変則螺鈿スモール・トーク、
に、
蓑代わりポリを使って雨凌ぎ小気味よき哉土人の羽振り、
Ramifyされゅけた、
母星の天地に命性を浸す7年は潤ってゐた、
( ジョー・ブスケに ....
一面銀になびく草の原を
未明の馬が駆けてゆく
どこからどこへ駆けてゆくのか
ほこらかな そして不思議にしずかな躍動で
一面銀になびく草の原を
駆けてゆく未明の馬は
そうだ きっと
....
お詫びだー
お詫びはどうしたー
本来なら菓子折りを持って
詫びに来ねばならぬところ
もちろん誰も来ない
いいんです
そんなとき
菩薩の心に
なることなんです
人の限界を知る
....
窮屈な革靴と黒い靴下を僕は脱ぎ捨てる。白い砂浜で白い素足になる欠勤。満ち溢れた創造性の海。喜ばしい陽の光と爽やかな風を肌いっぱいに浴びて、白い鴎の方向性。ワタシは白いワンピースを着た少女となって、平日 ....
みなみ風を意識して
あなたのいない
空は高いですか
若いころの才能は
ライバルをつぶす
ことでしたか
年老いた権力者は
弱い者いじめが
好きでしたか
本当にいる暗 ....
行くあても無く歩行する
真っ青な夜に靡く草原を
やがて月の照る浜辺に出る
遠く漁り火が燃えていて
忘却された団欒のようだ
月光がつくる海の道が伸び
僕は何処までも歩いていく
忘れたら
新たに思う
生と死を
つなぐたましい
雨のしずけさ
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
どこへ行くの
ここ以外に
私のいない
未来で
おはよう
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
痛みというものが こわくないから
なぜ泣くのかも 分らない
ひとりだって 平気です
身体よりも はやこころ砕け
足あとだけは 感じているのか
文字に見えない けれどはっきりと
ことばだ ....
爪を立ててから、いくばくものこさずに 林を抜ける
台所の靴下にりんごが3こ並べている
生まれる前に焼いて捨てた手紙がある
きみのまえに あるはずだった。mother
赤い尾ひれがや ....
朝焼け
あなたの赤だ
あなたの時間が
空を染める
配達の車
足早のジャケット
私?
私は
愛されない人たちだけが
空を見上げる
空は嘘をつかない
流れるだけだから
....
私にだけ浮き出して見える蛍光の矢印をたどり
啓示に導かれ
雑居ビル6階の人材派遣事務所に着く
そんなこともある 昨日は
残った小麦粉とキャベツを混ぜて焼いた
卵1個と
かつおぶし小袋2個分 ....
○「なんでえー?なんでえー?」
といって人を責める癖あり
○今の子どもは「お菓子とスマホ」世代だ
○老化するということは心身の障害者になるということだ
○「生活困窮者」
零下まで気温が下 ....
二〇一八年九月一日 「葉山美玖さん」
葉山美玖さんから、小説『籠の鳥 JAILBIRD』を送っていただいた。クリニックに通う女の子の成長物語だ。会話部分が多くて、さいきん余白の少ない目詰ま ....
それは彼方へ消える幼い日の記憶だろうか、それは燃えながら散りゆくひとつの詩篇だろうか、それは最後の歌をうたう老婆の掠れた声だろうか、長雨の後、窓に残った雨粒が滑り落ちる時のシンクロニシティーは、も ....
嘘
空が裂ける
とか、せまる雲の中に
とか。すごく冬らしくて
老爺から放たれ展かれる網に
やすやす攫われたりしない
ネオンで消せない月虹
なんて嘘
こころの内で散る火と火
と ....
青い空が何処までも
広がっていて
僕は泣く
青く在ること
それだけが
ただ哀しくて
僕は泣く
この無限の下に
曝され歩み生きる人
〈何処から来て何処へ去る?〉
永遠の問い掛け、 ....
紅葉を見に行こうようなんて
陽気に君が言うから
ウキウキしながらマスクして
身支度整え
晴れた日曜日
行く、公園に
陽光は穏やか
葉脈色づく木々に
ようやく一息ついた
....
{引用=*}
イメージの蕾の中にわたしはいた
わたしはわたしの真実をゆっくりと展開させていった
孔雀の眼差しを持つ蝶があなたの目蓋から飛び去った
わたしはなおもあなたのイメージの中にいたことだ ....
がじゅまるの
青々とした
葉の光
あらゆることが
こころの糧だ
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
夏だなあ
うちわあおいで
麦茶飲む
四十九日も
静かに過ごす
{引用l=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
透明人間の腐る音がした。
ベティ・ブルーの、えぐりとった眼球が、
巨大化して生まれた新しい惑星。
句読点を、心臓に付けられたような恋。
2000年ぶりに復活した、
アダムとイブが、
素 ....
跳びはねる
君のちいさな掌のくぼんだ池から
跳びはねる
その透明な小魚たちのまだ汚れていないが
跳びはねる
雲間からひろがってゆく青空と太陽にむかって
跳びはねる
....
きみがとつぜん
海がみたいと言ったから
きっと寒いよ?と言ったのに
小さく あったかいよと言い返されたから
ひとのいない砂浜が
どこまでも続いている
どこまで行くの?と聞 ....
やけに磨かれたぼつぼつの廊下は濡れ光る。障りをも流出する、と私は 途方に暮れる 渡り鳥も そこで尽きようかと、なら先が見えないのだと 嘲笑う、くたびれた草履がぺたぺたと云う。
黙殺されたメト ....
底冷えする
夜に横たわり
祈っている
迫る闇が咆哮し
幾つもの夢が朽ちるとき
心の奥処の祭壇に
火を絶やすことなく
灯して、灯して
(不眠の夜を透過する
純白の雪を待ちながら ....
宝満のすそに立つ昇降口や
安い学食とおばちゃんの高低差を
万花でうずめる桜木があり
雨にやわく溶かされる列を
内庭の喚声たちが
焼却炉にほうり込んではたち去る
ねぇ先輩と呼んだり呼ばれ ....
布団に入る時に充電開始
スマートホンで充電する分
私は充電されたのだろうか
スマートホンを使った分
私は放電されたのだろうか
使いこなせたなら充電
使われていたなら放電
今日は充電、 ....
またも
命の終わりを
確かめないまま
次元を移り
確かでないまま
始まっているその生
大きな樹木の
枝分かれの先
枝先どうしは
互いを知らない
ある枝が死んでも
....
長い黒髪が
濡れたビロードのように
艶やかに光って
ソックスの白さとは
対称的だ
黒く大きな瞳と
長い睫毛と
薄いピンクの唇
どこか影のある顔立ちは
知性から来るものか
三 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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