大体連休明けくらいから
増殖してくる
新しい生活に馴染めずに
ウジウジ悩んでいたところ
つかの間のGWによって
一旦心は晴れたものの
「明けない連休はない」の
格言通り、また馴染めない
 ....
あれはどうしたことだろう
ベランダの物干しに
靴下がひとつのみ
寂しそうにぶら下げられている
一足ではなく片方だけ
その柄からして左足用の靴下だろう
右側はどうしたのか
というよりも
 ....
瞬く
無数の星が
渦を巻き降って来る

哀しみは剥き出され
眩む意識を抉られ

永遠の雨、永遠の流星群
たましいは冷え
にくみは凍え
いのちは震え
 
行き着くところまで
  ....
それだけで世界はこんなにも美しい
悲しいほどに
もうね
いいよ と
空へささやく と
空は黙ったまま
青やかだ




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
ごめんなさい
私が悪かった

最後にも言うつもり。

宇宙が生まれた時には既に
この命は欠けていたけれど、
宇宙の魂という命は
私の命とつながっている
だからか
夜の闇に浮かびあ ....
明るい空が広がっている
陽射しは銀に眩めいて
照らされる街は浮き立って
在ること、在ること
不思議な時
アイスコーヒーを啜っている
わたしが今、此処に居る
見透かされた時
私は透明人間
無視された時
私は透明人間
割り込まれた時
私は透明人間

幼い時の夢
透明人間になりたいは
変な形でかなうのだ

透明な存在であるほど
不透明に ....
電柱の影に横たわった靴下は
どこから飛んできたのか
まさか誰かが脱ぎ捨てた訳ではないだろう
左足のための片方だけの靴下よ
いまやとても薄汚れて泥や埃に塗れて
雨にも風にも打たれたのだろう
 ....
君が
何が幸せか知っていたら

私は
こんなに悲しくなかったのに。

いちめんのたんぽぽは
黄色く心に広がって

あの日つないだ君の手の
小ささを思い出させる。

 ....
はじめに言っておくがわたしはこれから仕事をしなければならない。たった一時間だが、1100円と少し色つきの重労働だ。これから丑三つ時を過ぎれば街は深く暗い静寂に覆われる。路面も眠っている。陶酔感より ....



コウモリ
分かる、より、分からない
ことの方が大事じゃない?
ねえ、そこのきみ、そう思わない?
そこのおまえ、そこのあんたも、
二人称は押しつけがましくて好きだ、暴力
あるいは命令、二人称は対象に受動 ....
ゴールデンウィークに金比羅さんに行った
雨のなか、傘をさして階段をのぼった

晴れの日にのぼったほうがいいと思ったけど
それは雨の日にのぼったからわかったこと

なにごとにも、 ....
たった今生まれたかのようだ
突然目の前の視界が開けた

病室では看護師たちが忙しそうに動く
時刻を尋ねると夜の7時半
7時半か…心でぼんやり呟いた

 朝8時半に徒歩で病室を出た
 手 ....
脱げそうな靴下が
いつまでたっても脱げなくて
その中途半端な布が
土踏まずの辺りで
心地良いことこの上なく
もう少しこのままにしておこうと
いやいっそ脱いでしまいたいと
そんなことを感じ ....
Curse each self-proclaimed poet
God, may all of them fall into hell
It ’s just a life that bothers ....
まだ飛んでいる
すぐにどこかへ
着陸すると思ったが
気まぐれな風にあおられ
思いのほか高く
遠く
街の奥には森があり
森を越えれば海がある
ふらふらと
心もとない放物線
巷で流れる ....
一雨毎に深まりゆく
この春日に佇んで
私は浅く息を継ぐ
虚脱の朝に不安な昼に
剥ぎ取られてしまった色を探し

