音楽/岡部淳太郎
 
る、それらをひろい
あつめては、ら、ととなえながら、また、ば
らまいてゆく、このちっそくしそうなくうき
のれつを、おしのけて、たかく、ながく、ら、
をうたう、うたえばかみはふきとび、つるり
とすべる、つるとかめのこころも、いやされ
る、うらがえるおもいで、たまげるこのは、
それらとともに、いみのない、ら、のうたを
うたう、ら、るりのいろ、のおと、そのひと
ことで、せかいはおよいでゆく、ら、ら、わ
たしはおんがく、ら、とともに、きえてゆく、



(二〇〇九年八月)
   グループ"散文詩"
   Point(3)