あおいそらの
動かず
足跡を辿る
神々の
こうべ上げ
何処までも続く青
不安を突き抜け、恐怖を突き抜け
見晴るかすかぎりの彼岸の野辺に
硬直した自我、遊ばせて
わたしの孤独は ....
夏の小径の
林の陰へ
鬼やんまが
すぅと消えていった
エメラルド色の目をして
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
時には
空っぽの 胸
ひとつたたずむ
けれど思い出せば
宙に星々が光り始める
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
ごめんなさい
ありがとうさま
どの道
終わることが出来る
だから前を向こう
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
○「平凡こそ」
金をたくさん持てば
強盗に入られる恐れあり
美人の嫁さんを持てば
浮気が心配になる
有名になれば
プライバシーがなくなる
平凡こそ平安なり
○「プラスとマイナスは表 ....
なけなしの金でタバコとコーラを買ってきた
セブンイレブンまで1000メートル
マックスーパーまで800メートル
右太ももの神経の麻痺の為のシビレの
リハビリに自転車で往復した
目の前の困難か ....
寒気にひび割れ、傷んだ世界の狭間、高速ですり抜ける意志と、失速しうなだれる幾つかの首、ベネズエラの煙草を咥えたアジアのギャングたちが、所かまわず改造拳銃の銃口を詰まらせる午後早く、剥ぎ取った落花生 ....
雪道に残された足跡
自分がどこへ向かうのか
どのみち決まっていなかったから
足跡をたどって歩いた
同じ場所でとどまたった跡
ところどころ曲がった跡
どうしてもまっすぐになれない ....
凍てて黒く澄んだ空に
咲くとりどりの花
ずっとずっと昔に
同じようにして見た花火を思い出す
あの時隣にいた人は
もうこの世にいないことも思い出す
なんどなんど思い出してもまた思い出 ....
数多くの名声と報酬を得た
スポーツ選手が引退し
暇を持て余してたとさ
大邸宅の敷地に
オフロードコースを作り
モトクロスバイクで二年間
みっちり練習したとさ
テレビ番組で
バイ ....
細く
細かい
光線を
縫い通すような
風が
白日の
一月の
男を
一人
死なそうとしていた
カクシンは
カクシンに
届かないことに うろ たえ
永遠と ....
夢をみた起きたら泣いてる
桃色のあたたかい空気が澄んで
いつまでも寂しい花が一輪
枯れずに名前さえ知らない
なにが自由か知らずに飛ぶ鳥
七色の虹へ向かう訳も知 ....
大河ドラマもここ数年
マンネリ化していて
リアルタイムで
毎週みる気がしない
もうこれぞという
面白いものは
出尽くしていて
歳を取るに従い
記憶力の減退と
つきなみ ....
友達と呼べるのは
雨か 雪か
白紙に戻してくれる雪か
一緒に涙たたえてくれる雨か
ちょっとボカシて霧もいいかも
突然響くカミナリ音に
逃避旅行 ....
瞬く
無数の星が
渦を巻き降って来る
哀しみ剥き出され
眩む意識を抉られ
永遠の雨、永遠の流星群
たましいは冷え
にくみは凍え
いのちは震え
行き着くところまで
わだ ....
天気が素晴らしく良く
初日の出が綺麗に見える
元旦
神聖な光が
満ち満ちと溢れる
良いことばかり起きそう
創造したことが現実になる
そんなイメージが
湧き上がるほど
新し ....
アイソニアの騎士、戦士エイソス、エインスベルの三人は、
国王の御前に呼び出された。
もちろん、彼らは褒賞のことなどは考えてもいなかった。
その場で彼らは、初めてラゴスとの密約の詳細について知った ....
勇猛な戦いあって、ガイジェスの丘からはオークの軍団が駆逐された。
しかし、クールラントの王にはもう一つの悩みがあった。
それは、ラゴスの国との密約である。
「アイソニアの騎士、戦士エイソス、エイ ....
あなたのいのちへ
ありがとう
いのちは言う
「誰でも自分の
いのちが宝です」と
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
私には悪がある
だけどだからこそ
できるだけ善く
生きたい
みんなと
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
苦しみも不安もあるが
一日一日を
味わいながら
楽しみたい
どの道進むなら
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
ジョバンニは言った
ギターが弾きたいんだと
楽器なんてろくに触ったこともないくせに
なにを唐突に言い出すかと思ったら
いの一番にギターとは
コードの押さえ方どころか
弦の弾き方だって
ギ ....
倒れても
起き上がり
痛みを憶えたまま
心は動いてる
無理とは言えない
私と似たもの同士
カーテンの裏側で
傷付いたら
ガラスで拭こうとして
透明な未来に
憧れてしまう
....
夜空に宇宙人への交信を送る
返信のない途方もない数の信号だ
諦めろんと心の声が響いている
はやぶさの応答は返ってきたが
消息不明になったのは
星の導き手だったのだから
皆が途方に暮 ....
北極星の綺麗な夜に
あなたの優しい部屋を出る
そっと一人で
静かに
ばいばい、と
ちいさく手を振って
あなたは僕のすべてだ
僕は《あなた依存症》なんだ
そんなへんな病気 ....
2021/10/26
翻訳できない午後の足音を
窓からの昏い星の光を
勝手に手に取らせて
勝手に息をさせて
もらっていただけ
あなたからただ
それが酸素でなくてもよかった
息を ....
間食なんてほとんどしないのに
今夜は無性にチョコレートが食べたい
なにがあったわけでもないのに
ただただ板チョコを貪りたい
こんな気持ちなったのは初めてで
どうしたらいいのかも分からないほど ....
ランチにはならない午後に
食べた
優しい人のサンドウィッチ
トマトとレタス、ちょっと多めのマスタード
が好きだった
歩く速度が速い人だった
未知の世界に憧れて
いつも静かに笑 ....
ここがどこかわからないのだけど
おやすみという
(左腕がいたいので)
雪が舞っている
街の電飾に輝き
通りの向こうから駆けてくる
子供は身を躍らせ
向かいのコンビニで手を振る
老婆の萎びた顔が切なくて
手のひらに収めた雪を投げ入れる
白い空間 ....
393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.51sec.