夜道でも連なっちゃう嘘にまち針
ちょうちんぶらさげるとする ひたぶるランドセル
失せるはラーメンの屋台 老舗から二十一世紀へ
松明を灯さねばなりませんか remember
逃げ場は失くして
 ....
いま眠ったら
きっと朝になってしまう
まだ何も変わっていないのに

爪が伸びたり
熱が上がったり
体は息を弾ませるけれど
心はどうなんだ

何も見えなくて
疲れたのかな
寄り掛か ....
此処
この風、生温かくて、砂の匂い
これがいい。
あの頃に戻れる風

結婚
結婚は大人がするもの

ねこ
しあわせ?
幸せじゃないよね。
幸せなのは私
真夏になると
きまって

いろんなお客が訪れる

お客様と呼びたいほど
ありがたいのは

開け放った窓からやって来る
涼しい北風の群れ

真冬は上客でも
真夏は嫌われ者の

 ....
○「解熱剤」

ワイフの新型コロナワクチン接種の帰りに
念のために解熱剤を購入するために
ドラッグストアーに寄った
店員にわけを話すとすぐに薬を置いてある棚に案内された
よく観るとそこには ....
窓を開けてくれたその人は
次の駅で降りていった
半年ぶりの得意料理
一人の部屋で一人で食べる

サービスチケットの期限が切れて
空中ブランコに並ぶ人の列
容器代込みで思い出を持ち帰る
 ....
木々

足音

鳴き声


首輪
昨日の風俗は大失敗だった
なぜ、なにゆえに、あんな失敗とわかるような女を、
選んでしまうのか。
わざとやってるんじゃないか、無意識に。
そんな気すらしてしまう。
新しい店を開拓しようとし ....
詩のふりをしたマーケット
生鮮市場
それが嘘であろうと満ち引きの放課後
神とやらの導きに遭い
愛し愛されは人間の狭間で行われる
resonance
ナンセンスをリゾート地にあてがい埋め立て ....
強い人に力を見せつけられ
弱い人に夢を見せつけられた
強い人から見たぼくは弱い人に見られ
弱い人から見たぼくは強い人に見られる
ぼくは強いわけでも弱いわけでもない
いたってふつうの1人の人間 ....
妹よ 夕暮れの卓袱台にまごころがなくなり説得しか残らないのは淋しい
りかいしないままりようしようとしないでおくれ


日がな
海水浴に
明け暮れる
まだ胸のない妹よ

淡水学派と海水 ....
いつからなのか知らない
いつもの瞳でみつめている
語らずみつめている
いつもの鼻
いつものリボン
いつもの髭
いつもの耳
どこからやってきたのか知らない

理由も知らない
 ....
薄明かり

散乱


怠惰


明るい未来
まさか
だろ?
ゆうなみ、こなみ

ぼくらのふねは


ながい、ながい

たびじをゆくよ


きいろい、かおした

わたあめだって


まちの、みんなが

わらっていたよ


 ....
 夏の空は前触れもなく突然、父親のように厳粛である。たとえばなんでもない昼下がりのこと、自分の影に肩を叩かれ、慄然として立ち尽くす隙に。たとえば空っぽの花瓶に、俯いたひまわりだが、せめて一輪でも飾ろう ....      うつくしく咲く
     その一瞬を
     乾燥させて閉じ込める
     ドライフラワー
     呼吸し脈打つ
     うつくしさを
     傲慢なま ....
     だれもいない畑の真ん中で
     愛くるしい笑顔と
     くるくるとした巻き毛を持った少女が
     火を放った
     そうしなければならない理由を
      ....
いのちをつなぐものを希望と名づけよう
希望のべつの名を祈りと名づけよう

祈りは清流にすまう虫のごとくに
こころの闇に明滅し続けるのもの

祈りの幼虫が水中にカワニナをくらう
肉食の異形 ....
 気持ちのよい音楽が滑らかに閉じてゆくと
 いつ終わったか分からないというよりは
 それが終わらないかのように錯覚し
 耳には音が残り続ける

