風の音が時折聞こえる
会話することなく
桜の魅力に圧倒される
囁くように心に語りかけてくる
桜が聞いて欲しいという物語
桜の良い香りでいっぱい
自然の純粋な愛を感じる
た ....
スズランスイセンが揺れている
こくこくと揺れている
つまずいたら
抱きとめる つもりか
はる
ひと房の 想い
一呼吸おいて心が求めるままに声を出す
繰り返す事に意味があるのかと問い続けてる
煙草を辞めるべきだと気づきながら
辞めれない
歌みたいに。
自分にとっての歌が嘘偽りない気持ちだけど。 ....
痛みのある坂道を、
転校を繰り返しながら
遥か下を見下ろして
どうにか登ってきたつもりなのだが
もしかすると、
本当は転がり続けているのかも知れない
高校も一度、退学になったし
大学も三 ....
見えているものも見ないで
見えないものばかり探している
そんなふうに季節が過ぎて
あなたは
どこにいましたか
あなたたちは
どこにゆきますか
わたしは
さみしくて
....
とりとめのない
イメージだけが
残る過去
過去を塗りなおす
想像とか
思い出にひたる
郷愁とか
死ねばいい
記憶も思考も
なくなればいい
斜陽のとき
時折さす ....
さかなでした
嘗てわれわれは
暗やみでひしと絡みあう一対の魚でした
今では
そのさかなをたべて暮らします
はい
時が経てば
青天井の惑星というわけです
分かっています
....
謙虚に考える人たちがいる
SNSの主導権の取り合いなどからは一線を退いて
学者とはこんな感じか
しかしそれらも無傷ではいられない
知らないことは大事じゃないから知らないのだと
知るべきこ ....
アルコール
崩壊
後悔
手遅れ
このたびわたくし
めでたく最終回をむかえました
来週からはいよいよ
新番組がスタート
おなじじかん
おなじこのちゃんねるにて
ゆめのようなすとーりー
スリルまんてんのてんかい
あなたの ....
僕の魂の一部が
川面を流れて行く
自信がなかったので
側にいる人に聞いたら
あなたの魂の一部です
と、確認してくれた
魂の一部はこのまま海まで流れ
小さな生物に消化や分解をされ
....
紅いつつじの花びらに
雨滴が留まり
艶やかに
膨らむ、透明の
二滴、三滴、
輪になり
映える
灰の空に
やがて
緩やかに吹く風に
揺られ
つつじの花弁から
零れる雨滴
紅 ....
ん?
キョロキョロ
ここは、
あ、世界か
わすれてた
あんまり長死にしてたもので
あれ?
ここはどこ、海?
ぼやあと
してる
あ
とろける、からだ、とろける
あ、おわりか
お ....
清濁
狭間
矛盾
曖昧
優劣
自覚
「作者の八重歯が見えたら刺して墓穴から青空を笑え」
海かしらん
森かしらん
鍵かしらん
蟻かしらん
雨かしらん
蟎かしらん
活字って
いったい何かしらん
ニヤリ
蟎は
ダニと ....
しずかなよる
ファミレスの窓にうつりこむ やさしい絶望
会いたいね ずっと考えている
泣かないでと泣きながら言ってた きみのこと
好きだという言葉も書けないで
口をつぐんだままの淡い鳥
....
コントレイルが負けてから
競馬にもやる気が失せて
人生の半分の楽しみも
希望も失くしかけたけれど
コントレイルが敗けを知らずして
そのまま王道中の王道を進んだとして
それが詩的かどうかと考 ....
剥き出されている
神経は逆立ち
風雨に鳥肌立つ
葉桜は激しく波打ち
瞳をくりくりと輝かせた
木登り少女は姿を消した
何にもない、何もない
意味は全て剥奪され
記号だけがひょろひ ....
まるで優しい夢だ
満月の砂漠
輝く満月が浮かんでいるように
胸には小さな宇宙のような穴が開いていて
埋める星の金平糖を探し続けていた
湖のそよ風の吹く夢や
海のそばの大きな河 ....
真摯な目を信じて
賭けた馬券も
当たらずに空を舞う可能性の方が多い
失敗続きの道を
挫けず歩くだけで
偉いと上手くやる人たちは
カウンセリングで言う
傲慢さを感じてしまい
具合 ....
年老いた男爵は死を待っている
食べることもせず飲むこともない
身に纏うラビットファーだけが艶やかに光り
半開きの眼からは輝きが消えている
牢獄のような部屋の中
彼はその時を待っている
....
海が見える
横須賀の公園で
朝から夕方まで
チェスをしながら過ごすような
老後を過ごしたい
将棋や囲碁じゃダメなんだ
西洋かぶれと言われてもいいから
近くにあるスタバで
コーヒーとサン ....
眠りの手からこぼれては
目覚めの音に降りつもる
光むく横顔から生まれ落ち
此処がまだ午後と知る
真上より
少し北に下がる月
うろうろと
川を流れる
空の ....
ツライだけ
悔しいだけ
苦しいだけ
それだけ
{引用=焼夷弾の雨が降る ーーー 逃げなければ、 ! !
迫り来る炎 曲がり角の向こう側 電信柱の影
頭上をあかあかと 熱く赤く 空を染めていた
ーーーー ....
、!おいサキッポ、おまえ火傷したって?だから餃子は包皮に包んであるんだよ。やってる? 歩け歩け、逝かれて Wong 具?
ダメダメ、ジェルやクリーム、何をつけてもLovejuiceにゃ勝てないか ....
そよかぜは、そよそよと吹いて
そして、いつからか、よそよそしい
「そよちゃん」と呼びかけたって
振り向きもせずに、通りすぎていく
かつてのように、またお話がしたいのに
....
ヨラさんは小児麻痺だった
ヨラさんはよく笑った
ヨラさんはそのたび涎を机に垂らした
ヨラさんは頭が良くてクラスでいつも1番だった
僕はヨラさんを笑わせるのが好きだった
僕はヨラさんの涎を ....
青空に
白雲湧いて
僕は虚脱
外界は余りにも眩しく
チューリップが無数咲く
庭園を通ってイートインへ
コンビニの旗が揺れている
人々が通り過ぎていく
僕は苦いコーヒーを飲む ....
大きな口を開けた君は
生クリームの付いた苺をほおばっている。
半分が残ったホールケーキの上
苺が欲しくて
「もっと食べたい。」と腕を伸ばせば
ふっ。。と笑ったおじいちゃんが
一口食 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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