夢と幻は永遠の無限 妄想の遺書に うなされる月/八十作品/板谷みきょう
 

過去を知ってる ソーダ水の泡の粒
少年のようには もう語れない 愚かに躊躇う
想いのしずく 想いたくして指先に蜻蛉
自惚れバカでも うまくいかないもの
秘めた想い出は 何になるのだろう
想いに消されぬように透き通っていくよ
泣きながら褪せゆく想い 笑いながら星を見て
人は人との関係を どうして求めてしまうの
       ☆**☆**☆
失敗を繰り返した 太陽の熱 悲しい性よ
さっきまで絡まっていた 指先の恋愛 
歌いながら 書きながら 月を見て
笑顔は今でも 脳裏に焼きついている
一枚ずつ剥がれ落ちる夢の中でも ひとり誓う
しんみり辛く哀しく ちょっと切ない
宵闇
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  グループ"一行詩"
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