昔々の思い出です
冨山の薬の置き薬屋さん
いつも風船くれました

使った薬がないときも
怪我も病気もないほうがいいと
笑顔で風船くれました

冨山じゃないけど置き薬屋さん
今は銀色ジ ....
ほんたうなものは
いつも誠実な眼をしてゐるだらう



きみの目のなかの
うらがわにある感情を
ことばにすることなんてできやしないが
くちびるに滲ませる
痛いみたいな ....
「三億」と自称する親爺の
実際の数値は1

こいつは駄目
駄目以前の問題

あと、自分は5なので
期待されても無理

レポートとか 書かない
5だから

ちょっとだけ かく
 ....
あたし一生、結婚なんてしないわ。

三日月に乗って夜を旅する
風の冷たさ温かさ
満月なんかじゃダメなのさ



10円玉99枚を用意して
告白の為にボクは
電話ボックスを探してた
 ....
いちにちにいくつもおくすりのんで
そんなじぶんにさよならしたいと
あなたはいった

だから僕は
それは神様が与えた試練なんだよと
やさしそうな言葉でつきはなした

わたしは ....
 白紙の畑がひろがっている
 一本道をゆく
 と、ポツンと
 巨大なショッピングセンターがある
 集合住宅のコンクリート塊が墓標のように、山塊のように建っている

 そんな
 ....
ああ

怠惰な自分を変えたくて

・・・


無理なので詩を書いてます




なくしたものを

探してます




ああ、でもそれは失われたものであって

 ....
期待とは裏腹にベルが鳴る
一日4回の冷やかしのためのベル
発光するライト
送り主に
SOSは伝えない

何もかも美味しくはいただけない
夕立の雲 空を隠しては ま ....
綺麗と言ってしまってもいいと思うんだ

君は声をヒソメル
僕はなによりも君の
そんな声につまる 胸が

秘密

君は言う そう
唇に 指 くっつけて

ああ僕の
心の真ん中 ぎ ....
青さに眩む前に夜明けの列車に体を乗せた
何処までも続くような錯覚で、延長の向こうの水面を見ている
駆けて、星の海と鯨が昇る空と、眩しさだけの昨日と
仰ぐその瞬間にシャッターを切る
聴こ ....
「オルソクロマティック」


薔薇が日々を分光する
赤/黄/緑/青
銀のスプーンで掬ってボロネーゼソース
ヒヤシンス絆す姫君は
黒髪でカペリーニを茹で上げながら子守唄
カンブリ ....
探しものはナンですか
普通のパンではないですか
カバンの中も
タンドールの中も
探してもないってことは
もうカレーと一緒に食ったってことじゃないですか
これから粉から作るんですか
今は夜 ....
じめじめとした六月が去って
じりじりとした七月が私を包み込む

天の川が二人を繋ぐ頃
私は静かに、夏の夜のどこか懐かしい空気に身を任せた

夏の大三角形を指で結んでみる
今年も織姫は ....
           あなたのやさしさ ちゃんと通じてる
           秘蜜はね スゴイから 秘蜜なんだ
           だから 秘蜜は 隠れるんだ

           秘蜜 ....
僕たちは独立している
確かに個人であって
どんなに近くで寝起きをしても
同じ窓からの朝日を浴びても
僕は僕で
君は君のままだ

僕たちは独立している
二人で生きて
どんなに子どもの寝 ....
気に食わない人ができた。
マイナスで無い、プラスで接する。
しかし、協力はしない。
上に立つ人は頭が低くないと
ならない。

自分のことだけ
考えていると
誰も助けてくれない。
もっ ....
僕の好きだった花と
同じ色をしていたから
形も大きさも香りも違うのに
僕は君をあの花だと
勘違いしてしまったんだ
僕は君に水をやって
新しい植木鉢に植え替えて
光に当ててや ....
              おもしろくねえなあ
              そう思いながら 
              てけてけ歩いていると

              おおっ! なんだこ ....
ページをめくって下さい
わたしとあなたで書いた記憶片
その中の詩篇の一行にわたしはうずくまり
うなだれた孤独と対峙をする
生きることは広がることであると知っていて
あなたはこころの深部に釘を ....
ずっと足踏みしている
足元の岩は削られ
砂となっている

