詩がよみたいのか
なぐさめがほしいのか
あなたは私の
うすっぺらいペエジをめくる
終わりなんてないよ
そう言ったら
しっぽをたてて
窓から逃げていった
ぱらぱらぱ
ぱらぱらぱ ....
猫寺には
猫の観音さまがおわします。
仏罰は猫手パンチ、
肉球ぷにぷにの千手観音さまです。
この、おはなしは、おはなしでは、ありません、という
ことを、{取消=まづ、ず?すにてんてんかな?}
宣言しておくひつようを感じ増す。
かくりつ
「つにてんてん」 2% ....
猫のつま先にくるまって
裸のバケットが揺れてる
もう僕は
酔っ払った
たぶんこれから地下駐車場で野垂れ死ぬかもだけど
ほっといていいよ
すれちがっていいよ
馴れ馴れしく話しかけて
....
地を這うもの、空を見上げない
星のイガイガ、喉に突き刺さる
溶けやしない金平糖、甘いもんじゃなかった
そこに何もなかった事など一度もない
目を開けれ必ずそこには何かがあった
視界を遮る何 ....
灰色の向こうから垂れた糸が
わたしのさらけ出した肉体をなぞってくれる
何千もの指が触れていくように
ひとつひとつわたしの感情に絡まって
蜘蛛に食べられてもいい
今はわたしなんか身動き一つ ....
これだけは誓おう
君だけは幸せにしよう
子供だけは幸せにしよう
いつでも立ち会おう
空気の様な存在でいよう
存在を忘れてしまうが
無くては生きられない様な
そんな存在になりたい。
....
ただ苦しみに耐え
傷ついた心に
薬を塗り
癒される。
涙が出てくる
重い太陽
軽い月
アルペジオ
ぼやけた視界
生きているのか?
死んでいるのか?
切れかかった弦。
レンガだたみ ブーツ鳴らして シェリーは歩いてく
本屋の前 通り過ぎる時 風に髪が揺れていた
時計台の小人の人形 午後二時に 踊りだす
どこか寂しそうだけど つよい瞳でそれを見てた
Ah ....
笑った
でも
時々、苦しくなった
泣いた
墓石の上で寝そべってると
神々の光が肌を焼く
彼女はいい人
君たちが思うよりずっと
僕なんかよりもずっと
でも
彼女は死ななければならない
僕が身代わりになればよかったのか
....
はじまっている
もう始まっている
君がおぎゃーと泣いた時から
人は泣いて生まれてくるから
その後たくさん笑わなきゃいけない
おはようベイビー
君の朝焼けは始まったばかりで
夜明けは遠いか ....
透明水晶の中に閉じ込められた
それはおそらく綺麗な記憶
本当はガラスかもしれない
時が流れるほどに透明はうすれ
あまりに遠く感じる頃に見ると
そこにはもう自分しか映らない
目の ....
右手の中指 深爪している 朝からなんだかテンション高くて
バレリーナの真似 爪先立ちで 歩いていたら 足首ひねった
無敵と無敗の遺伝子操作で できてる雲雀がピーチクパーチク
鳴けど騒げど ギ ....
特別 何かある訳じゃないけど
早起きしたら すがすがしいわ
こんな日は 革命でも
起こしてみたい気分になる
武器はたくさんあるわ クッキーの缶のなか
爆竹 BB弾 ロケット花火 ファンタ ....
六月も終わりそうで
肺の中でもぞもぞ動く、痺れ
強気でいて寂しげで
怯えていて
この世のすべてのことを語り尽くしたとしても
現実を考えろ
この今はどこかでぷっつりと、いや
曖昧な揺らぎを ....
なんでこんなにも
悲しいんだろ
なんでこんなにも
寂しいんだろ
溢れてはこぼれ
頬を伝う
あなに 別れ を告げようと決めたのは
友達とランチを食べていると ....
家猫をわざと家出させると彼女は帰ってくるなりとても興奮して今日見たすべてをわたしに教えてくれる
猫語だからまったくわからないのだけれど
でもなんとなく思うのは世界はおもしろいってこと
....
窓のむこうから
こちらを見ている
あの日とおなじ
空がまだ
そこにはあるんだろう
雨が降っている
あなたは雨を
まだ知ってるでしょう
セピア色の
窓のむこうに ....
少年の頃
宇宙飛行士に憧れていた
今はただ
無重力が希望だ
特に夏は
マーキュリー計画最初の七人
オリジナル・セブンのジョン・グレンは
後年
高齢者の長期 ....
だきしめて
なぐさめて
とじこめる
何てことないよ。
かつてランボオという名であった
その喫茶店は、真昼も
赤煉瓦の壁に、洋燈を吊るし
仄かな灯を、ともしている
在りし日の作家が
夭折した友と懐かしい時を過ごした店の前で
あ ....
ある夜、彼は夢を見た。
無言で頭を垂らす、耶蘇は、云われた
( 愛とは、十字架を背負うこと・・・ )
明け方、彼は浜辺に独り立ち
足元に焼け焦げた、鳩の死骸を傍らに
蛇の頭を ....
仕事に疲れた重い体を
露天風呂に、沈めていた。
天使みたいな女の子が
裸のまんま駆けて来て
けっつまづいて、膝を押えて
半べそ、かいた
若い父さんがやって来て
逞し ....
月の晩には誰も知らない小さな島が
沖の静かな呟きの上に姿を現わす
まるで忘れ去られた溺死の骸が
呼ばれて浮上したように
月の晩には紅い魚が青いヒレで
黒曜石の水をかき回す
眠る白砂が舞 ....
鈴虫は祈る
どうか私の調べが
あなたに届きますように
鍛錬は全てそのためにある
どうかあなたが見つかりますように
鈴虫は奏でる
一心に
来年の秋も
私の音が
この地に響きますよう ....
悲しいって
どうしようもないって
泣く君の
前で両手握る僕
雨よりも
無力で泣いた
私生きていたくない
君は言うけど
僕のためになんて
僕が言えはしない
君のうつむいた
....
やっとアイツから離れることができた
アイツが憎くてたまらなかった
アイツは俺の心を折ったり
傷付けたりして楽しんでいた
幾度となく硬い地面に叩きつけられ
そして俺を罵った
俺は ....
なんだろう
似ているきみがいたのに
ぼくはびっくりしている
もしも前世というものがあるのなら
たぶん兄妹だったのかもしれないね
線路ぎわのトタンのバラックがぼくの家でした
毎日が地震の ....
先生は自分のことが嫌いなのですかと
30回言えば嫌いだという答えが返る
また、3回でも返る
1回でも返る
期待したのが間違いで
何も望むべきでなかった
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