間違いなく冷たくなってた
あいつ、死んだよ
法律って知ってる?
知らねえ、もう行こう
風呂屋が閉まる
東京はただの街
広島はただの街
日本はただの島
ここはただの場所
眠 ....
夜がやってきて
水槽を満たす
僕らは語りあう
想い出を あるいは
それに似た何かを
僕が君が僕が忘れないように
君が僕が君が忘れないように
水槽の中
青や緑にゆれるもの
....
カウントダウン
スパート
追い込み
悪あがき
諦め
Time Up
心配ない心配ない
あんたに惚れる
男なんておらんわ
だから
適当な格好しとき。
そう、友達に
誘われて行った
婚活パーティー
確かに私
全く
相手にされてません
....
ぼんやりと川を見ている
今は 遠くのものとして 目の奥に
なにもない思いで そして
何もない景色の でも 目に見ている
ぼんやりと木を枝葉として捉えている
一本を 見ては
二本を ....
おまえの首筋は、薄氷のような
心もとない血管を浮き上がらせて
口もとはうわ言のように
ニール・ヤングの古いメロディを口ずさんでいた
空はどぶねずみの
毛並みと同じ色をして
悲しみに ....
AVでも
このタイトルでは
絶対NGなのに
立憲なんとか党のなんとかさん
なかなか言うねえって
感心してたのに
直ぐに撤回するんじゃないよ!
これさ
50歳が女で
14歳が男だったら ....
傷つき傷つけようが
あなたを 愛しているわ
惑い惑わせつつ
深みに入りこもうとも
そんな日は 雨降り
いみじくも 貫き
感じ合えなくても
響く鼓動信じ抜く
濡れ ....
どんなにどんなに塗りつぶしても
消えてくれない自分があって
どこまでどこまで
心を雑音に曝して生きていくのだろう
何かを考えようとしても
別の思考がどんどん飛び出て
音量を上げてみたけ ....
思い込み
邁進
躊躇
盲進
素寒貧
青空に輝く銀の飛行機雲
どこまで
どこまで行くのだろう
私の哀しみを載せて
どこまでも
どこまでも
我慢し過ぎるというこれも眠りには良くないようだ。 失意は立案の乏しさを今さら悔やんでも仕方ないのだが、委ねた事への憤りはいまだに収まらない。 もう少し道幅を広く取ればよかったとか、遠慮してカーポー ....
僕はアメリカのアパートの部屋にいた
窓の外ばかりを見ていた あの頃は
時々 スープ缶をスーパーで買ってきた
海の模写ばかりをしていた絵と
いつも天井の下で ぼんやりと横たわっていた
元カノと泣きながら別れる時、違う人と結婚して幸せになる約束した。
元カノは美人だった。
今は、精神病院でその美貌をやつしているだろう。
私のすべてだった。
今は、君無しで生きて ....
忙しない日々に
奥底に流れる傷みと
澱みから生まれた
貴女に会いたいという言葉
いつからだろう
うまく行かぬ焦燥を
過ごしたはずの日々に
重ね合わせて記憶を汚した
嗚呼どう ....
降る やむ 咲く ちる
やって来て 去っていく
一日じゅう飽きもせず
寄せ返す波を数え
まばたきより多く
人を愛する
昇っては沈む
絶え間なく産まれては失われる
あらゆるものの ....
トイレットペ-パーの残りを
使いきり、ちんと鼻をかむ
残った芯に
印刷された ありがとうございます
の文字に
僕も呟く ありがとう
最近は鼻づまりがひどくて
なかなか寝つけずし ....
嫁にも知られず
誰にも知られず
何処か遠くに行きたい
メモ書きひとつ
机に残し
何処か遠くに行きたい
何もかも
捨て去って
重荷から
解き放されて
意外と近くで
見つ ....
とたんにきみはきみが綱のうえにいるのをしる
そういうのを
場面暗転というんだ
ヒマラヤのてっぺんに打ちつけられた杭があり
その杭からとおく伸びる綱の一閃
その綱はオリンポス山の頂に穿たれ ....
顔の半分隠したら
あたしも
十分イケてるわ
騙すつもりはないけれど
ご時世だもの
許してね
儚い夢と
分かりつつ
賭けてみたいの
不織布に
取って散るなら
それでいい
一人 ....
ゆっくりと乾いてく
雨の日の
洗濯物の様に、、
私達は溶け合う
ゆっくりと馴染んでく
肌に触れる
化粧水の様に、、
私達は垣根を知らずに、、
もたつく事もなく、、
....
忘れん坊のくせにいやなことだけ憶えている
五感全てで憶えている
骨折したときの痛みとか
ギプスを外したときの堪え難い臭いとか
失恋したときの痛みとか
一人取り残された部屋に差す夕陽の眩しさと ....
あれは春
古びた自転車に乗って
花見に行った
ひとっこ一人いなかった
だって
もう桜
おわりだもん
気持ち程度に
花がちらほら
その代わり青い葉が見えて。。
....
医者よりもベテラン看護婦の方が
よく説明してくれる
足の裏のタコを削りながら
いろいろ教えてくれた
市販薬はやわらかくなるだけだから
削らないとよくなりませんよ
自分ではなかなか削れないと ....
明るい青い空が広がっている
陽射しは銀に眩めいて
照らす街は浮き立って
在ること、在ること
不思議な時
アイスコーヒーを啜っている
わたしが今此処に居る
六畳の寝室
手を伸ばせば届くはずなのに
銀河の端と端ほど
離れてしまったかのようだ
そうなると手を伸ばすことも億劫で
無言の背中を眺めるだけ
産まれた意味だとか生きる意味だとか
....
手塩にかけた
年代物の可能性は腐った
絶望の底には
サンタクロースの死骸の山が
未来の椅子には
代わりにごみが置かれた
苦しみは忘れられ
空白にただ生が浮いていた
残っ ....
ッ!
半年に一回ぐらいは必ず、タンスの角に足の小指をぶつける。
ッ!
なんで、こんな時間、やばやばやばッ、あ、目覚まし、かけるの忘れてたッ!
ッ!
起きたら朝の5時か夜の5時かわから ....
二〇一六年八月一日 「胎児」
自分は姿を見せずにあらゆる生き物を知る、これぞ神の特権ではなかろうか? (ミシェル・トゥルニエ『メテオール(気象)』榊原晃三・南條郁子訳)
二 ....
ねじられ、路肩の排水溝のそばに横たわった煙草の空箱が、人類はもう賢くなることはないのだと告げている、六月の夜は湿気のヴェールをまとって、レオス・カラックスの映画みたいな色をしている、そしてこの街に ....
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