記憶の断片小説続編・ロードムービー「卒業」/虹村 凌
 
距離は近づいた。
しかし、以前、友達の彼女って言う存在なんである。(俺は惚れていたが。
しばらく歩いて、確かエクセシオールだったと思う。カフェーに入った。
舞子の話だと、嘉人は今日、新しい携帯を買いに新宿に来るらしい。
そして、俺と舞子が会う事を知っているらしい。勿論、舞子から聞いたのだろう。
 俺は嘉人なんて恐くなかった。喧嘩になっても負ける気は微塵も無い。
俺と舞子は、隣に座ってた客が逃げ出すような、痴話話、下世話な話をした。
俺は舞子に犯されたかった。舞子は俺に犯されたかったらしい。
しかし、それは許されない。まだ、関係は友達でしかない。

 本当かどうかわからないが、彼
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