世界の終わりに立ち会えるか
立ち会わずとも
その前に
自分の世界が先に終わるだろうね

誰でも思いつくし
考えつく事で

世界が存在してる
みたいだ
海で一人ぼっち
僕は言葉をなくしていた男
でも 風は何を語りかけてくるというのか 
波の残していく 光と音の狭間で
夜風に漂えたなら

闇に薄まれたのに

やがて私の毒に 私は殺される

さよならも言えずに

立ち消ゆ 残るは煙 ひとはらい
さねよしさんは
天才ではなくて
源泉なんだと思う

例えるなら
ボクらが天才だとしても
釣り糸を垂らして
日がな一日
魚がくるのを待つ

でも
さねよしさんは海で
魚に戯れてい ....
バイオリンが弾いてみたかった

しらねぇよバカやろー、と犬に言われ
そりゃそうだわ、と泣いているからね
もう駄目なんだろうと始発とすれ違う

なんでもありませんよ、と千回繰り返してる
二 ....
「 
  そうして
  真面目になった赤鬼のお話しは
  危なげもなく
  誰もついていけなくなったとさ
  
  おしまい
                 」
今まで掴んで来た
大切な人の腕が
光を遮るから
明日は切り落とさなきゃ

さよならが通った道は
もう歩きたくないのに
どうして最後は
花を探してしまうのか

ハサミやノコギリの
 ....
               錦織り成す細石に思いを馳せる

  少しばかり避けたカアキのスカートの依り代から、
黄泉の底が溢れている。
     痴れを紡いで路肩に色の納める、
      ....
{引用=どうしようもないこと}
絶望を綴ることに何の意味があろう
だが綴ることで絶望は虚構に変わり
また綴ることで希望すら捏造し得るのだ
詩は演劇性を持つ  
演劇は祭儀であり呪術である
 ....
視聴率が高い、スポーツ中継。
みんなが知ってる名作映画の、テレビ放送。

いまどき、視聴率を気にしてるのって私くらいかも
しれない。
・・・・でも、視聴率が高い番組を、私は、みる。


 ....
明後日会いましょう
   
それまではどうしても
時間が取れないから
   
今日は明日のことで忙しく
明日は今日の後始末
   
明後日はちょうどいい
日差しが射しているはず
明 ....
あなたの声が届かぬ場所で
私は独りきりで歩いている
自由と寂寥の狭間の石を
掌の中で転がしながら

己は何て孤独なのだと
さ迷った独りよがりな夜の
街の喧騒と光に慰められて
河の流れで ....
越冬のことはなにもいえない
あれから僕の身体には青空が広がっていて
雲もない
なにもない

誰にもなにも
いいたくなくなってから
人の言葉が
まるで湖のようにきこえる
僕は両手を
 ....
もう何も書くことがなくなってしまった。と書いたら。書くことが始まる。書くことは終わらない。書くことは続いていく。たとえば、君が思いうかべるいちばん青い青よりもすこしだけ青い、青空を想像してほしい。その .... やはりまず書くことが大切なのだ。例えばきみは、詩を書こうとしている、お話を書こうとしている、批評を書こうとしている、哲学を書こうとしている、文字を書こうとしている。言葉は、始まりがあって、終わりがある .... 子供の頃からずっと写真に撮られたくなかった
自分の顔や姿

卒業アルバムの集合写真には
集合から外れて丸枠の中に写っていた
まるで空中浮揚してるみたいに

三十代半ばに結婚を焦った私は自 ....
風の王国に、嵐が吹いた。
嵐は幾人かの人の家の屋根を吹き飛ばした、
そして、住む家を失ったしまった人たちがいる。
すべてが運命? わたしたちはそれに耐えなければいけないの?

