《星の山公園》では
夜に
波の音が聴こえて
《友愛の鐘》を鳴らさなくても
仲良くなれる気持ちになれる
一人で
生きて来た訳でもない
一人で
生きている訳でもない
....
私は今だに電車通勤してる普通のお疲れモードの
おっさん会社員なので元気な若者に憧れているだけ
なのかもしれませんが、元気な若者 = アスリート
ではないことぐらいは知っていて、それでも、政治 ....
ゴキブリに殺される事は考えにくい
もっぱらゴキブリに遭遇すると殺したくなる
退治って名目を掲げてすばよく殺したい
まして女かきゃあきゃあ騒ぎだしたら
イッパツで殺したくなる
マァ ....
ぼろ船は港の海面に浮かんでイカリおろしてた
間違っても俺の萎みなぎる海綿体じゃなかった
岸壁のそばに止めたクルマの運転席で男優は遠くの海を眺めてた
助手席で女優さんは待っている
男はスカー ....
昨日、毒を受けた
この毒を解毒することに
残りの一生を費やそうと思う
なるほど、こりゃきついわ
妊婦や子供に与えられるものでは
到底ないな
内臓に裂けみを感じる
ピリッとプチっと ....
誰だ 誰だ 探し当てろ
誰がこの死を撒いたのか
誰だ 誰だ 探し当てろ
誰がこの{ルビ薬=どく}を売ったのか
責めろ 責めろ 責め立てろ
この不安のただ中に突き落としたのは誰だ
暴け ....
雑草が伸び放題になって
家庭菜園だったらしい一画に
突き刺さったまま 残された
ステンレスのスコップを覆い隠している
ときおり救急車が
音を消したままひそやかにやって来る
パト ....
また一つ風が肌を冷やすようになり
心の動きがまた一つ柔らかくなる
ずっとこんな気持ちでいれたらと
日々の動きはそれを赦さぬだろうけど
優しくなりたいと叫んだあの頃
そ ....
よおミャンマー
調子はどうだ?
よお香港
そっちは順調か?
よおアフガン
元気でやってるか?
こっちは上々だ
毎度毎度の下の下の下だ
....
今さっきまで時間は普通に流れてた
今さっきまで電車は満員で
今さっきまで俺は乗ってた
今さっきまでスタバにいたし
今さっきまで俺の隣のテーブルで知らない若い女がパソコン開いてた
....
暮らしを愛せる
ただ目覚めが良かっただけで
苦手な料理が重くない
砂糖ばかりに頼ってない
「足がある」
椅子が教えてくれた
だから外へ出る
町の人たちのように
いつか苦 ....
剥き出されている
神経は逆立ち
風雨に鳥肌立つ
紅の樹木は激しく波打ち
瞳をくりくりと輝かせた
木登り少女は姿を消した
何にもない、何もない
意味は全て剥奪され
記号だけがひょ ....
私は40手前で看護学校に通っている。
元々学校も集団も大嫌いで、中退して社会から何度もあぶれた経験を持つ私だ。
つるむのが嫌で友達を作らなかった。その報いとして、
半年が経ち、好きに3人グループ ....
僕が
長い間、追い求めていた新しい価値観
その答えの一部は
MMT理論とベーシックインカム論だった
弥勒の世紀の訪れとともに
この世界に弥勒の使い達が現れて
新しい ....
やっとわかったよ
地球上で人間だけが
服を着たり文明を持ち
殺し合ったり自殺する
おかしいと思っていたら
どうも宇宙人による
地球征服は終わっていたんだ
{引用=犬も食わぬ だとしても ただ己の生前供養として
またも雑多な感傷を一つの籠に盛り合わせてみる
秋を想わざるを得ない日 繰り返される儀式として}
{引用=ひとつの面差し}
睦まじ ....
八月と九月のあいだで
あなたは映画を観ている
王子様が貧乏な娘を幸せにするという
映画を観ている
しらない主人公が
しらない物語のなかで
愛してる! と叫び
あなたはそれを
黙って見つ ....
自称詩人における
コロナ感染率が
厚生労働省から発表されたが
何と、0.00000002%だというのだ!
WHOもこの結果に注目していて
自称詩人を捕らえて解剖し
その要因を突き止めようと ....
今日ワクチン接種二回目
るんるん気分にはなれない
副反応予想は
発熱倦怠感
1回目はちまたの噂通り
接種した方の腕の痛み凄かった
予約した病院の看護婦さん
白衣の下着透けてた ....
喜び歌へ 死が蔓延している!
滅びの時は もう間近
我らの苦労が 報われる
我らの忍耐が 報われる
{ルビ炎の時=はるまげどん}は もう間近
伝えよう 伝えよう 死を恐れずに伝えよう
....
夏からバトンを受け取って
秋がゆっくりと歩み始めたら
太陽や青空
そして雲や風たちがニコニコと
大空いっぱいに広がる秋に
微笑みかける
やぁ久しぶりだね
と
太陽が ....
声を聞くだけでも
眼差しを感じるだけでも
後ろ姿を見るだけでも
落ちる時は落ちてしまう
制御不能の動揺が
かけがえのないものと気づければ
正面から ....
拝啓 お元気ですか?
私は今看護学校に通ってます。
でも今めちゃくちゃ後悔しています。
出来たら普通の中年として存在していたかった。
看護師なんか目指さなくてもいい人生を前半から生きていたなら ....
なんだかな、すべてが見えてしまって、底ついてしまって、メダカの中の一匹の生徒としての価値もなくさ迷っているような、浅はかな命で、名前もなく浮かんでいるなのような居所の無さを抱え、土日を迎えるやりきれな ....
夏を少し残しつつ
暑さを残しつつ
九月の世界が広がっている
過ごし易さを感じながら
好きなように過ごす
街の雰囲気は
秋へと急ぎ足で
夏から離れていく
散歩する時間が長くな ....
小学生のころ一度、田舎の学校に転校した
転校して間もないころ、教室に一人で居たら
開け放していた窓のカーテンが風で膨らんで
担任の机に置いてあった花瓶が割れた
後で花瓶が何故、 ....
花の匂い まちの匂い 文の匂い
というものに
あこがれて 今でも
色色なものに なってみますが
わたしには今でも
秋の夕暮の忘れもの、
雨ざらしの古い花瓶、
それとも何も書かれて ....
話しそびれてしまって浅い水路で風がわらう
ぼくたちのてのひらで火傷した蛙の
フリーズと
ラケットを肩にかけた生徒たちが
それぞれの家に帰る
ざ ....
待っていた
あの日
あの場所
あの人
仕
事
柄
殺
さ
れ
る
夢
で
目
覚
め
る
娘達はそれぞれの朝を淡々とこなし
不可解な冗句に化身し消えてしまう
陰
毛
も
生
え ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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