高台の森には青い鳥が住むのか。/プル式
にある言葉も未来も要りません。
ですからどうぞ どうぞお願いですからそのまま
そのまま私に接吻を下さい私は
私は体中から出来る限りの愛情と出来る限りの
毒をあなたに送りますから
どうぞ私の唇にからだにあなたの思いの
最期の記憶を下さい。
あの時急にドアの外にあなたが出るものですから
少し寒いなと思いながらわたしも外に出たのです。
あなたがそのまま消えてしまう気がしていたのです。
だのに私が外に出てあなたに話しかけようとしたらば
あなたは急に踵を返し車に戻るものですから
私はどうしようもなくただ遠くを見つめる以外に何が出来たでしょう。
知っていましたあなたの
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