足掻いても
足掻いても
全く前に進めない

このまま足元が削られて
深い深い穴になり
地の底に堕ちてゆくようだ

命綱 ....
    雨が光になるときに
    置いてゆく穂は十の色
    水銀の譜の散る窓に
    まぼろしのかたちが来ては去る


   爆ぜては透る
   限り ....
夜のわたしは
太陽のうしろで一人
藍色の鏡を抱いて泣いている

眠るように
唄うように

仄かに輝くことしか
ゆるされないわたしは
信ずる者は望まない

猫のように
従順ではな ....
君の艶やかな黒髪のうねり
胸の深奥を突く瞳の輝き
小さなうなじとふんわりとした肩
優しく丸まった滑らかな胸
優美にしなやかなる柔らかな身体
君を一目見たそのときから
永遠なるものは花開く
 ....
  

  21.

  緑色の金属に囲まれた空間が
  ハニカム構造で互いに結びつき
  誰もが知っている簡単な方程式を合言葉に
  夜の扉がひらく

  22.

  春のJ ....
いらない紙の裏に
らくがきしたって捨てるだけ
なら
そこに私は描こう
心の模様
綺麗なんかは
めざさないけど
だれにも似ていない
私のはだかの心
捨てられたって
かまわないけど
 ....
 芸術家なんてものは、名前が売れなければ金は無い。人間が生きていくには金が要る。名も無き芸術家は、生きていけない、死んでいくだけ。
 もう駄目だ、と呟いて、自分の意思で死んでいこうとする画家がいた。 ....
だだっ広い雨上がりの空に
僕にはない言葉がさ迷う

地上の、揺れの、草の、言葉
湿気、温度、雲の距離

僕の言葉は枯渇して
君の言葉を吸い上げる

地球、亀、象、

天文学的な、 ....
握りこぶしに八割の水分
寝具に横たわり
タンクトップも脱いでしまって
タオルケットに巻かれてしまえ
コットンが素はだかを優しく撫でる
身体感覚が昇るからうつぶせを楽しんで
ひと ....
若かった頃僕らは
いつも僕の部屋で
無駄話をしながら
雑誌を読みながら
やがて訪れる未来を
熱にうなされるがまま
夜が明けるまで
語り合っていた


若かった頃僕らは
ど ....
 
 
ひとつしかない
祖母の乳房を
ぼんやりと見ていた
そういうものなのだろう
と思っていた
幼かった私

手術したのだ
その晩
どれだけの悲しみに
打ちひしがれていただろう ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
紙風船ぽんぽん海里310/6/30 23:04
さいわいの眼差し佐古110/6/30 23:03
実際の数値は1a010/6/30 22:43
思い出す雨雲の朧月板谷みきょう3*10/6/30 22:26
「試練」ベンジャミン1*10/6/30 22:16
轍は白いミミズ腫れで ーー作家Tに石川敬大1210/6/30 22:14
ぼやき3*10/6/30 22:08
夕立の先木製金属010/6/30 21:59
君との秘密朧月210/6/30 21:52
夜の眼水川史生3*10/6/30 21:21
圧縮詩 4〜6[group]しろう0*10/6/30 21:11
夢のインド人[group]花形新次4*10/6/30 21:06
七月城瀬2*10/6/30 20:28
やわらかな良心鵜飼千代子6*10/6/30 19:53
Independence Day黒田康之010/6/30 19:50
自己中ペポパンプ6*10/6/30 19:06
僕の好きな花くなきみ0*10/6/30 18:34
幸せの原石鵜飼千代子6*10/6/30 18:29
休息かんな3*10/6/30 16:29
レースうずら豆110/6/30 16:16
ひとつ めぐり木立 悟610/6/30 16:03
『下弦の月』あおい満月4*10/6/30 16:03
今も俺の傍に一 二310/6/30 15:55
都市風景(21〜40)[group]草野春心210/6/30 15:21
紙飛行機朧月310/6/30 15:02
名も無き花光井 新710/6/30 11:34
夏の来る前にプル式1410/6/30 10:24
肌のよるたちばなまこ...18*10/6/30 7:49
蒼春寒雪110/6/30 5:18
祖母の乳房小川 葉510/6/30 4:02

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