煙かすかにたなびいて惑い
この足取りが辿り着く場所も知らずに手を伸ばす
裏切ってしまった感触が消えぬまま罪だけ歌って傷をさらした
泥濘に崩れ頭から落ちただ嘆いている
声にならずその背だけ見つめ ....
「過去から歩いてきた血液」

十四の頃眠れず、深夜に目覚まし時計の強化プラスチックの蓋を無理やりこじ開け、中の秒針をもぎとった。その時不用意に人差し指の腹の部分を切ってしまい、少なからず失血があっ ....
どうせなら酒色に溺れて、あげくの果てに人生を棒に振ってみたかったな
そんなすくわれようのない生き方が痺れるくらいにかっこよく思えたからさ
その方が文学を志す者の一人としていい肥やしになるんじゃない ....
気持ちの一場面
それは現実という片言

ゆかしき式の絶え間ない響きは
神聖なる世俗に帰するもの

起き出した私は
夜の内の寝言を書き付け
揺るぎなき日を実感する

再びまどろむと
 ....
何十年かぶりに
大雪が降った広島市内
真っ白な世界が広がる

大雪に慣れていない市民
戸惑いながらも楽しんでいる

バスや電車は遅れて
会社や学校に向かう人々に
影響が出ている

 ....
初めはそんなこと知らなくて
何でも通じると思ってた

あなたが男だから
わたしは女であって
この世界のふつうと思ってたから
違う世界の人だなんて
思わなかった
違う世界も男と女があるん ....
タブーも痛みも苦しみも  .... 「やま」

やまは とおくにある

やまへいくと きがある

きにきいたよ

ここはやまですか


「あお」

うみのおみず
あおくない

おそらのくうき
あ ....
若い人の行くてには輝かしい未来が待ってる なんて
いったいどこの詐欺師が言ったんだか

大都会東京 その中心から外れて千葉に近い街だった
総武沿線駅の南口だったか北口だったかもう思い出せなくな ....
数式で「ブラックホール」をみても、
心は沈まない。

将棋で「▲7七金」をやられたら、
心はきんとんうん!
白く燃えている
白く
詩の言葉のなか
わたしはもはや
この世の物ではなく
白く燃えている
白く


純白の壁取り囲む
純白の壁走る
純白の耳鳴り
純白に総毛立ち

体が空だ ....
あの時あの場所で起こった幻のようなはかない僕たちの物語は、



秋の落ち葉のようで、時に暴君の仮面のようでもあった。



はかなく、指の間から滑り落ちていく雫が見せるつかの間の美し ....
接触年……いくつめかの膜宇宙の寝返りの時、古い厠のような銀河の27週半した頃

種族分類……Aおおむね炭素、Bおおむねメタン、両者惑星間たった8パーセク

事後……A壊滅、Bに壊滅の意図なし及 ....
愛を1リットルをおくれ
もしお金で買えるならばね

ひもじさをもう一度おくれ
愛に満たされた後で

美しい言葉が降りてくる前に
本当の悲しみを教えてくれるかい

ストリートファイトで ....

ベル音
発車

こみあげるモノ
考え込んだり
悩み抜いても
そこから解答引き出せないよな

そんなら
いっさいを払いのけて
ノー天気に生きたほうが
良いんだよ

運が良ければ
幸福の頂点に手が届くかも知れないし
 ....
十九歳だったある夜
吉原の風俗店で童貞を卒業しました
とても後味のわるい初体験でした

相手の女性は直ぐにそれを察してか何だか嫌悪感を持った空気感じてしまいました
勿論 
露骨にそれを見せ ....
たくさんな人のたくさんなこころ
そのどれをとっても
たった一つのものだ
少し離れていればよだかの星か天の蠍に
それは
見えるけれど
近寄ればすぐ灼かれてしまう
ぼくはあす
近くのBOO ....
きるからころから
 きるからころころ

キラキラした音が耳の夜に
温かい雨のように
降りしきってくるのを幾らでも 溢れるまで
宝石箱にしまおう

こぎん糸を 祖母とほどいて巻きなおした ....
僕はベッドの上で
そしてあるべきものを 口にする 僕は
この天井の向こう側には無いものを
そこに揺れていた 草を ひとり 見ていた


