夕空がずっとあのままになってる
写真みたいだね
つりさげられて展示物のふり
僕は脹らんで大きく ....
僕と踊った夜を思い出して
あのとき、踊らないと死んでいたよね
「そういう目、とてもすき」
....
友人が草間彌生を見ようというので
六本木にむかった 私は
目の前の長蛇の列に並びながら
カ ....
クソ知識をちりばめれば
箔が付くと勘違いしている
バカ自称詩人がいる
こういう奴らには
バカ ....
私に類似した何かが増殖する
濡れそぼつ
海からあがり
意味もないのに
安ベッドの上で
....
薄暗くなった空
やがて月が昇るのだろう
子供の笑う声
どこかで犬が吠えている
妻が夕餉の支度 ....
皐月
初夏の日差しに
こころ躍る
目に染みる景色は
老人の心に
夢を与える
水無月
蛍 ....
突然の雨には慣れているが
突然の晴には慣れていない
騒然の風には慣れているが
騒然の凪には ....
通り過ぎてゆく連中の靴はどれも洗いたてみたいに艶めいていて、おれは自分の薄汚れたスニーカーを見下 ....
脚を組む時に引っ掛けたヒール
タイツの穴が花火を上げると
破れた空には星のようなラメ
ハンカチ ....
そんたく、かあ
雰囲気づくり
出たとこ勝負
なるようになるさ
神様は人間、だ ....
犬は
においで
人間のことを
じつはたくさん知っている
犬に
言葉が話せたら
いろい ....
ぼやき・愚痴・嘆きの野原
★゜*。。*゜☆゜*。Teardrop Field 。 ....
咲いた翌日から続く
低温と
強風にも耐え
寄り添って直立を支えあう
ある日訪れる真夏の陽 ....
河川敷の高架橋の下に
近隣住人達と一緒に逃げてきた
誰一人として取り乱したりせず
それは落ち着 ....
まるこはコンビニの前で悩んでいる
おかしいな年賀はがき買ったはずなのに
口座の中に1万円が残って ....
曖昧に照り輝き
君は照準をなくす
人から言われた言葉で踊り
どこかしこに突入する
....
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