青い鳥が青いことを知っていても/ベンジャミン
青い鳥が青いのが
当たり前だと思ったら
僕らは青色を見失ってしまう
手放しても惜しくもなく
逃げてしまっても気づかないままに
そしてまた
青い鳥を探すのさ
見つけるための努力の跡も
見つけたときの感動も
留めておくのは困難だから
特別ではないことの大切さを
僕らは焼き付けることができるのか
青い鳥は
まるで僕らを試すように
その鮮やかすぎる青色を空一面に広げて
さらに深い青色を
僕らの瞳にかくしているんだ
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