憧れは橘って苗字で、漢字1字で4音の響きが格好良くって。
まぁ橘にはなれずとも、その内に僕も、屍にはなれるだろう。
日差しがやけに暖かくて瞼を閉じた
こんなことしかこんなことだけ心に抱いて歩いていくだけ
さよならを温めるだけの今も
みっともなく伸びた影二つに夕暮れ落ちて
小さな心を確かめる
今触れなくて交 ....
マンネリ
いつも
景色
飽
涙
記憶
思い出
あのころ
既に心の中で暴れずにそっといきづいている(煙草)
海の見える窓は
花瓶と 古びた鉛筆の
水中のような色の部屋だ
幸せを運ぶリモコンで
僕は そして
テレビに目を閉じさせられていた
過ぎた日の でも 僕は
友達の残した言葉に微笑んでい ....
誰かが
あなたの言葉を待っている
そんなわけありません
だからただ闇雲に
自分が言いたいことだけを
言葉にするのです
他人のことなど
一切構わず
ただただ自分のための
自 ....
権威者は、口が軽い。
権限を持っている。それだけで口が重い。
その関数によって開示する。
「生」と「法」の弁証法。
主権者のための政治の彼方へ。
それはたぶん逆説ではない。
....
そうしてまた
真っ白な一日が 経過する
僕は何一つ手に入れなかった
心の奥に貼り付く無限
認識の荒野に曝されたまま
謎は謎として残されて
そうしてまた
真っ白な一日が 経過する
....
私が暮らすのは
マスクの内側の日々
教室でも
体育館でも
運転中も
教会でも
マスクの中で話し
マスクの中で怒り
マスクの中で歌い
マスクの中で祈る
どれも届かない
....
夢からめざめたいのか
現実から逃れたいのか
テリウム
いつまでたっても
進化も退化もしない
不活性なテリウム
真冬だというのに
窓辺で寝入ってしまうなんて
約束の時 ....
握る
殴る
開く
振る
閉じる
拭う
時々 ぼんやりと 窓の外を見ている時には
街の景色を思い出している
自分ではなくさせられた 朝を
描いた部屋で
電柱を見ているのだ
たぶん きっと 誇らしげに
銀焔
このように堕することはたやすい
いつだってたやすいものだ
天の星に看取られ
それでもなお辺獄の河を下っていくことは
或いは想定されはしたが
あぶくとともに沈んでゆくのが
こんな ....
食虫植物が翅を休める虫を絡め取ってゆっくりと飲み込んでいく映像が脳裏でずっと繰り返されていた、一度首を刎ねられてまた繋がれたかのように身体はどこかバランスを欠いていた、信号を伝達する回路がどこかで ....
何だかつまんないので
今ならコロナに罹って死んでもいい気がする
時流に乗って死ぬのもファッション的に
有りだと思うから
ただ、コロナっつうのが眉唾もんで
全然人が死なねえのが腹立たしい
こ ....
モンゴリアンチョップ、
イナズマレッグラリアート、
サソリガタメ。
エンズイギリ、
ウエスタンラリアット、
ジャーマンスープレックス。
リキラリアット、
マンジガタメ、
アリキ ....
知ったことか、阿保。
お前の事なんか、知らねえよ。
知ったことか、安保。
お前の事なんか、面倒見ねえよ。
元々、広い海挟んだ、ちっちぇえ島国の
お前なんか、旨味があったから付 ....
君は僕に合わせない。
僕は、君に合わせてるつもり。
話を聞いたり、疑問に思って質問したり。
実際君の話には質問したくなることが多いから、
どういう事か確認したり、する。
でも、君は僕 ....
世迷言のだもうどしゃべらぃでも
心のまま、心のままよど
思うで来だのみにで
何が間違うだのが
そりゃ何がは間違うだるべ
日ノ本の国の
日昇るべど沈むべど
何も感ずられぬままのふと ....
詩は
トランポリン
跳ね上がる分だけ
沈むから
詩は
いんげん豆
筋を取らなきゃ
喰われない
詩は
動物園
雀の檻も
ちゃんとある
詩は
となりのお爺さん
何歳 ....
朝から何もしていないけれど
その空白の間を
誰かが駆け抜けて行けば良い
メトロノームが振るように
いつか出会える音の前で
正直になりたい
足を伸ばせば
地面が足りなくなるから
膝を ....
浅瀬に祈る言葉遥かこの世の果てに点いて消えるは彼方なり
明滅する髪対極になびきて
五行歌えぬこの身なれど言葉落として空を見る
飛ぶ鳥は果て無い想いを絶えず抱き心の重さに瞳濡らすの
手を伸ばせど ....
{引用=響きわたる
主語
空砲
フレーズは
野兎となり
雪原を転げてゆく
ナナカマド
直喩への赤い奉仕
雪駄の声に
あごを引く文節
風と橇
イタリック体
お ....
夜は でも 光っていて ただ
女は眠っている
そして暮れていく 女は 午後に
朝を思うのだろうか そこから
過ぎた日の 風景として
そこに 咲いていた 青い花を
効かないや...
あの時あきらめた
ラベンダー
思いがけず今
洗顔フォームから
漂ってきて
苦しみ一つ減った
苦しみ一つ減るなんて
そんな未来を想像しただろうか
花の油に ....
雑居ビルの片隅の
空き部屋みたいな光景が
心情として焼き付けられていた
雪の夜
悪魔が暖炉を探して
往来を彷徨ってる
人々は戸を閉ざして
気の早い春を待ちわびてい ....
二〇一五年一月一日 「初夢はどっち?」
ようやく解放された。わかい、ふつう体型の霊が、ぼくの横にいたのだ。おもしろいから、ぼくのチンポコさわって、というと、ほんとにさわってきたので、びっく ....
•なのだ首相 廃品回収業 自治会長
•シャークスキンゴム スイミングインストラクター
•抱擁ボーイ 引きこもり 中学二年
•スカーレット小原 バツイチ主婦 クレーマー
....
単純な答をぼくはたぶん知っているのだろう
人生って単純だけど優しい遊園地だなんてね
知性あるいは悟性とかいろいろあるけど
現実を処理できなけばとりあえずぼくだ
珍しい動物新しい道具予測 ....
無力だ
私は徹底して無力だ
感覚から離れようとして
認識の限界に触れ
虚しく知覚映像を貪る
魂は未だ自立せず
背を正して待機する
思考の直観の領域に
鮮やかな夢を見て
意識は ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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