ポエム岬/モリマサ公
 
たのである

あのとき
私はポエム岬の先っちょから海の向こうの世界をおもい
空とうみの境目にめをこらして
なぜここにいるのかとか
そうしてここはどこなのかとかおもっている瞬間や
その瞬間に世界はこんなふうにみえていたということや
ここから色あせていくおもいをいかにリアルに切り取るか
そういうことに集中することによって
自分をなんとかコントロールできるようになった
これがわたしとポエムとの出会いだ

それからのわたしは毎日ポエム岬の先っちょの崖っぷちにたち
その落差などに自身のピントをあわせポエムをつくり
その時間をさらに客観視できるようになるため詩の朗読なるものをはじ
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