あがいて、あが ....
西中学校の数学の先生が
江田先生だった

特攻隊の
生き残りっていう噂があって
トヨタのパブリカに乗って
丘の上の校舎に向かう

前屈みになって
ブルドックみたいな顔で
ハンドルを ....
希望があったらどんなにいいだろう
だから私は希望を積極的に謳うんだよ
むしろ絶望を知ったから
希望への出発ができる
生きている限り
希望を持ち続けていよう
哀しみや絶望に負けないように
行きつけの喫茶店
小さなフォトフレームに
花の詩が書いてあった
優しいペンネームを添えて

ウェイトレスさんに
「詩人さんが書いたんですか」
と聞くと
「ママが書いたそうです」
と答 ....
あめいろの
時が過ぎ行く
この夕べ
わたしの孤独は宙に溶け
一閃する光の海
瑪瑙の渦は天を駆け
静かさだけが降って来る
気の遠くなるよなこの時に
静かさだけが降って来る



 ....
楽しいのは


勝手にイッパイイッパイな奴だ







コンドームが常備されてるとか

新鮮な果物を注文したら
 ....
卵子は女性が生まれた時に
卵巣の中に細胞として
存在しているそうだ

つまり自分は
母が生まれた時からずっと
兄弟と一緒に過ごしていたのだ

細胞は毎月約千個づつ使われて
選ばれた一 ....
僕が坐禅会に通っているお寺の老師の話です。
「高校の教師をしている時の話です。2、3年勤めたら管理職から学級担任をお願いします、と言われました。それで、高校の教師を長くやっている親戚のオジサンにアド ....
ねえ、
どこかにいるカモシカ

夏草が青いね
おいしいかい

ねえ、どこかにいる
カモシカ

鳴き声を
聞かせてほしい

一声だけ

街はうるさくて
きっとその声は
聞 ....
未生の我が子が俺を焼く
足元に広がる大地を焼き尽くし
血の系統を切り刻む
一つの命が産まれるためには
一つの命が失われなければならないのか
俺は我が子のために一つの命を
いや俺へとつな ....
蒼ざめた霧が流れる
旗は透明

静止
巨きな空虚

渡るべき河の音

静止の中を
巨きな空虚の中を
いくつもの星が通過する

見える星
見えない星

蒼ざめた霧のつめたさ ....
若い頃はよくおんなに一目惚れした
俺はとびきりのいい女より
少しかたむいてるくらいのおんなの方が好きだ

大柄より小柄が好きで
要約すると
母親ににているおんなが好きだ

顔や姿ではな ....
私は今年六十六歳。
押しも押されぬ前期高齢者。
ワクチン接種券届いた
五月下旬ごろから予約開始と明記されてた

五月になって予約始まる日に居住してる市の役所に電話して尋ねたら
コロナ予約セ ....
私、感情がないのよ
えっ、本当に?!

ペシペシ
痛、痛た、何すんのよ

いや、感情がないっていうから
ペシペシ

おい、ふざけんなぁっ
あ、怒った

時を経て彼女はネットの怨 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
世界の終わりこたきひろし321/5/31 6:53
日曜日番田 321/5/31 1:06
夜風短角牛021/5/30 23:50
さねよしさんはパン☆どら221/5/30 20:38
くだらねぇ、と叫べば帆場蔵人421/5/30 20:10
新・日本昔話 真面目になった赤鬼(ラスト)足立らどみ5*21/5/30 19:48
ラストシーンミナト 螢821/5/30 18:26
パントマイム朱線あらい121/5/30 16:00
死作――詩に至る病としてのただのみきや5*21/5/30 15:43
みんながみるもの浮蜘蛛221/5/30 10:37
明後日やまうちあつ...021/5/30 10:28
旅の、途中121/5/30 10:20
越冬コーリャ12+21/5/30 8:49
光色のコークレッスン221/5/30 8:47
バスが来る文体421/5/30 8:40
写真嫌いのこたきひろし421/5/30 5:58
sonnet朧月夜1*21/5/30 0:05
江田先生板谷みきょう2*21/5/29 22:08
渡辺亘021/5/29 21:40
詩人はふくざつ木葉 揺121/5/29 21:26
この夕べひだかたけし821/5/29 20:57
wTAT1*21/5/29 19:34
ゆりかごイオン0*21/5/29 16:05
老師の話ホカチャン1*21/5/29 15:03
街角フユナ321/5/29 14:44
未生の我が子葉leaf021/5/29 12:56
河を渡る塔野夏子2*21/5/29 11:52
嫉妬こたきひろし321/5/29 7:38
私は221/5/29 6:34
生きた感情りゅうさん121/5/29 4:52

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