毎日繰り返される細胞破壊
それは儚い真実
大切なことも忘れてしまうのかな って
そんな風に感じる

あなたの言葉は
深く奥に刺さり
胸を貫いていくナイフ
優しすぎて
耐えられない
 ....
発声練習ですと
飛べない鳥が鳴いている
それがまるで哀れにきこえるのは
わたしの中に在る冷酷さです
もしかしたら本当に
飛べない鳥は哀れに鳴いて
飛べないことを嘆いていても
わたしはきっ ....
向かい合ってブランチタイム
オレンジジュースを片手に

店内はカップルで満席
僕達もその中の一つ

君は好きな物を最初に食べる
例えばショートケーキの上のイチゴ
唇に付いた生クリーム拭 ....
とてもまぶしいあおい空だった

ひとさし指とおや指のファインダーで切り取った

わたしの空は

ただそれだけの

とても小さな

ソラでした
あれだけ涙を流したのに
今日もまた溢れ出す涙

小さい頃の思い出はアルバムの中
大きくなってからの思い出は心の中に

貴女の寝顔を見て
ひと時の安らぎを感じる

別れの準備をする為に ....
天体望遠鏡を覗き込んで
名前の無い星を探していたんだ
そこにいるかもしれない住民に思いを馳せながら

空想の成分のうち過半数は欲望
心はいつまでも年を取らない
信じていたあの頃からずっと
 ....
何も考えずに済む   静かな日々が待っている
それが望んでいたこと        筈だった

月明かりの下を歩く      潮騒が流れ込む
満たされた音を抱え    胸の奥に滴る情動を
なぞ ....
頬にキスした
彼女は顔を赤らめ
愛を叫ぶ
野暮ったいから
舌を絡ませ
口を閉じた

彼女は
教室の隅でいつも
ポツンと座っていた
友達がいない訳ではない
多分。
自分の時間を大 ....
行き過ぎて ふと振り返る 向日葵の黒
路面電車の響きにそして 忘れるということは
始まり 終われなかった 風のまにまに
匂う いつも通り過ぎてから気づく
ほかに ほしいものなんて な、い
並 ....
夕涼みに
かげふみをする
耳元に低く
音楽が流れていく
横切ってゆく鳥は
背中から胸への
青い輝石

のことだけを秘密にして
七時に
会いたい、かげふみの背中

めくる鬼
 ....
{引用=            ︱大切なものをなくした日は
             見るものすべて新しい}


いち日の折り返しを前に
いつまでも夢みたように在る
うん、そ ....
朝日は僕を照らし
僕の影を落とす

光は僕に燦燦と
新しい景色を輝かせる

影は僕を支配しようと
死に向かって歩き出す

朝日は回転するビー玉
何層もの光で
僕を混乱させる

 ....
優しい人で良かった

この おじいさんは
何かが楽しくて
生きて来たんだろう

きっと 若者の暴走を
笑って見て居られる
そんな人なんだ。

ちょっと なまりの入った
とっても  ....
貴方を探して参ります。
どうか
私を探さないで下さい。
ゾウリムシを草履虫と書かれると
私のゾウリムシなのかどうかわからなくなる

私の知っているゾウリムシは
パラメシウムなゾウリムシ
繊毛で闊達な単細胞たち

サプリメントの広告を見たときに ....
CATV
虹専門チャンネル
天気予報サイトとは別に24時間
虹だけを映している

スタッフは皆、ヘビーデューティ
前線ごとにその雨上がりポイントを急襲したり
山間に低くかかる虹を車で追い ....
丸まってころがると
砂ぼこりがたちました
駐車場のブロック塀に
当たってやっと止まります

そんな乾いた場所でも
水は溜まっておりました
だから背中はこんなに汚れて
とてもすぐには ....
ある夜
金平糖を舐めながら
階段を上っていると
月がけらけら笑うので
気分を損ねた僕は
ふっ!っと金平糖を月にむかって
吐き出した
すると金平糖は鉄砲玉のように
月を貫いた
ぎゃ!っ ....
古本をさがしに
町に出たのですが

