池井戸潤原作のドラマも
「倍返しだ!」のセリフを
2mの距離からマスク越しに
小声で言うぐらいにすれば
良いと思う
それと
役員会のシーンは
すべてteamsでやるとか
パソコンの画面 ....
暑い
猛烈に暑い
直射日光が路面に照り返し
俺の体は火柱のようになっていた
とても仕事出来る環境になかった
俺は何だか
そこが原爆の落ちた後のヒロシマの街のような
気がした
....
寝ないとなんて
焦る気持ちと
死にたいなんて
溶ける気持ち
EDMが心をヘドロにする夜
余った余裕で買う自尊心
無料の麻薬
贅沢な必需品
酒で流し込む薬
不健康な自己顕示欲
....
雨が肩を叩いて 振り向くと
いつかの声が聞こえてくる
傘、差すの下手だね。
一つの思い出に二人いた
今は一つの現実に 一人で立っている
雨がまた 僕の肩を叩いた
濡れた左が冷た ....
湿気が多い
あまり雨が降らなかった
中途半端な梅雨
梅雨明けの声が聞こえる
夏の扉が開かれる
目を閉じていても
見えてきそうな
眩い夏の日
梅雨明けの声を舞っていた
梅雨 ....
いくらお薬を飲んでも
けして無くならない脳糞がある
人と会うたびに
冷や汗がだらだら流れるのは
頭にぎっちぎちに詰まった
この過去のあやまちのせい
脳糞をスプーンでもりもり掬って燃 ....
表と言われるものが存在していれば
裏がある
表を盾として
楽々とのびのび存在している
裏を突く
裏を読む
表からの攻撃も楽々とやり過ごし
....
雨に
濡れる
緑の丘を
白馬たちが
次から次へと
走り去っていく
その響き また その響き
凄まじく獰猛で限りなく繊細で
全ての白馬達が視界から消えた後
深く異様な沈黙が この界 ....
気がつくと
またちんちんをさわっているよ
さみしいからだろうよ
何がさみしいかというと
あらゆる人の記憶から
おのれを消し去ってしまいたいから
あらゆる人の記憶から
消え去ったあ ....
かんたんな言葉を
ぼくは心の中で書き続けています
たくさんの言葉は忘れていきます
それでも思い出し浮かび上がる言葉を丁寧にすくう
ただ、そんな繰り返しを続けてきているように思う
....
{引用=影法師}
セイタカアワダチソウの囁き
太陽と雲のコラージュ
目隠しする乳房
一瞬で潰れた空き缶の音
湖水に跳ねる金貨 落ちる鳩
鉛筆を齧る数学教師のポケットの
癲癇持ちの日時計
....
私たちに明確な違いはなくて、
世界はグラデーションになっている。
私は特別でありたかったから、それを認めたくはなかったけれど。
あなたの声が私に届いたのは、
あなたに私の声が届いたのは、
....
夜の泡の音
虫も草も聴こえぬ径
遠く流れる星の瀧
夜の泡の音
欠けた鏡
隠れた鏡
持つ手が映る
夜も映る
発つ光
着く光
手のなかの氷
....
またたき またたき
またたきの音がする
しびれているのは 右か左か
どちらの目なのか
両方なのか
左足を咬まれて
愉快でたまらない
左足の内に 咬んだものが潜 ....
考えても仕方の無いことを
考えても仕方が無いのだが 考えてしまう
考えて書けってなんだ
書くことは常に
考えの外に在るのだ
....
ほほ笑む強さ
泣く力
一瞬の和みで
一筋の涙で
僕らはきっと強くなろう
傷負う強さ
病む力
一本のナイフに
一幕の人生に
僕らは力を感じよう
弱みす ....
安息日、指先が落ちる八月を
ケムリ、1bitの陽炎と交わる
コール、そこらへんはトイレ
ノック、フライの軌道でセックス
四分割で巡った泡立ちの受精
カンバス、骨を剥くように
....
朝起きると
床が太平洋になっていた
キッチンは無人島だ
だったら椰子の木を探せばいいと
痩せた妻は言うけれど
冷蔵庫にあるのは
冷えた離婚届だけだった
市の福祉課に電話をかける
CQC ....
素晴らしい夜のかけ算。
雑魚寝の朝。
名前も知らない彼らと踊った数時間。
大事なことは何一つ解決しないけど、そこには音楽があった。
見たくないから目を閉じたのに浮かんでくる ....
青い陶磁器に
蜜豆かぞえ
星屑流そう
還ってくる
両親が
自転車は
二人乗り
ああ
怖
天空の城ラプタを観ようとしたが、そんな映画は見つからなかった。
それは、発音のままならない幼少期にだけ存在したのかもしれない。
薄墨の夜更けを濡らす雨
花と霞
歩道の影は浚われる
手向けられた明日をやわらに拒む
けぶたい描線の重なりあいに
コインランドリーは自転する
憂鬱の底に溜まった
うろを洗い
心臓の襞に詰 ....
何て暑い
茹だるように暑い
今年の暑さは尋常でない
大袈裟ではなく
日なたに出るのは
自殺行為以外の何ものでもない
目を真っ赤にして
血走った太陽の異常さには
鬼気迫るものが有 ....
{引用=モンキー}
悩んだ猿がコンクリートの猿山のてっぺんで
月を見上げながら体育座りをしている
{引用=フラミンゴ}
一本脚をとりはずしたフラミンゴ
ピンク色の鴨となっても義足 ....
私の対内で血が騒ぎ立ててる
うるさい!
煩い!
五月蝿い!
静かにしろ!
お前らに何が解るんだ!
何が出来るんだ?
血液が四十二度を超えたら
その細胞は死滅するらしい
....
欠落はせずに
只々遠く平板になっていくもの
追いかけても追いかけても
追いつけない現実に
後ろ手付いて息を吐く
二度と取り戻せない時間の堆積
記憶は麻痺しながらも
思い出したように不 ....
木はおどる
きみたちは知らない
木の舞うすがたを
木はおどる
風に揺れるなんてもんじゃない
種から芽生えたそのときに
体をブンブンゆするのさ
枝が広がり
葉をのばし
おど ....
一発上がるたび
メッセージや協賛が
アナウンスされる
辛気臭い
思い出の中の花火大会
大人になり
横並び何連発や
間髪入れず打ち上がる迫力の
爽快感と、興奮
ひとつづつあ ....
大きな山だった
立ちはだかったまま青く動かないで
汚れたままの靴と
広くて深い空
その空に追突していった
ま白い鳥が
置いていった羽をくるくるもてあそびながら
雲の上や切れ間を流れる風に ....
朝の山
露の草むらから
ぬっと 雉
蹴爪が
近付いてくる
深い新緑の塊
深紅の顔
すくっとした首
獲物を狙う目と嘴が
迫る
と
光沢の羽を広げ
僕をきっと視
....
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