そんなときそらはきれいに見える/ベンジャミン
そこから
君のささやきが聞こえるだろうか
とか
考えながら
そらからは
たくさんのものが降ってくるから
それを受け止めることに必至になってしまって
それがそらから降ってきてるってことを
忘れてしまいそうになるけれど
これから見上げるそのそらの先に
どうか君が見えますように
そこから
見つめかえしてくれる君の笑顔が
そのそらから
感じることができますように
その
そらから
また 別のそらが
ここに広がってくれますように
神様なんて信じていない
けれど
何かを願うとき
胸の前で
手をくみかわすのはなぜだろう
それは
そこに幸せがあると信じる気持ちが
まるで太陽のように輝いているからだと
そう思えるとき
こんなにもそらは
きれいに見えるのだと
それは
誰に教わったわけでもないのだけれど
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