5歳3ヶ月/衿野果歩
 

穴を掘り続けたのは
きっと寂しかったから

ひとりぼっちの夕方を
埋めてしまいたかったから

今はわかってる
あの頃も 今も

円形の砂場から
立ち上がれないの

   グループ"創書日和、過去。"
   Point(4)