飲み込めず大きな鯉をアオサギは見つめるばかり公園の池 瓢湖に夏が近づきハスの葉が大きくなる頃
どこからか渡ってくる面白い鳥がいます
知る人ぞ知る忍者ヨシゴイです
人間やタカなどが近づくと首を伸ばしヨシの葉そっくりになる
“葉隠れの術”で身を隠します残念ながら飛ぶときは
パタパタと目立ってしまい簡単に見つけられます
それ以外はほとんど無理です
ヨシ原を歩くときは忍者歩きヨシの茎を足でつかみ渡り歩きます
ハ....
ハスの葉を軽がる移動ヨシの中忍者ヨシゴイ葉隠れの術 コゲラは一番小さい啄木鳥(キツツキ)鳴き声はギーギーで
とても聞けたものではありませんでも木をつつく音はかわいくて
アカゲラやアオゲラのカンカンとは少し違います
詩人の啄木がその音にいつも慰められたという妙なる調べです
自分を人間の世界のキツツキにみたてその作品をその音のような
人間の世界に対する警鐘としたのです
森の木はコゲラ達で守られています木についた....
トントンとコゲラのリズム森の中詩人も聞いた妙なる調べ アヤメが咲いて瓢湖の祭りがもうすぐはじまる
この頃になるといつも気になるのは傷ついて帰りそびれた白鳥のこと
どうやら友達らしいカモ達がなんともないのに残っている
冬でもないのに冬の渡り鳥が何種類も見られる
キンクロハジロホシハジロマガモコガモヒドリガモなど
白鳥のことを心配して残ってくれているようだ
餌は誰かが与えているらしくみな元気だ
白鳥は帰れなく....
北帰行あきらめきれず白鳥は折れた翼で瓢湖を走る 野鳥のオアシスは森の中泉がわきでるところ
水飲み水浴びで順番待ち不思議と争いはありません
時々行儀の悪いヒヨドリが割り込むくらいです
春の渡りの時はもう大変森全体が野鳥の声でいっぱいです
当然オアシスは過密状態それでも争いはありません
ここはバードウォッチングに最適な場所大勢集まります
木の上ではオオタカが子育て中親の鳴き声で皆が警戒します
池にはバンやオオ....
護摩堂山アジサイかぶる頂きへ登りの森にカッコウの声 カワセミの失敗つづきのダイビング逃げる小魚もう日が暮れる ちょんちょんとひょっこりコルリ藪の中 オオタカの幼鳥はかわいい一月ほどで親と同じ大きさになり
いつの間にか巣立ってしまう大きすぎて巣に3羽は無理となるためだ
巣立った幼鳥は人を恐れない1メートルくらいまで近づいた時もある
だが親がどこかで監視しているこれ以上近づくと人間でも危険だ
親は幼鳥のいる場所にえさを落とす飛ぶ練習が始まる
とにかく見ていて面白いもうすぐこの場所を離れて
獲物を捕獲する訓練場所へと....
オオルリや出逢いの森で日が暮れる 桜散り渡りの終わりのキビタキの羽を休める秋葉公園 オオタカの子育は残酷だとても見続けることができない
親鳥が仕留めたキジバトをくちばしでつついて解体し
ひなに食べさせるのだが血がしたたり落ちているのだ
何やら寒気がしてくる食物連鎖の頂点の弱肉強食の世界
人間の世界もと思うとこれが現実とはいえ
とても見続けることができない
ルリビタキ今年も同じ公園で同じつがいのプチ見え隠れ オオタカや子育て急ぐ新緑の頃 歩道橋の向こうに見える廃ビルはやけに冷たくて
服のポケットにいれた夢でさえ壊していくような
誰かが歌うこの星の讃美歌に
出逢えるのならもう一度だけ歩き出そう
楽園行きの列車が駆け抜けていく一瞬のまばたきさえ許さないように
通りすぎた過去のあやまちさえぬぐって
孤独な少年が旅する路地裏は荒れていて
スーツの袖に隠した夢でさえ奪いそうだね
....
不幸せの尾を追い迷い込んだ迷路には
厄介な問題を抱えた聾唖(ろうあ)の男たちがいた
彼らは僕らを睨みつけ時には唾を吐きかけた
僕は泥のついた頬をぬぐって前を見据える
街灯には蝶が止まり妖しげな光をまき散らすけど
心の奥底に眠る少年が僕の未来を変えていくのさ
手の届きそうな宝石の島そこには限りない時間があり
あらゆる夢が叶えられてそ....
鳥が飛ぶ一斉に
羽根をもがれた鳥も翼を奪われた鳥も
みな一斉に
孤独を知らぬ者はない
歓びを知らぬ者も
ただ与えられた使命のままに
空を飛ぶ
運命に抗う者はもはやいない
ただ彼らの知る未来は果てしなく遠い
明日へ向かう鳥の群れを
人はこう呼ぶ「情熱の名前」と
蝶が舞うその心の赴くまま
極彩色の羽根も灰色の羽根も区別な....
