記憶の断片小説・ショートシネマ 「ロイド」/虹村 凌
クな快感と、初めて会ったロイドの前では曝け出せない醜態と思う、
その調度真ん中で、僕は実に中途半端なリアクションを取っていた。
余裕を演じる僕が少し勝って、ライチは少しつまらなそうに、
「余裕ぶっちゃって。いつもは、もうちょっと可愛いのに。」と言った。
それじゃあツマラナイと思った僕は、目隠しをして、
手を後ろで縛る事を提案すると、ライチは即座に僕をその状態にした。
僕は半分脱がされて、二人の女の子に体中をまさぐられた。
瞬く間に僕は勃起し、ロイドは手でこすり始めた。
危うく彼女の祖母の家で種を撒くところだったけれど、それだけは何とか阻止した。
良く阻止できたな…。
乾燥した僕
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