  *

記憶の奥の入学式
通り過ぎてく畑の野草
お母様と手を繋ぎ
 ....
今はテレビよりも
ラジオを聞きたい気分

軽快に喋り盛り上がるラジオ
居間の静けさを壊すことなく
上手く馴染んでいる

雨が降りそうで降らない
天気予報が曇りだと告げる

静けさが ....
つきあいたい

その気持ちをなんとかこんとか
書類の間に挟みかくして

何食わぬ顔で、仕事を続けた

まずい
このタイミング
この相手で
そういうのはまずい

吸い込まれそうな ....
ついこの前まで
白い花を咲かせていた樹木が
早くも新緑へと移り変わり
午後の日差しに照らされて
青々と輝き揺れている

その木の根元を
春の青大将の群れが
唸りを上げて進んでい ....
辛い

だったら

泣いても いいんだよ
レールを削って進む走行音
30年くらい聞いてる
どっかで犬が吠えてる
カラスが帰るってさ
僕はもう帰ってる
もうこれ以上帰れないとこに
そこにはソファがある
いいでしょ
軽くて柔らかく ....
聞き覚えのない鳥の声
ちゅーちち
ちっち
つつじ
ちゃいろく縮んでもなお派手な花
錆びた看板
(株)亀や
空に帯を広げる雲
ピアノの音
つまずきながら繰り返すフレーズ
醤油とみりん ....
時間はまた遡る。マリアノス・アリア・ガルデは、
王宮の玉座にあって、沈黙を貫いていた。
元老院の代表である、シェリル・アーネストが厳粛な口調で報告する。
「元老院での決定によって、わが軍はアース ....
「なんと? なぜファシブルが参戦する?」驚いたのは、
カイザー・ネルばかりではない。ヒスフェル聖国のオスファハンも。
オスファハンは再び自分の無力を嘆いた。
「わたしが徹底していれば、こんなこと ....
連合軍の兵士たちは、小隊ごとに軍団を再編成して、
ナハテ・ガルの砦へと戻っていった。
「これ以上アースランテを追撃してはなりますまい」
そう進言したのは、カイザー・ネルの側近ヤッホ・レスラントだ ....
光の文字を裏返し
水の警笛 真夜中の息
窓をすぎる 蛇の横顔
墨の季節 矢印の季節


朝も午後も夜もなく
曇りの音に満ちている
ひらくことのない雨の手のひら
冷えた ....
なにをどうしても
生き尽くすしかないおれの人生
生き倒れたら目の前に
輝く細いアルファベットでネオンの光は
Purple と。

ガキのころ聴いて
心の肌を切られたブルース ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
残酷な五月に自称詩人は飛び降りる花形新次122/5/14 23:18
風に吹かれて坂本瞳子1*22/5/14 22:50
遥か、君とひだかたけし5*22/5/14 19:26
誰かのことを只想い続けているあなたのことを、只想い続けているうめバア2*22/5/14 17:43
※五行歌「もうね」こしごえ3*22/5/14 16:51
最後に022/5/14 13:28
イートインにてひだかたけし322/5/14 13:16
不透明人間イオン1*22/5/14 12:15
片方だけの靴下坂本瞳子022/5/14 10:22
たんぽぽガト3*22/5/14 4:33
打ち壊したの章(ブレーキで二輪車を担ぐもの)アラガイs9*22/5/14 1:18
令和4年5月13日(金)みじんこ022/5/14 0:42
こんな自分にしちゃって過去の自分に謝りたい、オアシスを聴きな ...ゼッケン122/5/14 0:26
香川の水秋葉竹022/5/13 23:52
手術した夜に宣井龍人7*22/5/13 22:51
はじまりに坂本瞳子1*22/5/13 22:22
google翻訳Ⅱ花形新次022/5/13 20:47
わたしの飛行機やまうちあつ...222/5/13 20:06
放擲されたこの夜にひだかたけし4*22/5/13 19:41
静けさとラジオ夏川ゆう422/5/13 18:15
こんなこともあるうめバア1*22/5/13 14:11
春の青大将ひだかたけし4*22/5/13 11:55
生きるってみじんこ1*22/5/13 4:25
特等席凪目122/5/13 0:21
立夏122/5/13 0:07
ファシブルの裏切り(四)[group]朧月夜1*22/5/12 22:58
ファシブルの裏切り(三)[group]1*22/5/12 22:54
ファシブルの裏切り(二)[group]1*22/5/12 22:53
花と終わりの迷路木立 悟222/5/12 22:21
だから、生きている(改)秋葉竹122/5/12 21:07

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