郷愁を呑む
換気扇は回りカタカタと音を立てる
朝起きがけの夢の跡とコーヒーの味は苦い
悪友の葬儀は明日への吉兆
出かけるのは僕
喉元を腫らしてタテガミのように波打つ髪を撫でる
顔を洗う僕の記憶に飛び込むのは母の笑顔
ピアノの音がぶつぎれに聴こえてくる
ピアノを弾いたのは僕
音色が終わる前に僕は記憶を断つ
亡き母の写真を見なくなり遠く日が....
あの娘との人生は大事じゃない
僕は分からず屋でワガママ
このだだっ広い世界にはまだ見ぬ輝きで満ちていて
それが僕を手招きするんだ
あの娘との人生は大切じゃない
僕は愛なき人でエゴイスト
この水平線の向こうにはまだ見ぬ光が溢れていて
それが僕を捉えて離さないんだ
それが僕の「自由」
凍える体を抱えて雪の中を歩く
手はかじかみ口は冷たくなるばかりだけど
....
性欲情欲に溺れて理性は打ち捨てた水に弾ける未来の幻想
僕らは手に手をつないで太陽の情熱に焼き焦がされる
罪や罰だなんて忘れてしまったそれが僕らの{ルビ性=さが}
そういや僕らの裁判官はドラッグに身を捧げたって話
そういや僕らの裁き人は当の昔に神であるのをやめてしまった
憂鬱な曇り空のあとには晴れ模様が広がるって噂だったが
神格化されたあいつそうあの....
幸せな人になろうとする
そして、努力してその人を目指す
目標に届かず人を妬む
サイコロをふる
ほとんどがハズレ
幸せな人の気持ち、状況を
思い浮かべる
幸せな人になったように想像する
幸せな気分になり
その人に感謝する
サイコロをふる
アタリが3回連続で出る
byf
人が詩を書く理由
自分を表現するため
何故表現するのか
見てもらいたいため
何故認められたいのか
孤独なため
人を繋ぐためのもの
それが芸術である
byf
心と世界は離れない
心の中に世界はあるから
心がなければ何も見えぬ
心がなければ世界は存在しない
心が作り出す世界
byf
この世界の仕組みは
被造物に表れる
花が枯れたあとに種子を残すように
この世界が散った後
新たな芽を出すであろう
byf
この世界は全てのモノが作った
我々は手足である
神と呼ばれる者は頭部である
では頭はどのような方か
全てである
byf
人は年をとるたびに衰える
しかし、水が自分を犠牲にして木を潤すように
木が火を燃やすように
そして、火が自分を犠牲にして土に命を与えるように
土から金がとれるように
体も己を犠牲にし心を研ぎ澄ます。
byf
今日もギター弾いて君への歌を探してる
このコードも違う。「Am」でもない。
僕が探してるコードは「I」。
僕と君とを繋ぐコード「アイ」。
響きにも言葉にもできない君への愛
byf
投稿者「st」の検索結果
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
アオサギst短歌1*16-6-5 4:31
忍者ヨシゴイ 葉隠れの術 st自由詩2*16-6-4 7:14
ヨシゴイst短歌2*16-6-4 7:08
コゲラ 警鐘の詩人st自由詩1*16-6-3 11:23
コゲラst短歌2*16-6-3 11:15
帰りそびれた白鳥st自由詩1*16-6-2 5:05
白鳥st短歌1*16-6-2 3:57
野鳥のオアシスst自由詩1*16-6-1 10:27
カッコウst短歌1*16-6-1 6:50
カワセミst短歌1*16-5-31 14:19
コルリst俳句0*16-5-31 12:28
オオタカの幼鳥st自由詩2*16-5-31 3:55
オオルリst俳句1*16-5-30 13:27
キビタキst短歌016-5-30 9:40
オオタカの子育は残酷だ st自由詩116-5-30 6:23
ルリビタキst短歌1*16-5-29 10:31
オオタカ st俳句016-5-29 6:25
楽園行きの列車stereotype2085自由詩117-4-3 20:58
宝石の島stereotype2085自由詩017-3-29 19:27
情熱の名前stereotype2085自由詩117-3-29 13:16
郷愁を呑むstereotype2085自由詩417-3-22 4:03
未来へstereotype2085自由詩217-3-19 8:36
streotype2085stereotype2085自由詩417-3-18 20:20
運がいい人と悪い人の違いF.philogist自由詩017-8-10 12:15
人が詩を書く理由F.philogist自由詩017-8-7 3:49
心が作り出す世界F.philogist自由詩117-8-6 19:22
世界が滅んだ後はF.philogist自由詩1*17-8-5 1:14
世界の成り立ちF.philogist自由詩017-8-5 0:57
人間は醜くなっていくF.philogist自由詩1*17-4-1 14:47
言霊「アイ」F.philogist自由詩2*17-3-30 10:24

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19