川柳が好きだから俳句を読んでいる(4、飯島晴子のこと)/黒川排除 (oldsoup)
 
にこころを和ます独特の雰囲気に踊っている。ここまではいい、最高だ、その後からは例に漏れず、よく言えば伝統に傾いた、悪く言えば何のひねりも無くなった、作風になった。なってしまった。おれは自殺した人間を許さないのでなってしまったと言いたい。

 幻聴の鞭鳴る月明のアイリス
 熱風の石階乳母車堕とす

 そもそもの飯島晴子の作品との出会いはデータベース乱読ではない、ブックオフだ(ブックオフ最高!)。オムニバスでもそうだが、飯島晴子という名前が普通すぎて目を引かないから作者別一覧でもそこにそういう素晴らしい俳人がいることに気付かなかった。赤尾兜子なんかは逆に名前が尖り過ぎてて一発で目につくんだけ
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