あなたへとつながる道を/ベンジャミン
白いノートに
木を三つ書いたら
それが森になりました
空を支えるように
枝の真似をして手を広げれば
わたしもまるで木のようでしたが
何かが足りない気がして
淋しくなりました
だから慌てて
夢や希望と書こうとしたのに
どうにも上手く書けなくて
かわりに
あなたの名前を書いてみたら
胸の奥が熱くなって
明日が待ち遠しくなりました
たとえ明日と書いても
明日になるわけではないのだと
知っていたから
今日を懸命に生きようと思いました
そのために
これから道を書こうと思います
真っすぐには書けませんが
あなたにつながっていると信じています
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