 そういうことが日常で山ほど起きて
 何 ....
午後の朦朧はおそらくは暑さのせいだけではなく、俺はその理由を知りながらまるで見当もつかないといったていを装っていた、それは意地とも言えたし逃避とも言えた、目を逸らしたいようなおぞましい出来事ほど避 .... 鳴かぬならアンフェアじゃないか
ホトトギス ちょちょ切れる
そろそろ著作権切れるのを待っていて
鉄槌を折れた手腕に下そうとする
そうすれば言うなれば正解 国の
明けたノスタルジアから沈没船を ....
二〇一七年二月一日 「ゼンデキ」


 徹夜で、イーガンの『ゼンデギ』を読み終わった。うまいなあと思いつつ、もう少し短くしてよね、と思った。まだ眠れず。デューンの『砂漠の神皇帝』でも読もうかな。 ....
昭和の時代
夏場にレコード盤が
熱で曲がることがあった
昭和の時代
音楽は生ものだった

令和の時代
音楽配信が充実し
うまい、早い、安いを実現
音楽は冷凍食品となり
再現性を競っ ....
○「多様性のオリンピック」
人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治、障害の有無など、あらゆる面での違いを肯定し、自然に受け入れ、互いに認め合うことで社会は進歩すると書いてある
素晴らしいこ ....
日本語で頭はいっぱいになってる
言葉を覚えてからずっと日本語だった
途中理解不可能な英語に邪魔されたけど
学校やめたら 卒業した

今は便利な日本語に頼ってしまう
お前を抱きたくなった夜も ....
{引用=飾り物}
沢山の飾り物を付けて
自分がひとつの飾り物のように
時代の吊革にぶら下がっていた
円環するはずの路線が
少しずつ内へと傾いて
渦を巻き やがて
凝り固まった闇
終着点 ....
「どうしーてニッポン人、あなたたちーは
 背中、まるめーて、いる、ありますか?」
「いや、その、畳に座っての生活だからかなぁ」
「タタミ? シックスタタミね?」
「英語で畳み六畳のことですか? ....
意思か欲望か気まぐれか好奇心か
こうして今
あなたはこの詩を読んでくれている
つまり、23篇で100円のこの電子詩集を購入して頂いたわけだ。

不思議っちゃ不思議
自分の詩が売れたんだ ....
弛緩する全景
すり抜けてゆく数々の春夏秋冬
繋ぎとめていたかった面影ばかり霞んでゆく

夕陽を背に
手を振り合ったランドセル
当然のように
その先には明日たちが
待っていた 待って ....
暗い部屋で明るい話題はすぐに尽きる
暗さに慣れた眼で外へ出たら
眼はたちまち太陽の餌食になった

帰りたい部屋を見失い
彷徨い歩いた夜更け
君と手を繋ぎたくなる
コンビニまでの途中
電 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
矛盾環遼旅021/7/27 22:12
ミナト 螢121/7/27 19:40
此処121/7/27 13:25
真夏の訪問者st421/7/27 10:59
独り言7.27ホカチャン1*21/7/27 10:55
サーカス2021東京妻咲邦香021/7/27 9:30
ヨロシク0*21/7/27 8:12
小山田圭吾と竜とそばかすの姫と雨漏りはだいろ021/7/27 6:14
あっそう で済ますちょんぶりけ遼旅121/7/26 22:03
知らないひとリィ2*21/7/26 18:09
妹よ末下りょう7*21/7/26 12:52
いつものキティ津煙保存3*21/7/26 11:14
発起ヨロシク021/7/26 7:58
ゆうぐも令和9年6*21/7/26 6:35
孤独幽霊621/7/26 1:54
ドライフラワー石田とわ121/7/26 1:23
わたしの宿題3*21/7/26 0:06
梅昆布茶1121/7/25 23:21
素敵な音に塗絵 祐作021/7/25 22:28
とはいえ瞬く間に喉は渇きを覚えるだろうホロウ・シカ...1*21/7/25 16:15
知らぬがスーパーフリー遼旅121/7/25 15:06
詩の日めくり 二〇一七年二月一日─三十一日田中宏輔12*21/7/25 12:09
夏のレコードイオン4*21/7/24 17:42
独り言7.24ホカチャン021/7/24 17:01
日本語でこたきひろし321/7/24 14:50
もがきながら側溝の闇に消えた揚羽蝶のためにただのみきや4*21/7/24 12:16
猫背一族の野望イオン021/7/24 11:46
100円ポエムkomase...2*21/7/24 10:42
重底音3*21/7/24 10:39
暗いくらい暗い人のこたきひろし321/7/24 7:36

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