友達や
仲間のことを
夜一人で思っていたら
ふと涙が流れてきた
嬉しいのか何なのか
日常生活で
自分の役目を
果たし続ける
本当の
終りまで
常々
ありが ....
私たちは永遠の吐息、
その美しい比喩
私たちは下降する、
空の底を割り
永遠は生動し、
遥か大地に接続する
「今日は親の鑑定よろしくお願いします」
「どうして親を鑑定に出されたんですか」
「いつも介護していて、ふと親っていくらするものかと思いまして」
「いつ頃できたものですか」
「百年前です」
「 ....
テレビはもう見ないようにしよう
コロナ感染拡大のニュースばかり
テレビはもう見ないようにしよう
災害のニュースばかり
テレビはもう見ないようにしよう
事件や事故のニュースばかり
テレビはも ....
たぶん世間の醜聞や怪奇譚を
編集者が集めていて
それを作家に耳打ちするのだ
元ネタが、0から作るんじゃないんだ~
そりゃそうさ
0から作ってるのは僕くらいのものだよ
ただ霊感を受け ....
二〇二一年三月一日 「生きていた火星人」
ロバート・シルヴァーバーグの『生きていた火星人』を読み終わった。火星人が生きていたことがわかったところで、物語は終わる。主人公の10歳の少年と9歳 ....
ポイ
走行中の車の窓が
スルスル開いて
煙草の火や
空き缶が
ポイと捨てられるのを
見かけることがあるが
「誰が考えても
褒められたこ ....
舶来産のまがいもの、これ幸いとばかり抱え込み
国を挙げてのばら撒きショー、さながら非加熱製剤のごとく
テレビプログラムで胡散臭い、司会者と博士のプロパガンダ
いかに安全で素晴らしいものか ....
音楽とビールではじまる
叔父さんのパスタはいつまでも出来ない
予告もなしに晴れわたる青に
長閑にニンニク刻めた空き瓶を並べ
とんがらし叩きながら踊る
一旦ソファに沈むといい
泡のように ....
ビートルズを初めて聴いた中二の休み時間
直観と感覚が一体化した
直観は向こうの奥底からやって来て
感覚はこちらの世界からやって来て
繋がり共働した
僕はこんなにも自由だ
僕はこんな ....
正論で解決することがあったら教えてほしい
しばらくその安心感で眠れそうだから
未明の覚醒
待人はいつも自分
秒針のない時計がそれでも進んでいるように
積み重なった問いがあっけなく壊れ ....
○「不条理」
生まれてきたのは
オレのせいじゃないのに
できの悪いのは
オレのせいになる
○「君のもとへ」
夏は緑陰の涼風となって
冬は縁側の日だまりとなって
春は青空の若葉となっ ....
話しかけるのはもうやめよう
わかり合うのはとっても寂しいよ
光に背を向けてるとき
一番影が濃く見える
ひどく疲れていた
ひどくひどく疲れていた
誰かがおおきなこえで喋るのき ....
「自分に嘘をつくな」
という常套句がある
ずいぶん使い古された言葉だが
決して蔑ろにしては ....
Netfrixの
ドキュメンタリーを
見たら
マジックマッシュルームから
採れるシロシビンの
精神疾患への効果について
やっていた
なんか良さそうなので
裏山に生えているキノコを
採 ....
どっから切っても
代わり映えのしないのを
毎日毎日大量生産するのが
自称詩の中でもクソ中のクソ
と言える
こういう奴は
一度世の中から
きれいさっぱり
消えて無くなった方が良いです
....
「では、何だと言うのか? この部屋は、我らを閉じ込めておくための、
牢獄ではないと言うのか? オスファハンは、
エインスベル様の、そしてクールラントの敵に違いないのだ。
祭祀クーラスとも通 ....
「なんだと! お前はそれを知って、黙っていたというのか?」
エイミノアの怒りは、さらに激しくなった。
「はい。わたしどもがここに捕らわれた、そに日のうちに」
「それを我に隠していたというのか!」 ....
霞んだ滲んだ奥底から
仄かに姿を現すもの
深い、深い
海の底にいるように
無音のうねり
無音の夜
限りない広がり
限りない響き
忘却と思い出の狭間に立たされて
奥 ....
透明な身体からひとすじの血が流れ
その血は歩き出す
煙のしぐさで ふと立ちどまり
頬杖をつく 女のように男のように
見るという行為が人を鏡にする
歪んだ複製を身ごもり続けることを「知る」 ....
夕涼みの足音までに素材として肩組んだPeace
アクリルは釘で刳る鴉のウタ 雨天の、種
古着に火曜日、
木製から響く 実話としてのプリズム
風刺画みたいな現金贈与 さして。
見渡さな ....
ボクにはキミの支えが必要なんだ
ワタシは支えにならないわよ
支えるふりして寄りかかるかも
増尾さんそれでもいい?
それでもいいよ
キミは小柄だから
寄りかかっても大丈夫
....
七月を纏って
汀を歩いてゆく
寄せては返す 透明な波
やがて小さなさびしい桟橋へ
たどりつくだろう
そこから灰色の舟で
向かうだろう
いちばんなつかしい日へ
記憶と予感との ....
あたかも 森が海を恋しがるかのように
僕たちは
いつかはそこにたどり着けるのか
僕たちは
いつかはどこかにたどり着いてしまうのか
あたかも森が海を恋しがる ....
ことばをひらくとき
ことばよりさきをいくものがある
たえず
観念を突き破り
欲望の先を駆けていく
あり
つづけ
のがれ
つづけ
おいつけない、おいつけない
黄昏の光を浴 ....
ヨランとエイミノアが、オスファハン邸の地下室に捕らわれてから、
およそ三日の日にちが経った。
エイミノアは憮然としている。
それもそのはずだ、ヨランはいっこうに動こうとしない。
「おい盗賊 ....
「俺はこんなにも無力だったのか!」
怒声とともに、アイソニアの騎士は机を叩いた。
「くそっ、祭祀クーラスめ!」その憤怒は収まらない。
彼の怒りは、その召使たちにも向けられた。
「お前たちは ....
外に出れば暑い
直ぐに汗が出てくる
あなたと自転車で遠出した
夕暮れの海辺を走る
潮の香りがただ其処にあるだけ
気温が全く下がらない
熱帯夜になるだろう
自転車で風を浴び ....
朝から蝸牛に じーじー
せみ時雨
けだるさに ぼーぼー
しょげかえる
…一雨ほしいな
撫でてみようか
なつ時雨
僕の同級生の一人はプロのジャズギタリストで
今日は彼のアルバムの曲を聴きながら
砂糖入りのインスタントコーヒーに
スーパーで分けてもらった氷を入れて飲んでいる
コーラは無いけどシケモク ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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