333万篇を書き
33万篇を考え
3万篇を磨き
3千篇を解き
3百篇を放ち
30篇を届け
3篇が響く。
これでいい。
これくらいでいい。
これを出来たら良い。
その快楽の後始末を
おまえは引き受けなければならない
日常は続いていく
荷を背負って
永遠は開けるだろうか
いつ?
今にも!
ただ、見えなくなった眼だけがある
永遠 ....
寒くなると息が白くて
どんな悪口を言ったとしても
良い人みたいに見える
街角にイルミネーション
美しく映るショーウィンドウ
愛する人たちの声が
起毛のように立ち上がる
僕は眠たい ....
大して強くもない将棋だが
美しい一手があることは分かる
今はソフト評価値と最善手を
見ながらの観戦だから
昔のような感動は少なくなった
ただ、ソフトとの一致率で
凄いとか凄くないとか
言 ....
茄子が染み渡り味に飽きた。ふた口食べてあとでお腹すくんだろうな、と思いながらもう胸が食欲以外でいっぱいで、言葉が重荷となって夢を見ることを強制する。何もしてないのに疲れてる?ってどんなに無神経なこと言 ....
急性期、慢性期とは違う
退院前提の患者達に対して
病院が新たに取り組み
出来上がった開放病棟
十代のシンナー少年から
族上がりのチンピラヤクザ
アル中やヤク中やテキヤや
トラック運転 ....
政権交代が現実化すれば
風の世紀の訪れは早まるだろう
地の世紀の名残りの世の中の地獄化も
いずれは終焉を迎える
虚無の闇の中に生息している
既得権益にしがみついている為政 ....
一九九九年、七の月
空から恐怖の大王が降ってくる
精神病院は
過熱し続ける人類滅亡報道に耐えきれず
心を壊し精神を病む人が増えていた
七月二十七日は
閉鎖病棟の夜勤だった
....
陽射しの強さがまばゆいばかりで
もうここで終わってしまうのかと思った
いや、終わりにしたかった
いや、終わりにしたいんだろうと思う
まだなにも始まってはいないのに
見果てぬ夢が
先の見えな ....
空には色々な景色が
雲ひとつない晴れた空
静かに沈む夕焼け
雲に隠れた金色の月
海には色々な景色が
飛び交うクジラの群れ
静かに漂うカラフルボート
飲み込まれ ....
だいぶ痩せてしまったみたいだ
指輪がゆるくなるなんて
我慢をしているつもりはないのだけれど
気持ちには嘘をついているかもしれない
不安に思うことは多々ある
笑顔はできているだろうか
....
愛してる
心の底から、愛してる
だれかに知られてしまうわけには
いかないこのまるで血塗られた
みたいな、激しい想い
あなたのことが
好き
だから
好きと言えばいい、 ....
きみの存在に飾られた配られた花と果物なら
それを星として見つめる 枯れ葉降る日々と人
関節に澄む鳥の歩いた火を狩り
部分で言い表せないオレンジに終わる
ぼくの脳が最後にすがった ....
夕暮の秋風に吹かれ
すすき野原が{ルビ靡=なび}いている
僕は風に逆らう
なのに遠い夕空は優しい
道は何処までも下り
またどこまでも上り
やがて雲は
夕陽の顔を隠すだろう
....
送信の印を、押せば
一瞬で相手に届く
メールの文面
手紙の文字なら
その人らしさを表わす一字にも
一つの心臓が、宿るらしい
令和3年にもなれば
ポケットから取り出した
長 ....
ぽたり、汗は落ち、土に浸みた
しゃがんで草をむしる
炎天下の庭で
ペットボトルの水は
すでに
ぬるま湯
あとひと息
草の束を
根こそぎ、引き抜いた
土の中がピカッと光っ ....
陽キャ、だと
陰キャ、だと
これほどまで人間を嘗めた言葉が
かつてあったか
これほどまで父母を愚弄した言葉が
かつてあったか
これほどまで青春を否定した言葉が
かつ ....
不自由な直線で描かれた雨に
うたれている
肉体
つまりきみは
一歩も動かないまま
ふるえてある
姿という姿はめくられ
白紙というには色褪せたページが
きみの瞳のなか ....
ただ静かに
眠りたいだけなのに
からだもあたまも
疲れはてて
眠りたいだけなのに
いくら目を瞑りつづけてみても
耳鳴りはするけれど
けれどそんなことのせいじゃなく
眠れない ....
在ることの
謎に触れたとき
ウォーターと
手のひらに
書いてみる
初めて地球を生きた日のように
その鮮烈な霊気に貫かれ
ウォーターを
感じて、感じて
独り大地を
舞い踊る
....
引き出しの中でほどけるリボンの衣擦れに
回る木馬の流線型
伏せた目元にも似て
少ししびれた左手が気になって
全然関係ないのだけど
ラーメン屋から出ると ....
時計の針が進むのを見て安心する
これが止まってしまったらどんな不安に陥るのだろうかと
心配してみたりもする
パニックを予想してみたいのだろう
あらかじめ心の準備をしたいのか
平穏な日々を過ご ....
街外れの巨大な交差点に遺構のように居座っている歩道橋の橋脚に点在するこびりついたある種の伝染病による斑点を思わせる赤錆は、それが置き去られた無機物に歌える唯一の詩だとでも叫んでいるみたいに見えた、 ....
一位 静岡県 25200t
二位 鹿児島県 23900t
三位 三重県 5080t
2020年(令和2年)
日本国内における
茶の生産量
https://tea-sanro ....
ぼくは詩に戻ってきた
シナリオへの旅の途中で
詩集を出したいとか
詩人として名を成したいとか
そんな気持ちは
もはやない
ただ
夏の盛り
汗みどろになって働い ....
腐食した己から、新たな息吹が返り咲くとも思えないが
記憶に隠蔽する、なきがらを遺棄してみる
吐き出した溜息が何かになるわけもないだろうに
かえりぎわに健気を装う、雑草の図太さに目を留めることが
....
今日はコーラと
スーパーから貰ってきた氷があるので
氷入りのコーラを飲んでいる
一時だけの贅沢だ
クラッシックを聴きながら
片手でパソコンのキーを打つ
物悲しい旋律が流れる傍らで
曇った ....
悲しみが沈殿すると
このような形になる
忘れられないのか
真赤な色が燃えている
頼まれなくても
枝から落ちる
100年後のアダムとイブが
鋭い牙でかじりつく
それな
ああ、それな
そうそうそれそれ
それな
いいや、それじゃない
それじゃないの?
それじゃなくて
これじゃないの?
これじゃなくて
あれでもなくて
アレでもない
ああだから ....
胃袋にとって幸福な朝が、もう何十年も続いている。アフリカの中央部、西アフリカ、そして南アフリカでは、貴重な地下資源を搾取するために背広の匂いのする不可解な病が流行し、軍隊が治安を守り、人道的な医師たち ....
420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.24sec.