さよなら、が瞬いては消えて
こころに小々波もおきない
からだの輪郭はどこかに消えて
狭い部 ....
夜の亀裂
深紅の木漏れ日
まといつく闇の交線を解いて
夜の頭部は眠る
微かなる先端の緊張 ....
桜並木から運ばれた花びらや砂利が
しみったれた街道を明るく染め上げる
肌寒そうにぶらり スーツが ....
僕らの未来に、星がありますように。
蕩けた
さくらんぼ
季節外れの台風が
火照った頬を慰めながら
笑う
笑う
笑いな ....
今は詩に浸る
心が固い
消しゴムやスポンジで
擦られて
そのカスや泡で
見えなくなった ....
はこびなさいとおそわった。つたえなさいとおそわった。でも、ほんとうにしたかったことではなかった。(い ....
嫌なことがあった
再入院だ
土日くらいは帰りたい
嫌なことがあった
死ぬこと ....
宵はカラスの群れと羊たちのサーカス
銀の膜に薄く張り付いた星が剥がれていく
触れなかったあの子と ....
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