この地へ入ってきた
女の子二人
私たちの手紙を読んでいる
またね↑
高級車に乗った
空気は濁った光
君の言葉に飽きている
君の使う言語に飽きている
贅沢な話だと
君は笑う
暗闇がここまで来てるってのに
君の話に飽きている
君と交わす言葉に飽きている
うんざりで、わずらわしい ....
未来の子供達のために
必要なのは
核のない世界でも
持続可能な社会でもない
十代及び二十代母とその内縁の夫のいない世の中だ
絶対悪と言ってもいい
この組み合わせさえなければ
子供 ....
皇女は嵐を飼っていた
嵐は乳房に纏わっていた
どこからか瑠璃色のヤンマが静かに
目交いにとどまっている
まやかしのような口元が匂う
大路を抜けて山へと折れる道
狂わす水がいざな ....
曇天の
日傘をさして
人が行く
マスク模様の子供たち
手を引かれ進みゆく
人は何処へいくのだろう
遥か遠い懐かしい場所
さ迷いながら目指すのか
この明るい宇宙の片隅で
ゆっくり廻 ....
たまたま生きて死す
無意味で無価値、なら勝手にやらせてもらう
なにをやっても良い、おれの存在は無意味で無価値だから
他人を喜ばせたい、そう思うことに意味が必要だろうか?
友よ、おれはきみに ....
いやぁ、強いね!
びっくりした
パンチが一発でも
まともに当たったら
もう立っていられないんだもん
すごいもんだ
日本の若い人は
大谷でもこの井上でも
今までの日本人の限界という
....
思うようにはいかないもんさ
俺の期待通りには
周りの歯車は回らない
どうなってるのか
俺の歯車と周りの歯車が噛み合わない
からなのか
写真に撮るか
撮れる訳ないか
幾らスマホが ....
ソーシャルネットワークに入り浸る
友だち探し回る
投稿が重要な決め手
実質知らない異性同士がマッチングな出逢い
つい勘違いをしてしまふ
あくまでもバーチャル
なのにマジにな ....
好きを 笑えば
恋を 楽しみ
友は 離れて
愛に 溺れた
自分の 心は
消えてゆく
天使の梯子を知ってるか
酷熱の花束は ゆっくり目を閉じる
正面のシャツからは ぽろりと泡立ち雲へ成る
ペーパーナイフは知っている、魔法のブレスレットは
琥珀の液体を濃くする司会者のよう ....
トラスケぇ!こりゃあなんなら。コンクリ引っぺがしたら虫がうじゃうじゃおるど。
Co., Ltd.Co., Ltd.Co., Ltd.Co., Ltd.Co., Ltd.Co., Ltd.ㅤCo. ....
僕が産まれた理由はわからないけど
後から考えればいいやと産まれて
僕が生きてる理由はわからないけど
後から考えればいいやと生きて
僕が死んだ理由はわからないけど
後から考えればいいやと死んだ ....
深深度
瑕
大安
当面の間{ルビ素麺=そうめん}、具はなし
そんな夏休み、避暑地でひとり
{ルビ茹=う}だるダルメシアンに水打ち
都市には腐るほどの人びと
高架下のラーメンとジャーゴン
将来のロープを気にかけ ....
ぱっくりと
無の深淵が口を開く
僕はただ宙づりで
空の青みを凝視する
いつか紺碧が割れるのを
澄み渡る宇宙が開けるのを
清明がたましいを充たすのを
遠く隔たり祈りながら
〈 ....
散歩コースは幾つかある
一人で歩いても楽しい
心が落ち着かない時
モヤモヤする時
散歩して自然体に戻す
風は優しい
木々や草花が綺麗
散歩する人々を見かける
シャッター通り ....
混ざる草いきれ、煙。 誰かの吐息と、君の吐息。 嗅ぎ分けるには 夏は 向いてない。 空気、尖っていない。
数個目の打ち上げも、 不発。 誰かのため息と 君の、嘲笑い声。 それは 聞き分けた、 聞き分 ....
ほぴほぴるんるん
ほぴほぴるんるん
ほぴほぴるんるんるん
生きたいのだった
私
小さなこと
大きなこと
色々なこと
どうでもよくなる
空へ話せば
忘れたの
....
紀元2800年、
地球意識はもとより、宇宙意識が、
カスターリエンとPhalangeを繋げ、
ファイロスの二つの惑星との支点と、
前述の二つの星間都市の交叉にある、
モノコトポスに、
を ....
メビウス
すりへるたばこ
うかぶ街の灯
色めく大気に
後ろ髪を引かれ
ピース
電柱 アパート コンビニ 自転車
全てに顔を向けたまま
吸い付けるようにして後ずさる
全 ....
実験をしている
足掻くのはやめた
足掻きはこの身の一部となった
ぼくは混沌とともにある
火を舐める
そうなるんだ
神経が虚空深く接続されて
色が混ざる
こうなるのか
透明な手で皮 ....
欠けた刃物のガラクタが
陳列された
壁紙の剥げたじめついた地下室で
グラム・ロック、あれやこれや
わずかに
外界と繋がる
窓に
朝が
遠慮がちに訪れるまで
二匹目に通り過ぎた ....
旋風
蓮華
蒼空
そのとき
両脇に親が眠り
その真ん中に
自分が横たわっていた
三歳の私は夜中突然目覚め
それから眠れなくなった
〈今、両脇で死んだように眠っている親達がいなくなったら
自分はこの ....
窓を開け
口笛を吹くと
僕の小さな銀色の飛行船が
やってくる
僕は窓から飛び立つ
菫色の大きなたそがれの下に
輪郭だけになった街が広がる
街の一角から
空に向けて放たれ回るサー ....
青く微かに揺れる紫陽花
呆けた顔して立ち尽くす人
全てが忘却された雨上がりの朝、
男は綺麗に髭を剃り
キャベツを買いに街に出た
平日がやってくる
少し傷ついて
少しなぐさめて
そのうち
何も気付かなく
そのうち
何も感じなく
やがて
何も呪わず
やがて
何も祝わず
平日がやってくる
夏の風オレンジ色に塗られてる
うどん屋の暖簾が風で捩れてる
その奥義一子相伝?舌遣い
潮騒の音を枕に眠る宿
傷つかない割れないココロここにあり
....
「もっと
気楽にしていよう」と
私に言う
宇宙は広く豊かに
ここにあるのだから
始まりも
終りも無い
ふしぎ
永遠の
涙の流れ
大切な
この悲しみを
共 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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