使徒の竜と契約を巡って/りゅうのあくび
詩作の使徒である竜は
本来は人間よりも
知性的なところがあって
戦争嫌いで
武器よりも
言葉をいつも選ぶ
種族なのだ
最近少し騒がしい
契約の相手である
その竜との関係を
改めて考え直す
はめになっている
哀しい気持ちもあり
やりきれないのだが
しょうがないのだろう
佳境の時には
幻となって現れるはずの
竜の使徒がつぶやく
最近の言葉は
真剣に人間の
幸せなどと云うものは
あまり深くは
考えていないようである
時々その激情に流されて
その務めを果たせない
何か事情があるのだろう
いつも生命の煌く
灯火についての
想いをしっか
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