キングダム・ブレイク[或いは]巡る吟遊詩人/ゴースト(無月野青馬)
この宝玉の防御がある限り
マモノはヒトガタには触れられない、マモノを無力化出来るという触れ込みだった
名探偵は守りを固めて
調査を続ける
名探偵は調査を続けた
身の危険は無いのだポリス・マン達も探偵自身も錯覚していた
錯覚していた
錯覚したまま
1週間後
名探偵は
サイコロステーキのようになり発見された
オーブは粉々になっていた
加護が無かったのかもしれなかった
ヒトガタ長老は
姿をくらませた
約600年間に渡り
町のヒトガタ達の指針だった
長老の家系はこの時雲散霧消した
長老の
裏切りによって
名探偵は冥土へと行ったのか
真相の究明は誰に出来るの
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