あさが くる/ふるる
た
そのみずのなか
のなかで
夢を見ることもなく
こわいことはもうすんで
傷はもうきずではなく
きずな、でありつつある
長いいっぽんのロープが
ぼくらのへそからは常に垂れていて
ねじくれたそのかたちてにとり
うなだれている君
君のてはぼくらのかわりにいつもよごれて
ぼくは洗いたい
みずで
ねむろうねむろう
もうねむろう
よるのなか
ぼくらは君を洗い
君のよごれたてを洗う
洗われてあたらしい君の手
君は、
もういいのよって、手を伸ばして
たちあがる
あさひ(のように)
たいよう
やさしくはえかわり
君がわらうと
ぼくらがいっぽんい
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