花言葉?/石瀬琳々
 
草あざみ風はどこへと吹くのやら
    一人の道に時は惑いて


くちづけはブーゲンビリアあかあかと
    見つめる瞳にしずむ太陽


透きとおる項(うなじ)をみせて月見草(つきみぐさ)
    ふとした香りに闇夜はふける


暑き日の人くちびるの悩ましさ
    カンナに焦がれ過ぎてゆく夏


すくと立ち光にむかうその姿
    真昼ひまわりそれのみ希(ねが)う





   グループ"薊道"
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