
ひとり ....
素顔を晒したピエロが血に濡れた鉈を持ってステップを踏んでいる、被害者の若い女は生首だけになりながらも食ってかかる、無茶だぜ、自殺行為だ、どぶ鼠は優れたギャラリーのふりをして腕組みの姿勢でぼそっと呟 ....
トランプの言うことは
尤もであって
非の打ち所がない
中国は国自体が
新型コロナウイルスのような存在だし
テドロス?who?なのである
メラニン色素の多さを武器に
「よっ、大統領!」
....
生まれたときは誰もいなくて
ひとりぼっちだったんだ
でもね雲さんがやって来て
雨をたくさん入れてくれたよ
その晩はとてもよく眠れたんだ
朝になったらドアを叩く音がしたよ
アヒルさん ....
砂時計のように
涙が永久に流れ落ちていた
別れの辛さを覚えたから
再び逢えたこの喜びは
時間をハサミで切るように
すべてがキスから始まる
ハンカチが咲いたよ
あの日涙を拭いた白い ....
アスチルベの穂にひとり
人の世界をながめてる
呪文を書いては
太陽の火にくべる
苦しみが消えますように
Nip
sambo
grease ball
surrender monkey
kraut
Fotze
brown sugar
Hispanic
latina
b ....
八月、東武動物公園。
駐車場に着いた時には
花火大会は終わりそうだった
君に浴衣を着させようとした僕のせい
これで終わりかな?
君は歩きながら言った。
「まだ終わらないはずだよ。」
でも ....
額にかぜを煽り
汗が滲みわく
ストロークを
もっとストロークを
いい顔になってるぜ
女の顔だ
まるで
失われた時
を嗤っている
1.
お気に入りの旧式ラジオが壊れたので、ぶっ叩いたら直った。と思っていたのだが、ラジオから聴こえてくる音声は、ラジオが発信すべきどこぞの誰かの言葉と音楽ではなかった。
ラジオが言うには、私は ....
今日から在宅勤務である
来週は2回出勤する予定だ
異動したばかりで仕事がわからず
スマホでメールチェックするくらいのものだけど
別に、何もしなくていいのなら
何もしないのだ僕なんて
....
誰も君にとどめを刺す事なんて出来ないのだよ。
なぜなら君の体にとどめなんて部位はないのだから。
626 627 628 629 630 631 632 633 634 635 636 637 638 639 640 641 642 643 644 645 646 647 648 649 650 651 652 653 654 655 656 657 658 659 660 661 662 663 664 665 666
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.39sec.