「よい詩人」とは何でしょう。/ななひと
 
人も、何らかの評価にさらされているということ、逆に言えば、そうした評価を逃れて「この人は「よい詩」を書く」ということができる絶対的な神のような人は存在しない、ということです。
さて、今はいわゆる「有名な」人からの評価について主に述べてきたわけですが、今度は人数の問題に移ります。多くの人に「よい詩人」と言われると、当然人はよい気持ちになるわけですが、じゃあ人数が多ければ「よい詩」と決まるのは当たり前なのか。人数、というと、何か力を持っているような気がしますが、そこにはいろいろな考えを持った人がいるわけです。しかし皆現代という時代を共有していて、その基準から琴線に触れる詩を「よい詩」と言ったら、みん
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