子供の頃の公園で
手にしたことのある 石ころ
 ....
白黒の共産主義が
もろい壁のように崩れていくんだ
英字新聞の白黒の写真に
真っ赤なルージュを塗って
クレヨンみたいに踊り狂って

瓦礫の山を這うのは
蟻か人でなくてはならない

幼稚 ....
昨日も今日も塞ぎ込むことはもうない
何が何故にそうなったか

明らかに他と違う
明らかに起きたことが宇宙人だ

それは変化に適応して来たに過ぎない
それは私にとっては馴染みで
高い確率 ....
なんにもできない
この詩に涙の塩辛さを染ませることも
……
だから
それができないなら
詩などだめなのだ

ぼくは非才などべつにきにしない
たましいのことが
ずっと気にかかるのだ
 ....
どんなに弱いか
ぼくがどんなに卑屈か知ったら
みんなぼくを傍に置いてくれるのだ
それがけっきょくはこの世界
世界の優しさは残酷だ
ぼくのりせいは
りせいと呼ぶにはあまりにみにくくて
それ ....
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10
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8
7
6
:
:
残キャンセル
誰もいないような耳にささやき声がする
ラジオと 狭い部屋の中
買ってきたばかりのカップで 冬の日
僕は チョコレートをかじっている


窓に夕暮れを見つめながら
チョコレートをかじり ....
はなは
なんてやさしい
どくがろん
だろう
絶望を書いて
絶望を試し
絶望に生き
絶望に倒れ

絶望的に笑う

夢を見て
夢を描いて
夢に見られて
夢に壊れて

夢幻は彼方へ

自分を晒し
自分を無くし
 ....
暗い通路 藍の窓 部屋の番号は変わらない
何度も何度も 同じ電気メーターの横を通り過ぎた その回数分 すれ違った街
見慣れた漢字を掲げる看板はわずか 送りがなや繁体字は ながくて こみいっていた
 ....
暗闇に蒼白い河原の
小石夥しく静まり返り
流れ澄む川は無音
黒く光る水面の異様
恐るべき氾濫を孕み
奥まった沈黙を保つ

決して終わらない不安は
この沈黙という深い謎に
剥き出し曝さ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
viraj021/1/23 10:39
過去から歩いてきた血液 他一篇道草次郎321/1/23 9:42
どうせなら酒色に溺れてこたきひろし721/1/23 7:55
確かめられる明かりはそれぞれに二宮和樹121/1/23 7:50
雪で真っ白夏川ゆう321/1/23 5:36
異世界の人木葉 揺321/1/22 23:36
TATTOOTAT021/1/22 23:31
やま [group]道草次郎2*21/1/22 22:33
若い人の未来こたきひろし321/1/22 21:59
ナニコレナンモナイデ...2*21/1/22 20:52
反転記憶〇赤チン小僧ひだかたけし421/1/22 19:57
恋人たちってみんなどこか苦しそうviraj021/1/22 18:29
『銀河おもしろファーストコンタクトあれやこれや便覧』[group]道草次郎4*21/1/22 15:53
ストレイキャットブルース梅昆布茶821/1/22 10:31
ヨロシク121/1/22 8:06
極寒の朝にこたきひろし521/1/22 7:07
十九の夜321/1/22 6:02
本を買うんだ道草次郎4*21/1/22 3:09
星を縫うひと田中修子1121/1/22 3:08
夜の彼方に番田 121/1/22 1:10
折り鶴は水色秋也221/1/21 20:29
宇宙人のなれの果て二宮和樹121/1/21 18:36
無題道草次郎2*21/1/21 18:35
錯乱と円環と2*21/1/21 9:58
カウントダウンヨロシク021/1/21 8:04
リモートワークのつかのまに番田 121/1/21 1:12
帰結道草次郎1*21/1/20 21:43
滅却シホ.N221/1/20 20:33
想不开(ゴル投稿修正版)高橋良幸2*21/1/20 19:32
月下ひだかたけし721/1/20 19:18

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