氷の上を
ボクは滑る
つーっとおなかで
海へドボン、だ
好きになったら
ことばにしなさ ....
砂地に沈み込んでいく靴底が見る夢はいつだって暗い地底の景色、目のない生きものたちが泳ぐ鏡のよ ....
『傷つかないで』と言われても
そんな風に心が自由に操作できるものなの?
思うように世 ....
あぶない川の上にあぶない橋を架けてはいけない
勿論だよ
わかっているさ
わかっているのに
あ ....
夕暮れ時間
謝る姿勢がなっていないと
夜中の二時に怒鳴られて
周波数は応答せず
....
今日はピアノを弾きたい気分。
音楽を聴くんじゃなくて奏でたい気分。
今日はあなたに会いたい気分。 ....
初恋の人 今更 夢に出てこなくっても。
今時とびっきりの美人より どこにでもいる ちょ ....
○「理解」
理解しようとしない人たちに
いくら言っても
疲れるだけだ
言う前にまず
理解し ....
人は何を憶え、何を忘れるべきなのだろう。
小学生だったある日。英語の授業のとき。先生が「時間が ....
みんなとちがってもいいし、
まちがったって、みんないい
でしたっけ?
人とちが ....
時は贈り物だ
どんなに惨めで
苦しい時であっても
なにやら知った風な顔をして
そう言い切 ....
{ルビ更紗=サラサ}の手触り 色彩の氾濫 溺れるこの夢の確かさ
{ルビ伽羅=キャラ}の薫り 裸身に ....
ああああア
いいいいイ
ス
食べたい
食べた 胃 を
ああああア
椅子が 食べた ....
広がりのある空を演出するのは雲
一つ一つの流れが急で
視界が追い付かぬ瞬間も
心ばかりはゆ ....
日常を薄めた森の中
ようこそ、新しい日常へ
ピクニックへ行きましょう
ここには迷い ....
街にあかりが灯る頃
私は一人歩いてる
孤独にもがきながら
今を生きるには
こういう時 ....
イオンモールのなかにある書店で休日のいっときを過ごした
私が読みたい本はこれといってなかったけれど ....
やれ金魚にほんまにカルキ抜いて欲しいのかと訊ねる
心底犬の一声恋しい五月の深夜
私は妙好人ではないけれど
生駒山の山上で夕陽を見て単に
西の方角に西方浄土があるとか思わないけれ ....
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