信じきれやしない
どんな愛も
心揺さぶるよなセリフも
役には立たない
悩みきれやしない
どんな問いも
深くいりくんでくだけ
答えにはならない
you say me
キ ....
日本にたくさんある砂浜
何処も個性的で美しい
どんな想い出も
色褪せていくけれど
消えてなくなることない
自然のスケッチブック
砂浜に色々と書いてしまう
書いても書いても
....
ライカのオールドレンズたちの
狂ったような大幅な値上がりに気をよくし
中古品との相性の悪さを
知っていながら
またしても
バカをやってしまった
もう撮影には興味がなくなっていて ....
生きてるだけでいいんだよと
生命の最小域じゃないですか
そんなに追い詰められんなよと
人間関係は領地の奪い合い
誰からも奪わず、奪われて
あとはこの部屋の一隅のみ
生きてるだけの生 ....
白いTシャツに焼けた素肌
まだまだただの女の子
背より大きな半切の半紙の端
ギリギリを指で摘み
ゆっくりゆっくり指ギリギリまで
半紙を墨汁のバケツに浸していく
破れないように気をつ ....
でも いつも 夜は
首を寝違えて見ているだけ
そして 窓の外を 歯痛で
いつも夜は見ているだけ
それは
雨ざらしにされた
靴下のように
不誠実だった
だから捨てた
時が経ち
青空が広がり
太陽の光は ....
忘れないために生きているのかもしれない
忘れるために生かされているのかもしれない
知ることは悲しい
知ることは恐ろしい
夜と朝だけがある
あとは私たちが勝手に作り出したものだ
その手をかけ ....
感じたことが
自分なんだな
あの苛立ちは
自分なんだな
その悲しみが
自分なんだな
この感動も
自分なんだな
漏れた本音が
自分なんだな
目につくものが
気に ....
ひろびろ青がひろがって
鳥の群れが行き過ぎる
街は熱波に曝されて
子らの午睡を浅くする
*
ちから抜けちから抜け
胸にわだかまる不安感を
呑み込みおれは街を行く
こんなにひ ....
かごめかごめを
するときは
逢魔が時をさけなされ
かごめかごめに
囚われて
ひとり残され
....
陽が残る夜は
ただ照らされて
その気になるだけだ
世界と同じように
泣いて笑って
影の形をぼんやりと
なぞる風は
どこから吹くのかな
いつもひとりで
ふたりぶんの
景色を用 ....
開口一番で
それを言うの?
そんな攻め
いらないって
言ってるでしょ
どうして あなたは
わたしの
言う通りにしないの?
苛立つわ
そんなこんなで
動くラブストーリー
....
傘が必要な ながいながいおしっこに出掛けたあなたを追いかけて握った手
いっぱい我慢したおしっこの音がじょじょに 雨音にかき消されてくのを
聞きながら
ずっと
あなたと手を
繋いで ....
燃えよ哀しみよ
青き灼熱となって
我が人生を照らせ
燃えよ哀しみよ
青き稲妻となって
我が人生を照らせ
青き哀しみは
私の本質
誰のものでもない
青き灼熱は
必ず君の人生をも
照 ....
幾つもの細い絆で
ブラウスを編みました
春になったら古いのを脱ぎ捨てて
旅に出ます
色とりどりの花たち
勇んで会いに行くのです
終わらない争いから遠く離れて
誰と交わしたわけでもない約束 ....
疲労
誤判断
終了
再び…
…再び
終了
ひとりでは
立てないと ....
いつものようにベッドに入り、翌朝目が覚めたら私の背中には羽根が生えていた。
翼というには小さ過ぎて、服を着てしまえばほとんど目立たない。
こんなものでは勿論飛べなくて、動かそうとしてみると ....
ジェシーがいるとき
本当のことが見えない
粒子は存在するのに
彼女の口笛に飛ばされて散る
散った粒子を探してばかりじゃ
彼女が秋の新作を纏っていることも
気づかずウィンドウを過ぎる ....
オートバイで悲しいのは
止まっているときに
不安定になって倒れる
立ちゴケが一番悲しい
オートバイで悔しいのは
信号で止まったときに
クルマでの追突で
死ぬのが一番悔しい
人間 ....
きらびやかな服も
優雅な耳飾りも
どれも響かない
そう何も響かない
あなた以外は
oh lonely
抱いて 抱いて 抱いて 抱いて
抱きしめてほしい
他の誰でもない
あ ....
空いっぱいの大きな薔薇が咲く
君はその下で
黄色い鳥を撫でながら生活する
きれいな薔薇には棘があるので
二流の悪魔なんかには
とても触れやしない
幸せになれ
....
『沢村忠、知ってるか
「キックの鬼」で
漫画にもなったんだけどな』
『俺もキックボクサーだったんだけど
ブームが去ってしまって
試合も組まなくなったから
地元に帰ってきて
トラックの ....
三人集まって会議
あの本やっっと全部読んだけどさやっと
やっぱ内臓はみんな使わないとだめだね
はい決定(それ絶対か?)
捧げものはケチんない(えー俺ケチ?)
ここから一番近い河で
心臓 ....
涙が放った
悲しみという勇気を
手に取った
飾らない気持ちを
最悪最低でも
渦の中に巻き込まれないで
l can't stop the song
l sing
song t ....
おはよう
こんにちは
こんばんは
そして
いつも
さようなら
私がライカの新品を購入して
撮影に出かける時
いつも感じていたのは
もし落としたり何かにぶつけたら
大変だなぁという事だ
すべてのものを保険に入れるのも
うっとおしいし
....
鏡よ鏡
おんなは手鏡を見ながら言ったかも知れない
剃り落した眉の毛
そこに化粧ペンで眉毛描きながら
鏡よ鏡
あたしっていい女?
すると鏡はこたえた
かも知れません
それは貴女様の眼 ....
雨粒が地面を強く叩く その先に希望がなかったとしても
名も知らない鳥が鳴き続けている その先の静寂にかき消されても
藻掻き足掻いて浮き上がろうとする青年 無常に酸素は泡と化しても
この世に形を得 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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