ロックシティ・オブ・ザ・デッド/ゴースト(無月野青馬)
 
青年」
次は
あらゆる種類の圧力の改変を希求しているように思えた
「私」は
「青年」の暴走を止められなかったことに
多少なりとも責任を感じていて
思い悩んでいた
袖振り合うのも多生の縁
此処で逢ったが三年目
「私」から
「彼」に対して
出来ること、してあげられることは
この際
思い残すことなくしてしまおうと
決意した
だから
どんな結末になっても
受け入れる用意をした
「私」は
「レット・イット・ビー」を聴かせようと思った
そして
もし
「私」の切り札である
「レット・イット・ビー」を聴かせても救えない場合には
最悪の幕切れも有り得るのだと覚悟した
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