48、放課後 【ほうかご】/
雨宮 之人
時は来たれり
椅子に縛らるる義務から
時は至れり
放たるる その時へと
見るが良い
若き年月(としつき)はこんなにも
輝けり 嗚呼
ひたすらに 自由なり
時は 彼らのためにあり
かくも我 年老いたるか
響き渡る鐘 懐かしきかな
見よ 背には翼よ
どうか折れぬよう
空がただ 広くあるよう願う
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