遠くで吐きたい/
花形新次
田舎の酒場で一人飲みたい
どこか遠くで吐きたい
知ってる人が誰もいない
そんな酒場で
飲んで吐きたい
生ビール
コップ酒
焼酎のオンザロック
肴は地のもの
獲れたてのもの
たらふく食って
全部吐きたい
洒落た店
洒落た酒
洒落たおねえちゃん
必要なし
旅の恥は掻き捨て
だから
どこか遠くで吐きたい
「旅とお酒
どちらもとっても素晴らしいですね。
永七輔でした。」
前
次
グループ"パロディ詩"
編
削
Point
(2)