足をひねって
歩くのがつらく

花屋の前に
すわりこんでしまい

どこからか来た
蜂の羽音に

彼の目的が
花だと思いながら

か ....
鼻濁音めいた目覚めが蛭のように耳の裏に吸いつくから俺は三時間あまりしかレムを貪れない、ターコイズ・ブルーの遮光カーテンのひだには読み損ねた言葉たちが潜み、「今度は上手くやれよ」と舌なめ .... {ルビ顎=あご}を上げれば ほら
水面が見える所まで
来てる

蒼い天辺で {ルビ揺蕩=たゆた}う
陽光の揺らぎが
手を犯してゆく 日を夢見て

砂を{ルビ踵=かかと}で慣らしながら
 ....
かごからあふれ出たものを、ひとつ、ひとつ取り出した。
白と、黒に、わけながら、それらをバッグにしまいこむ。

どちらにも行けないもの。

たとえば、グレーのTシャツ。
黒ほど着&#3024 ....
灰色の道を 千切れた
白い線が 刹那に通り過ぎ

目で追っては 疲れた瞼を
こすりもせずに 遥か地上の
景色を見下げる

椅子に座った身体は
いよいよ速度を 上げていき
目まぐるしく ....
ずっと知っている
甘酸っぱい腐葉土に降り立てば
ほら、夏に焼け焦げた体の
もうすぐそこへ含まれてゆく予感


夏はひとつの心臓として脈打っていた
どくどく、樹液の行き渡ってゆく空気へ ....
友が喜んでる
望むものを手に入れた友が
俺の手を握って笑いかける


これほどの憎しみは思い付かない
何もかも
全てあいつに奪われて
俺にはカスすら残さない


友が語り ....
If you are unhappy, I am happy

If you cry, I am happy

If there is you alone, I am happy

Bec ....
「お会計の方が、560円になります。」

私は慣れた手つきでクラフト紙を折り
ていねいに本を包み込む
20代のOL風の女性は
ありがとうといって去っていった

電車に乗る私は
君が ....
 
 
大家族から核家族へ
核家族から核個人へ
人は自由を求めて
分裂を繰り返してきた
原爆のように
大きなものを
小さな核が分裂して壊し
残ったのがこの街だ
 ....
貴女が逝ってしまい
一ヶ月余り

今でも貴女を思い出さない日はありません
日々弱っていく自分をどう受け入れ
どんな思いを残して旅立っていったのか

貴女の胸のうちを察すると涙がまた一筋
 ....
北西からの冷たい冬の風
少し青空が覗けているけれど
私の頭上、分厚い雲はまだ去らない
大人だから、辛いときも耐えなくちゃ、ね

誰もなんにも言ってはくれないけれど
守られる前に守ってもらう ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
Cell相羽 柚希010/7/22 1:02
「飛べない鳥が鳴くように」ベンジャミン2*10/7/22 0:58
strawberry on a shortcake1486 1...010/7/22 0:57
わたしのソラいのせんと510/7/22 0:17
別離…@ショコラ110/7/21 23:54
未確認飛行物体1486 1...110/7/21 23:23
何も考えずに済む/静かな日々が待っているkauzak4*10/7/21 23:16
僕らは、Oz010/7/21 22:33
【連詩】 星降ると、繭古月2*10/7/21 22:25
【連詩】 半身1*10/7/21 22:24
洗濯「ま」の字1*10/7/21 22:16
Good Morningうずら豆010/7/21 22:08
*二輪車藤鈴呼1*10/7/21 21:18
退廃した汽車に乗って梨玖210/7/21 19:45
わたしのゾウリムシ海里2*10/7/21 19:23
虹の足元に居合わせる。1*10/7/21 19:23
日暮れの頃まひ1*10/7/21 18:20
新月國朗310/7/21 16:29
反応まひ5*10/7/21 16:22
デッド・フラワーズ(7の月)ホロウ・シカ...010/7/21 16:14
水面下の塵薬堂氷太210/7/21 15:28
せんたくものchick1*10/7/21 14:43
瞬き薬堂氷太210/7/21 14:04
かぶとむしA道化510/7/21 10:52
Disclaimer寒雪010/7/21 10:13
私はあなたがMかわ010/7/21 10:12
ブックカバー結城 希2*10/7/21 9:00
核分裂小川 葉210/7/21 1:42
貴女の想い@ショコラ010/7/21 1:22
曇りのち晴れかのこ310/7/21 1:20

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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